「葬送のフリーレン」1期 終了

原作の漫画は以下の陣容で13巻発売中

原作・原案 山田鐘人
作画 アベツカサ

アニメは2023年9月29日 – 2024年3月22日、全28話で放映されました。
第1話 冒険の終わり
第2話 別に魔法じゃなくたって…
第3話 人を殺す魔法
第4話 魂の眠る地
第5話 死者の幻影
第6話 村の英雄
第7話 おとぎ話のようなもの
第8話 葬送のフリーレン
第9話 断頭台のアウラ
第10話 強い魔法使い
第11話 北側諸国の冬
第12話 本物の勇者
第13話 同族嫌悪
第14話 若者の特権
第15話 厄介事の匂い
第16話 長寿友達
第17話 じゃあ元気で
第18話 一級魔法使い選抜試験
第19話 入念な計画
第20話 必要な殺し
第21話 魔法の世界
第22話 次からは敵同士
第23話 迷宮攻略
第24話 完璧な複製体
第25話 致命的な隙
第26話 魔法の高み
第27話 人間の時代
第28話 また会ったときに恥ずかしいからね

魔王を倒し王都へ凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、冒険した10年を振り返りながらこれからの人生に想いを馳せる中、エルフのフリーレンは感慨にふけることもなく、
また魔法探求へと旅立っていく。
50年後、皆との約束のためフリーレンは再び王都へ。
その再会をきっかけに、彼女は新たな旅へと向かうことに。

さらに20年後、フリーレンは仲間であったハイターを訪ねる。
彼と共に暮らす孤児フェルンと出会う。ハイターから頼まれ彼女に魔法を教えるフリーレン。そしてある出来事を機に、共に旅立っていく。

フリーレンとフェルンはアイゼンを訪ねる。「大魔法使いフランメの手記」を探すことを手伝ってほしいと頼むアイゼン。

フランメが残した手記に記されていた「魂の眠る地オレオール」を目指すことに決めたフリーレンとフェルンは、アイゼンと別れ旅路を歩んでいく。

更に戦士アイゼンの弟子だったシュタルクと共に「魂の眠る地オレオール」を目指す3人の旅は続く。

七崩賢の一人、魔族「断頭台のアウラ」を倒しフリーレンたちは旅立つが、北側諸国の冬の道は想像以上に厳しかった。

魔法都市オイサーストにやって来たフリーレンたち。この先の北部高原に入るには一級魔法使いの同行が義務付けられる。
フリーレンとフェルンは試験を受けることになる。
第一次試験、第二次試験、最終試験、フェルンはゼーリエから合格を告げられた。
そして、フリーレンたちが魔法都市オイサーストを旅立つところで1期 終了となる。

原作の漫画も素晴らしい作品でした。
淡々とした、だけど情緒溢れる作品。
バトルも過剰にならず好印象。

アニメも最後まで隙がない優れた作品に仕上がりました。
原作の魅力をアニメーション作品として見事に昇華。
非の打ち所の無いアニメでした。

2期作成になるか、劇場版になるか。
楽しみに待ちたいと思います。

登場人物は多岐にわたります。
以下印象に残った登場人物と科白の紹介となります。
物語の雰囲気が伝わりますように。

ヒンメル
フリーレン達と魔王を討伐した人間の勇者

ハイター
フリーレン達と魔王を討伐した人間出身の僧侶

アイゼン
フリーレン達と魔王を討伐したドワーフ族出身の戦士

フリーレン
上記3人と共に魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使い
長命なエルフ族

フェルン
フリーレンに師事している人間の女性魔法使い

シュタルク
勇者パーティーの戦士アイゼンの弟子

ユーベル
三級魔法使いの女性。2年前の二級試験では、
当時の担当試験官であったブルグを殺害し
失格処分となった

ラント
二級魔法使いの男性。
完璧な分身を作る魔法を得意とし、本体の自身は
故郷の村から出ることなく分身体に替え玉受験させていた。

デンケン
老齢の二級魔法使いの男性。もとは軍所属の叩き上げであり、
熾烈な権力争いを勝ち抜いた海千山千の老獪な
宮廷魔法使いでもある。
なお、20代半ばのころに妻のレクテューレに先立たれており、
子どももいない。

リヒター
二級魔法使いの男性。一次試験ではデンケンやラオフェンと
同じパーティー

ラオフェン
三級魔法使いの女性

ヴィアベル
二級魔法使いの男性。故郷を守り、魔王軍残党と
戦ってきた北部魔法隊の隊長

メトーデ
戦闘慣れし多才で聡明
拘束魔法や精神操作魔法を使用できる。魔力探知が得意

ゼーリエ
太古より生き続けるエルフの女性。
神話の時代の大魔法使いであり、フランメの師匠でもある
半世紀ほど前に突如として歴史の表舞台に現れ、
大陸魔法協会の創始者となる。

