日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で
漫画家の芦原妃名子さんが1月29日、死去されました。
芦原さんは生前、X(旧ツイッター)の投稿で、ドラマ化にあたり
「漫画に忠実に」などの条件を小学館を通じて日テレに伝えていたが、
当初の脚本では「大きく改変された」などと訴えていた。
詳しくはウィキペディアで「セクシー田中さん」の「脚本を巡って」をご覧ください。
事実として脚本家がweb上で暴露しなければ芦原さんが死去する事は無かったと思う。
暴露後、小学館 日本テレビが芦原さんをしっかりサポ-トして上げれば
悲劇は防げたとも思う。
なぜ、芦原さんが死ななければならなかったのか、小学館、日本テレビは自社では無く
「第三者の究明委員会」を結成し、視聴者や芦原さんの愛読者に対して、
説明する必要があると思う。
(ご遺族の方はそっとして欲しいとの報道も有るのですが)
この件で各種報道、論評が有り真実が良く解らない現在ですが、
余りにも悲しい出来事に声を上げざるを得ない自分がいます。
第二、第三の不幸が訪れる前に、出来る事は何か。
コミカライズ、アニメ化はまだ原作と親和性が高いが
漫画や小説を実写化すると同じものには絶対になり得ない。
原作者も「実写化は別物」と考えている方もいます。
この場合はトラブルは起きにくいでしょう。
問題は「作品に忠実に」と原作者が望んだ場合ですが、
トラブルを防ぐ為に
時間をしっかりかけて落しどころを探す。
合意できなければ映像化中止も覚悟する。
この現実を原作者と映像化作品関係者双方が十分に認識して
契約書を作成するしか無いでしょう。
この不幸な出来事を契機に原作者と映像化作品関係者双方が
Win-Winの関係になるのを望んでいます。