月別アーカイブ: 11月 2024

夏へのトンネル、さよならの出口

原作は八目迷のライトノベル、2019年7月18日発売 全1巻。 コミックは2020年7月18日から発売全4巻。 劇場アニメは2022年9月9日 公開。 酒に溺れる父親と二人暮らしをしている塔野カオル。 彼は子供の頃妹を亡くし母親は家を出ている。 花城あんずは祖父に憧れ漫画家を目指すが、両親に疎まれ 田舎の学校に転校させられる。 塔野カオルは欲しいものが手に入るが、時間が100年も過ぎるという都市伝説の「ウラシマトンネル」を発見する。 塔野カオルは転校して来た花城あんずとトンネルを2人だけの秘密として共同戦線を張りトンネルを調査する。 浦島トンネルは 時間の流れが違うので、一秒で数時間が過ぎる世界。 花城あんずが欲しいのは漫画家になるための才能だった。 塔野カオルは亡くした妹を取り戻したい。 二人はトンネルへ入る計画を立てる。 「失ったものを取り戻す」 無くしたものを取り戻せる 塔野カオル(とうの カオル) 田舎町に住む高校生。 掴みどころがない性格のように見える 5年前妹カレンを事故で亡くした 事故は自分のせいだと考え心の傷となっている 花城あんず(はなしろ あんず) 塔野 カオルのクラスに東京から転校して来る 誰とも交際しようとせず、浮きまくる。 漫画家になる夢を抱いている。 今を捨ててまで過去に失った大切なものを求めるか、 大切なものを失った今を、新しく大切に生きるために求めるか。 絵が綺麗でストーリーも分かりやすい、SF青春物語。 ご都合主義は有るが許容範囲内でしょう。 主人公とヒロインの動向に的を絞ってシンプルに仕上げた作品。 セリフも少なく想像力を促してくる 余韻を残して終わるのも高得点でした。

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すずめの戸締まり

劇場アニメは2022年11月11日公開。 小説 すずめの戸締まり は2022年8月24日 発売。 コミカライズ 2023年3月23日発売全3巻。 災害三部作と称される新海誠作品の三作目。 不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。 九州の町で暮らす高校生の岩戸 鈴芽は 「扉を探してる」という旅の青年宗像 草太に出会う。 彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で、謎の猫・ダイジンが現れる。 「すずめ すき」「おまえは じゃま」 ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと椅子に姿を変えられてしまう。 それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。 逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。 やがて、日本各地で次々に開き始める扉。 不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”が始まる。 岩戸 鈴芽(いわと すずめ) 宮崎県の静かな町で叔母の環と2人で暮らす17歳の女子高校生。 宗像 草太(むなかた そうた) 「閉じ師」として日本各地の扉を閉める為に旅をしている青年。すずめより4歳年上 『君の名は。』では彗星(隕石)、『天気の子』では異常気象による長雨。そして今作『すずめの戸締まり』では震災が描かれています。作品を重ねる毎に重くなっていきます。

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