ティアムーン帝国物語

10月から始まったアニメ「ティアムーン帝国物語」 
断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー。
このアニメは見ていて楽しくなる作品「心が折れかけた時に見れば元気回復する」
と保証出来ます。
ご都合主義、スラスラ解決しすぎると思う人には向かないかも。
小説投稿サイト「小説家になろう」で2018年8月から連載開始。
(無料で読めます)小説版15冊、コミック版7冊が出ています。
★ティアムーン帝国皇女ミーア・ルーナ・ティアムーン、20歳の頃
民衆の革命によって断頭台で処刑されたが処刑直後、12歳の頃にタイムリープする。
何故か自らが綴った血染めの日記帳が手元に。
過去の体験と日記帳を参考に断頭台回避の為、チートスキルも超常能力も無い
主人公が中世的ヨーロッパ世界で悪戦苦闘する優しいコメディ作品です。
前世は不幸120%、現世は幸運200%、
自分ファーストな考えを誤解され、全てが良い様に転がり始め「帝国の叡智」
と呼ばれるように。
★ゆるい世界観ですが、国々を破滅へと導く謎の組織「混沌の蛇」の存在は
重いテーマとなります。(社会的セーフティネットが未発達な時代)
ヴァレンティナ(蛇の巫女姫)の独白
「そう。蛇は、弱者から弱者、敗者から敗者へと感染し、その認識を歪める言葉。
弱き者の倫理を破壊し、常識を書き換えて、秩序の破壊者へと変質させる」
「弱者に寄生した蛇は、そっとその耳元で唆すの。そんな秩序は破壊してしまえばいい。
お前を踏みつけ、搾取するための仕組みじゃないか。
破壊するのになんの躊躇いがいるだろう?」
「強者と弱者、勝者と敗者を生み出してしまう、人間の欠陥に感染し、
寄生する思想、それこそが混沌の蛇の本体。だから、死なないし、
潰せないし、なくなることがない。人が人である限り。
人が弱者と敗者を生み出し続ける限り」
★主人公ミーア・ルーナ・ティアムーンは恐れはあっても諦めは無い、
打たれ強いポジティブな性格。
全身全霊をかけて運命と闘う姿が魅力的です。
そんな彼女のセリフ。
「私 絶対に諦めませんわ!すべてはギロチンの運命を回避するために!」
「大丈夫ですわ。まだ時間はありますもの。書き換わった日記を読んで対策を練れば…」
「我ながら愚かなことをいたしましたわね。自分で蒔いた種は自分で収穫。全部自分に返ってくるものなのですわ。でもそれは前の時間軸での話。今回は絶対に関わりませんわ」
★未来の宰相ルードヴィッヒとの対話
ミーア「ちょっと教えていただきたいことがあるんですの」
ルードヴィッヒ 「で何が聞きたいんですか?」
ミーア「そうですわね。単刀直入に言うなら帝国の財政をどうすれば立て直せるかということになるかしら、 そもそも帝国の財政的問題は簡単に言ってしまうと入ってくるお金より出ていくお金が多いこと…他にも帝国の中で大きな問題はいくつもあり特に隣国との還啓悪化がもたらす影響は計り知れませんわ」
ルードヴィッヒ「もう結構です王室にあなたのような聡明な方がいるとは
感服いたしました」
(そ、聡明ですって!?あの陰険メガネが私を褒め称えているというんですの!?
はぁ~なんかこの日のために転生した気がいたしますわ~)
ルードヴィッヒ「ですがミーア姫殿下、そこまで分かっているのであれば
俺なんかの力を借りずともこの国を立て直すことができるのではないですか?」
(まずいですわ!調子に乗りすぎましたわ!)
ミーア「え~っとえっとえっと…そ、そうなんですけどほら!」
ルードヴィッヒ「ん?」
(ダメですわ!何も思い浮かびませんわ!)
ルードヴィッヒ「でもそうか。確かにミーア姫はまだ幼い。
真面目に話を聞いてもらえないと、もしかしたらそうお考えですか?」
ミーア「そ、そうそれ!まさにその通りですわ!」
ミーアは全力で乗っかった、都合のいいように深読みしてくれるルードヴィッヒ。
ミーア「それにいくら私が聡明だと言っても間違うこともあると思うんですの。
だからあなたも考えて遠慮なく私に言ってもらいたいんですの」
(知性に奢ることなく臣下の進言にも耳を貸そうと言うのですか。
あなたはなんという…)
ルードヴィッヒの目は先ほどの衝撃ゆえに見事に曇っていた。
ルードヴィッヒ「そういうことでしたらこのルードヴィッヒ、全身全霊をかけてご協力をさせていただきます」こうしてミーアは 最大の味方を手に入れたのだった。

迷子@岡山 の紹介

団塊の第一世代、1948年3月生まれです。 基本的に甘い話、夢のある話が好きです。 アニメ、漫画が大好きな「オタク老年」です。
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