原作は江口寿史の漫画作品
週刊少年ジャンプで1981年45号から 1983年51号まで
多くの休載を挟みながら連載された。
その後長期中断を経て27年越しで完結した。
余談ですが「コンプリート・エディション」(全3巻)が
只今現在「Kindle Unlimited」で 読めます。会員は無料です。
1983年5月20日から1984年1月27日まで
金曜日にフジテレビ他で放映されました。
全35話。
母との死別をきっかけとしてヤクザの大空組に世話になる事と
なった坂本耕作。同学年で「大空組」一人息子の大空ひばりとの
ラブコメディが始まる。
坂本耕作
主人公。若葉学園に通う高校生。ボクシング部に入部。
ボクシング部マネージャー理絵に好意を抱く。
大空ひばり
主人公。男だが、性自認は女、恋愛対象は男性。
若葉学園に通っている耕作と同学年で彼に好意を抱く。
理絵
若葉学園ボクシング部マネージャー。女性
TVドラマ「それぞれの孤独のグルメ」第11話
憧れの江口寿史先生の新作漫画の連載を実現させた漫画編集者の西崎栞。
締め切り当日に先生が失踪、吉祥寺の街を探し回る。
上記ドラマで思い出した「ストップ!! ひばりくん!」でした。
40年前にLGBTを先取りした作品です。
まあひばりくんが魅力的です。
戸惑う耕作君も可愛い。
笑った後にLGBTについて考えてしまいます。
当人同士が良いのなら「それも有りよね」と。
EDの歌が全て説明しています。
あいつは彼女が スキだと言うし
彼女はこいつに 夢中の様子
ところがこいつは あのこに want you
あのコはあいつに 片想い
誰か スッキリさせてよ
とても まともじゃないのよ
どうにも こうにも 複雑な関係
コンガラ ガッチャカ コンガラコネクション
からんで こじれて もつれて よじれて
複雑な関係—-!
なんとかしたいと 思うのだけど
何度か努力は してみたけれど
問題多くて お手上げ give up
人間関係 むずかしい
誰か ハッキリさせてよ
これじゃ 事件が起きるわ
あっちも こっちも 複雑な関係
コンガラ ギリギリ コンガラコネクション
ほどいて ゆるめて バラしてみたって
複雑な関係—-!
監督 水島精二
脚本 虚淵玄
原作 ニトロプラス 東映アニメーション
上記で2014年11月15日に映画公開されました。
続編の『楽園追放 心のレゾナンス』は 2026年公開予定。
ナノマシン技術の暴走により地上文明の崩壊をもたらした「ナノハザード」によって、
廃墟と化した地球。
人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって
電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。
ディーヴァ保安局のアンジェラは電脳世界の平和を守るために、地球に潜む犯人
フロンティアセッターを捕まえに、ディンゴという現地民と協力して調査を進めて行く。
悪意も無く、友好的で、人間ですらなかったその犯人フロンディアセッターの
本当の目的を知ったアンジェラは、それがディーヴァへの反逆であること、
実行すれば自分が2度とディーヴァに戻れないことを覚悟の上で、
ディンゴと共に彼を守る戦いに身を投じる。
フロンティア・セッターは紆余曲折の末、無事外宇宙に旅立つ。
アンジェラ・バルザック
ディーヴァ保安局に所属するシステム保安要員。
金髪碧眼の女性、精神的実年齢は20代半ば。
フロンティアセッターを調査するため、生身の身体・マテリアルボディを
得て地上に降りる。
ディンゴ
アンジェラが現地オブザーバーとして徴用した地上調査員エージェント。
電脳パーソナリティ化は拒んでいる。
フロンティアセッター
地上からディーヴァにハッキングをしかけているクラッカー。
正体は、外宇宙有人探査船ジェネシスアーク号建設進行管理アプリケーションに
付随する自立最適化プログラムが前身となり、
アップデートの末に自我を持った人工知能。
高度に独自の成長を遂げた野良AIである。
ディーヴァ保安局高官
ディーヴァ保安局上層部の三者。それぞれゼウス、仁王像、ガネーシャ風の
外見(アバター)をとっている。
電子情報となった人間と、生身の人間。どちらが幸せか?