ゼンゼ
一級魔法使いの女性で、ゼーリエの側近のひとり

レルネン
一級魔法使いの男性で、ゼーリエの側近のひとり

フランメ
魔法史に登場する伝説の大魔法使いであり、人類の魔法の開祖。

★ ゼーリエ→ 『魔法は特別であるべきだ』
  フランメ→ 『誰もが魔法を使える時代になるといいな』
  フリーレン→『魔法は自由であるべきだ』

★一級魔法使い選抜試験、受験者の紹介

「今年はなかなか粒ぞろいですな」
「長年に渡り魔王軍の残党と戦ってきた北部魔法隊隊長のヴィアベル二級魔法使い」
「血みどろの権力争いに勝ち抜き、宮廷魔法使いの座についた海千山千の老獪さを持つデンケン二級魔法使い」
「史上最年少で三級試験をトップの成績で合格したフェルン三級魔法使い」
「2年前の二級試験で試験官の一級魔法使いを殺害し失格処分になったユーベル三級魔法使い」

★デンケン『儂は自分よりはるかに優れた魔法使いが、失脚し迫害される様を山ほど見てきた』
『大きな力は恐れられる。恐れの権威など長続きせん』
『魔法というものは探し求めている時が一番楽しい。それだけだ』

★フランメ、ゼーリエに「私たちじゃ無理なんだよ。
だってさ師匠、平和な時代に生きる自分の姿が想像できねぇだろ?」
「フリーレンは平和な時代の魔法使いだ」

★ゼーリエ『やってくれたなフリーレン。千年ぶりだというのに随分なあいさつじゃないか』
『これだから魔法使いはやめられん。魔法の世界では天地がひっくり返ることもある』

★魔力が枯渇しても諦めないデンケン(笑ってしまいました、デンケン立派)
デンケン『ラオフェンはここで待機だ。隙があればシュティレイを奪え。リヒターついてこい』
リヒター「どうするつもりだ」
リヒター『正面から行くのか。もう魔力なんか残っちゃいないぞ』
デンケン『分かっているだろう。それは相手も同じこと』『腹を括れ。男だろうが』
リヒター「…おい冗談だろ」
デンケン『殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!』

★フリーレン『せんせい(師匠)の遺言状を届けに来た』
ゼーリエ「あれから50年。そうかフランメは死んだのか」(50年は18,250日)
ゼーリエ「皇帝が国を挙げた魔法の研究に認可を下ろしたそうだ」
「人間の文化圏では今まで魔法は魔族の技術であるとして表立った研究は禁忌とされてきた」
「働きかけたのはフランメで、彼女は新設された宮廷魔法使いとやらの
教育に携わっていた。私にそれを引き継いでほしいという内容だ」
「何て贅沢なヤツだ。魔法の研究の認可が下りただけでも
 快挙だというのにそれ以上を望むとは」
フリーレン『それってすごいことなの?』
ゼーリエ「大陸最大の統一帝国が魔法の研究と軍事転用を始めるということだ」
「周辺諸国が黙っていない。わずか数十年で魔法は大陸中に普及する」
「人類の誰もが魔法を使える時代がやってくるんだ。
これは遠くない未来に人類が魔王軍に抗う力を
手に入れることを意味する」

ゼーリエ「誰もが魔法を使える時代だと?魔法は特別であるべきだ。
才ある者以外に教えるつもりはない」
「こんな物を寄越すとは。フランメとは
最後まで分かり合えなかった」

フリーレン『師匠は「ゼーリエは怒って遺言状を破り捨てるだろう」って言っていたよ』
『それでも伝えておきたかったんだって。夢が叶ったよって』
『よく分からないよね』

ゼーリエ「誰もが魔法を使える時代はフランメの夢だった」
「あの子もきっと初めは人類のためとか魔王軍に抗う力とか、そんなものはどうでもよかったんだ」
「あの子のお気に入りの魔法を知っているか?」
「花畑を出す魔法。何の役にも立たないくだらない魔法だ」
「あの子は本当に魔法が好きだったんだ。世界中の人がそんな魔法を
使えるようになってほしいと本気で願っていた」
「虫唾が走ったよ」
「まるで女の子みたいな可愛い夢だ。でも実際にそうだったんだよ」
「これはあの子が私よりもずっと背の小さな小娘だった頃に語った夢物語だ」
「正直私はそんな時代はずっと先のことで、あの子には実現不可能なことだと思っていた」
あの子は私にとっては無にも等しいような短い人生で、人類の魔法の開祖にまで上り詰めた」
フリーレン『師匠はいつも判断がとても早かった。まるで何かに急かされているみたいに』
ゼーリエ「人間には寿命がある。私達よりも死に近い場所にいるんだ」
「人生には重大な決断をしなければならない時がいくつもあるが、
あの子たちはそれを先送りにはできないんだ」
「私達はそれを百年後にやっても二百年後にやってもいい。
千年ほったらかしにしたところで何の支障もない」
「私達の時間は永遠に近いのだから」
「フリーレン。人間がおよそ文明と呼べるものを築き上げてから長い年月がたった。
これから先は時代が加速するぞ」
「たった千年だ。たった千年で人間の時代がやってくる」
「私達(エルフ)は人間に追い抜かれる」
「鍛錬を怠るなよフリーレン」
「お前を殺す者がいるとすれば、それは魔王か」「人間の魔法使いだ」
フリーレン『楽しみだねゼーリエ。これから先たくさんの魔法使いと
色々な魔法が見られるんだね』