アンジェラがフロンティア・セッターと共に
外宇宙へ旅立つ未来も有るように感じたのですが。
ヒロインは可愛い、作画も綺麗、お話も王道のSF。
しかし「虚淵玄」ならもう一捻り欲しかった。
続編『楽園追放 心のレゾナンス』が 2026年公開予定。
14年ぶりの続編、見応えある作品期待してます。
原作は山口悟。
小説家になろうで2014年7月6日 – 2015年3月23日掲載。
2020年4月から6月まで第1期
2021年7月から9月まで第2期
2023年12月8日に劇場アニメ公開
カタリナ・クラエス
本作の主人公。クラエス公爵令嬢。
やや吊り上がった目を持つ女性。
カタリナ自身は悪役顔と自称する。
8歳の時の事故で前世のオタク女子高生だった記憶が蘇り、
自分が乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』の悪役令嬢役だと気づく。
ゲームの知識により自分が「国外追放」または「死亡」
でいずれ破滅することを知っているため、
これら「破滅フラグ」を回避すべく行動を起こす。
前世の人格によって鈍感だが優しく朗らかな性格となっており、
その結果周りに好かれる「天性の人タラシ」となったが本人に自覚はない。
マリア・キャンベル
乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』の主人公。
ゲーム通りに貴族令嬢らのイジメに遭うが、
カタリナに助けられいつまでも一緒にいたいと強く慕うようになる。
ジオルド・スティアート
ソルシエ王国の第三王子。アランの双子の兄。
金髪碧眼で王子らしい気品を持つ美少年
あらゆる才能に溢れ、大抵の物事を卒なくこなす
性格が変わったカタリナにゲームの設定とは反対に強い興味を抱くようになる。
キース・クラエス
クラエス公爵家の跡継ぎ(養子)。カタリナの義弟。
色気溢れる美少年。幼少時にトラウマを解消してもらい、
義姉カタリナに恋心を抱くようになる
アラン・スティアート
ソルシエ王国の第四王子でジオルドの双子の弟。
野性味のある美形の美少年。
カタリナへの恋愛感情を自覚した後も兄の婚約者として一歩引いた態度を取る。
ニコル・アスカルト
アスカルト伯爵家(ソルシエ王国宰相)の長男。
黒髪で人形のように美しい、老若男女問わず魅了する美少年。
自分を唯一理解してくれたカタリナに恋心を抱くようになる。
メアリ・ハント
ハント侯爵家の令嬢(4姉妹の四女)。アランの婚約者。
カタリナとの出会いによって彼女に惚れ込み、
可能なら、カタリナとどこか遠い地方に逃げて二人きりで暮らしたいと思っている。
ソフィア・アスカルト
アスカルト伯爵家(ソルシエ王国宰相)の長女。ニコルの妹。
カタリナと親友関係になる。
カタリナの生前の親友・佐々木敦子が転生した姿。
ソフィアに前世の記憶が無いため、カタリナもソフィア本人も気づいていない。
第1話 前世の記憶を思い出してしまった…
第2話 王子に勝負を挑まれてしまった…
第3話 麗しの美形兄妹と出会ってしまった…
第4話 魔法学園に入学してしまった…
第5話 主人公の実家にお邪魔してしまった…
第6話 夏休みだから楽しく遊んでしまった…
第7話 危険なダンジョンに入ってしまった…
第8話 欲望にまみれてしまった…
第9話 パジャマパーティで盛り上がってしまった…
第10話 破滅の時が訪れてしまった… 前編
第11話 破滅の時が訪れてしまった… 後編
第12話 最終イベントが来てしまった…
お話は勘違いと思い込みでカタリナ有利にスラスラと進行します。
カタリナの脳内対策会議、土魔法向上の為ホッカムリで農作業には笑ってしまう。
まあ癒し系アニメですね。
気分が落ち込んだ時に見ると元気回復出来ます。
第1期は良かったですが第2期、劇場アニメは今一歩でした。
原作 オケアノス
原案 村田和也、虚淵玄
監督 村田和也
放送期間 2013年4月7日 – 6月30日
話数 全13話 + OVA2話
遠い未来、遠い宇宙で人類は「人類銀河同盟」を結成し
宇宙生命体ヒディアーズとの殲滅戦争を続けていた。
戦う事しか知らない主人公レドは撤退中にワープから弾き飛ばされ
人型戦闘機「チェインバー」に搭乗したまま未知の宙域に転送されてしまう。
漂着した先は青き水の星。滅んだはずの地球だった。
巨大船団「ガルガンティア」の人達とのトラブルの末、船団で働くことになる。
レド
本作の主人公。16歳。人類銀河同盟軍の少尉。
ヒディアーズとの戦いでの撤退時にワープから弾き飛ばされ地球に到達する。
戦う事しか知らなかったレドは船団での生活に戸惑いながら
人間らしさを取り戻していく。
エイミー
本作のヒロイン。15歳。好奇心旺盛、活発な少女。
レドと係る事により、結果彼に目的を与える。
クーゲル
人類銀河同盟軍中佐。レドの上官。
レド同様、撤退時にワープから弾き飛ばされ
レドの位置から反対側の地球にに漂着した。
チェインバー
レドの乗機で、人類銀河同盟で広く運用されている量産型マシンキャリバー。
搭載AIは次第に自我が確立されていく。
01 漂流者
02 始まりの惑星
03 無頼の女帝
04 追憶の笛
05 凪の日
06 謝肉祭
07 兵士のさだめ
08 離別
09 深海の秘密
10 野望の島
11 恐怖の覇王
12 決断のとき
13 翠の星の伝説
OVA めぐる航路、遥か
前編 後編
1話前半での宇宙空間の戦闘シーンは迫力十分、引き込まれてしまう。
マシンキャリバーの造形デザインもマッチしている。
レドの成長物語でも有ります。
驚愕の事実。宇宙生命体ヒディアーズの正体が地球人類の一派とは。
宇宙空間の過酷な環境でも活動可能な万能に近い生命体になっても
知性が失われてはどうかと思うのですが。
では人類銀河同盟、地球で暮らす人類の存在価値はと考えると
種族を残していく事以外に考えにくくなります。
小松左京の『神への長い道』を連想してしまいました。
原作:岩田雪花、作画:青木裕による漫画。
2021年10月20日から『少年ジャンプ+』で連載中、既刊14巻。
アニメは第1期が2024年10月4日 – 12月20日
放映されました。全12話。アニメは原作の第5巻(33話)までとなります。
女子大生、桜木カナは内定がもらえず就職活動に苦戦中だった。
ある日、面接先で出会った魔法少女越谷仁美に導かれ、
ベンチャー企業である株式会社マジルミエに魔法少女として
就職することになる。
カナは、驚異的な記憶力を武器に、“怪異”と呼ばれる
自然災害に立ち向かっていく。
桜木 カナ(さくらぎ カナ)
まじめで、記憶力が良い努力家な性格
「些細な情報でも見逃さず」「多数の情報を瞬時に記憶、思い出すことが可能で」
「それら全てを律儀に報告出来る」能力により情報処理要員として活躍していく。
越谷 仁美(こしがや ひとみ)
株式会社マジルミエの専属魔法少女。良家のお嬢様育ちだが、ヤンキー的な性格。
魔法、魔道具を扱うセンスと運動能力は目を見張るものがあり、天才肌。
重本 浩司(しげもと こうじ)
株式会社マジルミエの社長。
魔法少女のコスチュームに身を包んでいるが男性。
第1話 株式会社マジルミエへようこそ
第2話 ホーキなんて楽勝だから
第3話 ウチの美学
第4話 ホイホイできただろ
第5話 協働業務
第6話 ミヤコ堂の魔法少女
第7話 結果と美学
第8話 魔法業界EXPO
第9話 仲間
第10話 銀次さん
第11話 アカネ燦然
第12話 一人とチーム
業務終了。魔法少女ものに、経済の概念を導入。