★ ユーベル『確かに私は未熟な三級魔法使いだ。デンケンやヴィアベルよりもはるかに弱い。
けれどもゼンゼ相手なら勝てると思うよ』
『私の得意魔法はこれ』
『“大体なんでも切る魔法”レイルザイデン』
『私が切れると思ったものは何でも切れるし切れないと思ったものは全く切れない』
ユーベル『みんな頭を使い過ぎなんだよ。髪は切る物でしょ』

★メトーデ『魔法使い同士の戦いはジャンケンのようなものですからね。
ただし手数が無数にあり極めて複雑で難解なジャンケンです』
   (山田風太郎の忍法勝負を連想しました)

★ハイター『フリーレンは感情や感性に乏しい。それが原因で困難や行き違いが起こることもあるでしょう』
『でも一つだけいいこともあります』
『その分だけきっと、フリーレンはあなたのために思い悩んでくれる。
彼女以上の師はなかなかいませんよ』

★ゼーリエ『異例には異例を。第三次試験は私が担当する。
平和的に選別してやる』
レルネン「それに私はフリーレン様を試すような器ではありません。一目見て分かりました。
彼女は魔力を制限しています」
「絶大な魔力です。ゼーリエ様に匹敵するほどの」
ゼーリエ『その実用的でない技術にフリーレンは生涯を捧げた。魔族を欺くために』
ゼーリエ『結局あの子にも見えなかったか。私の魔力の“揺らぎ”が』
(制限してフリーレン並とか言う化物)

★「第三次試験の内容は大魔法使いゼーリエによる面接です」
フリーレン『ヒンメルたちと出会わせてくれたのは師匠が教えてくれたくだらない魔法だよ』
『それからゼーリエ。フェルンも同じように不合格にするつもりだろうけれども多分それはできないよ』
『あの子はゼーリエの想像を超えるよ。人間の時代がやってきたんだ』
ゼーリエ(何が想像を超えるだ。私の魔力を見て立ち竦んでいる。他の受験者と何ら変わらん)
『…待て。お前、何が見えている?』
フェルン「…揺らいでいる」
ゼーリエ『…フェルンとか言ったな。お前私の弟子になれ』
フェルン「え、嫌です」「私はフリーレン様の弟子です」
『フリーレンの入れ知恵だな』
『私は有望な魔法使いを見逃すほど馬鹿じゃない』 『合格だ』

★ゼーリエ『宮廷魔法使いのデンケン。お前のことはよく知っている』
デンケン「それは光栄だな」
ゼーリエ『軍所属の魔法使いのたたき上げが今や北側諸国で最も権力を持った魔法使いだ。その美談はよく聞く』
ゼーリエ『お前 私を見た時どう戦うか考えただろう?』
デンケン「…ほんの一瞬だけだ。すぐに諦めた」
ゼーリエ『合格だ。まだ燃えている。普通は戦うだなんて発想は湧かない』

★ゼーリエ『合格だ』
ユーベㇽ「んー?まだ何も話していないけど」
ゼーリエ『会話が必要なのか?』
ユーベㇽ「それもそうだね」
(訳わからない女性ユーベㇽ)

★ゼーリエ『…お前ふざけるなよ』
ラント「何が?」
ゼーリエ『これは一級試験だぞ。試験会場に一度も来ないバカがどこにいる?』
ラント「一応この通り生身の僕も試験会場に来ているよ。じゃなきゃ不参加で…」
ゼーリエ『この試験期間中本体は故郷の村から出ていないな。今はのんびりティータイムか』
ラント「…驚いた」「ユーベルにもバレなかったのに」
ゼーリエ『実にいい度胸だ。合格』

★ゼーリエ『…お前私を見てどう思った?』
メトーデ「…ええと、小っちゃくて可愛いなと思いました」
ゼーリエ『今年の受験者はどうなっている。合格だ』

★アイゼン「ヒンメル。俺たちは一刻も早く
魔王を倒さねばならん。こんな小さな人助けに何の意味がある?」
ヒンメル『確かに小さな人助けだ。きっとこんなことをしたって世界は変わらない』
『でも僕は目の前で困っている人を見捨てるつもりはないよ』
フリーレン(大丈夫だよヒンメル。世界はちゃんと変わっている)

★フリーレン『ヒンメルってさ、すごくあっさり人と別れるよね』
ヒンメル『でも旅を続けている以上また会うことだってあるだろう。涙の別れなんて僕たちには似合わない』
『だってまた会ったときに恥ずかしいからね』

フェルン「ずいぶんあっさり別れますね」
フリーレン『また会ったときに恥ずかしいからね』

(フリーレンの中には沢山ヒンメルが残っている)

迷子@岡山 の紹介

団塊の第一世代、1948年3月生まれです。 基本的に甘い話、夢のある話が好きです。 アニメ、漫画が大好きな「オタク老年」です。
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