重本 社長曰く「大きすぎる魔法は 変異を更に強くするんです」
怪異が強力になる、耐性菌が登場する理論と同じですね。
効率、利益重視か、理想的解決策を手間暇かけても模索していくか。
災害防止の影で主導権争い、利権獲得が蠢く現実。
様々な事を考えさせてくれる良い作品と感じます。
1991年10月発売された「士郎正宗」の漫画1巻を原作としている。
アニメ映画は1995年11月18日に
監督「押井守」脚本「伊藤和典」で公開された。
2029年、
荒巻大輔を責任者、サイボーグの草薙素子少佐を隊長とする非公然で首相直属の
特殊部隊・公安9課、通称「攻殻機動隊”が誕生した。
正体不明の国際的ハッカー「人形使い」を追う公安9課。
紆余曲折の末、完全な生命体になろうとした人形使いと融合した草薙素子。
彼女の前には未知なる情報の海が広がっていた。
公安9課 内務省公安部内に設置された、内務省・首相直属の総合的な防諜機関。
俗称は「攻殻機動隊」
草薙素子(くさなぎ もとこ)
公安9課の現場指揮官にして実質的なリーダー。
かつて軍に属していた過去から、軍所属時の階級である「少佐」と呼ばれる。
荒巻大輔(あらまき だいすけ)
公安9課の課長。優れた政治的手腕と豊富な人脈を有する。
バトー
公安9課所属。男性型高出力義体を持つパワー型サイボーグ。
29年前の作品ですが、見応え充分。
「企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が
消えてなくなる程情報化されていない近未来」
電脳世界、戦闘シーン迫力十分。
監督「押井守」脚本「伊藤和典」の鉄壁コンビ。
娯楽性と哲学性のバランスも最高。
漫画原作とは若干方向性が違いますが、アニメの方が更に好印象でした。
原案 漫画家 ゆうきまさみ
監督 押井守
脚本 伊藤和典
1989年7月15日劇場公開
1999年夏。自衛隊の試作レイバーが突如無人のまま暴走するという事件が発生する。しかし、それは相次ぐ事件のほんの幕開けに過ぎなかった。
何者かが仕掛けたコンピュータウイルスによって、都内各所で作業用レイバーが
次々と暴走。
特車二課が調査に乗り出した。コンピュータ・ウイルスが仕掛けられた計画的犯罪で、
頭脳を操るコンビーュータOSのHOSが関係しているとわかる。
東京湾では今世紀最大の洋上工事計画=バビロン・プロジェクトが推進していた。
その洋上プラットホームは方舟。
一定の風速を越えた際に生じる高周波でHOSが暴走する事が判明。
そして超大型台風が東京湾に接近する。
特車二課の面々は台風上陸前に方舟を解体しようと乗り込むが、
作業途中でHOS搭載済みのレイバー達が暴走を始めてしまう。
襲いかかるレイバー達。その中でなんとか方舟の自己崩壊システムを起動、
方舟は崩壊し危機は過ぎ去った。
救援に駆け付けた後藤らのヘリコプターを発見した野明は、
満面の笑みを浮かべて手を振るのだった。
泉 野明(いずみ のあ)
1978年12月17日生まれ、20歳(1998年時点)。
高校卒業後に入庁、第2小隊へと配属。性格は快活で人当たりも良好。
強い正義感も持ち合わせており、時に後藤の命じる危険な任務にも躊躇はみせない。
篠原 遊馬(しのはら あすま)
一号機の指揮担当。レイバー製造企業「篠原重工」の御曹司。
性格は冷めた皮肉屋で口も悪いが、相棒である野明に対しては優しい心遣いを見せる。
後藤 喜一(ごとう きいち)
特車二課第2小隊隊長、三白眼、緩めたネクタイにサンダル(水虫のため)
がトレードマークの飄々とした昼行灯。
一癖も二癖もある人員ばかりの第2小隊をもまとめあげ、警察上層部との政治的交渉でも必ず自らの意を通すやり手。
太田 功(おおた いさお)
イングラム2号機操縦担当者。直情径行の正義漢。
過剰な現場主義と頭に血が昇りやすい性格のため、
命令や指揮を無視して暴走をすることも多い。
香貫花・クランシー(かぬか クランシー)
2号機のバックアップ
ニューヨーク市警察から半年間、研修のため特車二課に
派遣されてきた日系3世の女性警察官。
レイバー、それは産業用に開発されたロボットの総称である。
主に建築土木の分野に広く普及したが、レイバーによる犯罪も急増。
警視庁は特科車両二課パトロールレイバー中隊を新設して、これに対抗した。
通称、パトレイバーの誕生である。
25年前にハッカ-犯罪を取り上げた作品。
しかし第2小隊は魅力的な人達ばかりですね。
イングラムに愛情を注ぐ泉 野明。
御曹司でありながら、腰の軽い篠原 遊馬。
権謀術数おまかせの理想的上司後藤 喜一。
血の気の多い太田 功。
その太田よりも危険なクールビューティー香貫花・クランシー。
前半はレイバー暴走謎の解明、後半方舟でのバトルシ-ン。
合間の帆場暎一の転居(26回)を捜索した刑事と後藤隊長との会話。
(松井刑事)
それにしても奇妙な街だな、ここは。あいつの過去を
追っかけてるうちに、何かこう時の流れに取り残されたような、
そんな気分になっちまって。
ついこの間まで見慣れてた風景があっちで朽ち果て、
こっちで廃墟になり、ちょっと目を離すときれいさっぱり消えちまってる。
それにどんな意味があるのか考えるよりも早くだ。
ここじゃあ過去なんてものには、一文の値打ちも無いのかも知れんな。
(後藤隊長)
俺たちがこうして話してるこの場所だって、ちょっと前までは海だったんだぜ。
それが数年後には、目の前のこの海に巨大な街が生まれる。
でもそれだって、あっと言う間に一文の値打ちもない、過去になるに決まってるんだ。
たちの悪い冗談に付き合ってるようなもんさ。
帆場の見せたかったものって、そういうことなのかも知れんな。
見応え十分な作品でした。
原作は八目迷のライトノベル、2019年7月18日発売 全1巻。
コミックは2020年7月18日から発売全4巻。
劇場アニメは2022年9月9日 公開。
酒に溺れる父親と二人暮らしをしている塔野カオル。
彼は子供の頃妹を亡くし母親は家を出ている。
花城あんずは祖父に憧れ漫画家を目指すが、両親に疎まれ
田舎の学校に転校させられる。
塔野カオルは欲しいものが手に入るが、時間が100年も過ぎるという都市伝説の「ウラシマトンネル」を発見する。
塔野カオルは転校して来た花城あんずとトンネルを2人だけの秘密として共同戦線を張りトンネルを調査する。
浦島トンネルは 時間の流れが違うので、一秒で数時間が過ぎる世界。
花城あんずが欲しいのは漫画家になるための才能だった。
塔野カオルは亡くした妹を取り戻したい。
二人はトンネルへ入る計画を立てる。
「失ったものを取り戻す」
無くしたものを取り戻せる
塔野カオル(とうの カオル)
田舎町に住む高校生。
掴みどころがない性格のように見える
5年前妹カレンを事故で亡くした
事故は自分のせいだと考え心の傷となっている
花城あんず(はなしろ あんず)
塔野 カオルのクラスに東京から転校して来る
誰とも交際しようとせず、浮きまくる。
漫画家になる夢を抱いている。
今を捨ててまで過去に失った大切なものを求めるか、
大切なものを失った今を、新しく大切に生きるために求めるか。
絵が綺麗でストーリーも分かりやすい、SF青春物語。
ご都合主義は有るが許容範囲内でしょう。
主人公とヒロインの動向に的を絞ってシンプルに仕上げた作品。
セリフも少なく想像力を促してくる
余韻を残して終わるのも高得点でした。
劇場アニメは2022年11月11日公開。
小説 すずめの戸締まり は2022年8月24日 発売。
コミカライズ 2023年3月23日発売全3巻。
災害三部作と称される新海誠作品の三作目。
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
九州の町で暮らす高校生の岩戸 鈴芽は
「扉を探してる」という旅の青年宗像 草太に出会う。
彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で、謎の猫・ダイジンが現れる。
「すずめ すき」「おまえは じゃま」
ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと椅子に姿を変えられてしまう。
それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。
逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”が始まる。
岩戸 鈴芽(いわと すずめ)
宮崎県の静かな町で叔母の環と2人で暮らす17歳の女子高校生。
宗像 草太(むなかた そうた)
「閉じ師」として日本各地の扉を閉める為に旅をしている青年。すずめより4歳年上
『君の名は。』では彗星(隕石)、『天気の子』では異常気象による長雨。そして今作『すずめの戸締まり』では震災が描かれています。作品を重ねる毎に重くなっていきます。
原作は忍者漫画の巨匠、白土三平の「カムイ外伝」。
漫画は「週刊少年サンデー」1965年21号-1967年3・4合併号 掲載。
アニメは1969年4月6日から1969年9月28日まで
毎週日曜18時30分- 19時に放送された。
漫画は「ビッグコミック」に移り全20巻で完結している。
(最終話は「吸血」1987年3月25日号)
少年サンデー版では、中性的で色っぽいカムイがアニメでは少々男っぽい外見で描かれている。
高橋留美子が「少年サンデー史上最も心に残る作品」と絶賛した『源とツグミ』と同じく小山春夫、白土三平の実弟岡本鉄二が中心となって作画を担当していると思われる。
「ビッグコミック」版では、劇画調となり残酷面が強調されている。話は暗い、作画も
殺伐で救いが無い。その分リアルに感じるのですが。
個人的には小山春夫の作画が気に入っている。
自由を求めて忍者の世界を抜けたカムイは「抜忍」として追っ手と闘い続ける。
変移抜刀霞斬り(へんいばっとうかすみぎり)や飯綱落し(いづなおとし)といった
忍技を駆使し終わりのない旅を続けていく。
「今日もまた太陽は昇り、川は流れる。
忍びの世界には何人も犯すことのできない掟がある。
その掟を破る者には「死」あるのみ。
だがここに一人の男があった。
太陽のきらめきも月光の蒼明も一瞬、死の伴奏と変わる
その定めを自ら選び、貫いてゆく者。カムイ、忍者カムイ」
上記冒頭の語りが印象的でした。
今回、「漫画」「アニメ」を再視聴しました。
1969年の作品(55年前)ですので作画は今の時点で見ると簡素ですが
演出は現在の作品に負けないと感じました。
第9話「暗鬼(あんき)」
追手は誰か、小屋で4人と一緒になったカムイは疑心暗鬼に陥る。
ミステリ-要素も含みながら物語は進む。
今見ても引きこまれ、視聴後、様々な事を想起させてくれる作品でした。
1話 雀落し
2話 飯綱落し
3話 月影
4話 むささび
5話 五ツ
6話 木耳(きくらげ)
7話 常風(とこかぜ)
8話 九の一(くのいち)
9話 暗鬼(あんき)
10話 空蝉(うつせみ)
11話 下人
12話 狂馬
13話 天人
14話 移し身
15話 老忍
16話 抜忍
17話 黒鍬
18話 追跡
19話 りんどう
20話 憑き移し
21話 女左衛門
22話 一白
23話 双忍
24話 鮫殺し
25話 月日貝
26話 十文字霞くづし