藤子・F・不二雄が描いた110以上のSF短編から実写テレビドラマ化された。
シーズン1 は2023年 4月-6月
シーズン2は2024年 4月-5月 にNHKで放送された。
シーズン1
★ おれ、夕子
★ メフィスト惨歌
★ 定年退食
★ テレパ椎
★ 昨日のおれは今日の敵
★ 親子とりかえばや
★ 流血鬼 前後編
★ 箱舟はいっぱい
★ どことなくなんとなく
★ イヤなイヤなイヤな奴 前後編
シーズン2
★ 鉄人をひろったよ
★ マイシェルター
★ アン子 大いに怒る
★ 3万3千平米
★ あいつのタイムマシン
★ じじぬき
★ 旅人還る
★ いけにえ
★ メフィスト惨歌
悪魔との取引
又吉直樹と遠藤憲 起用は成功。
最後の又吉の表情は実写で無いと表しにくい。
無表情の怖さが良く出ている。
その前の悪魔の恨み節は長すぎる。
ドタバタ劇になってしまう。
原作はスマ-トに終わっているのに。
★ 定年退食
食料が不足、高齢者の足切り。
加藤茶 井上順 起用は成功。加藤茶特に良いのですが
原作の雰囲気が今一歩足りない。
★ どことなくなんとなく
人類絶滅、残された細胞から世界が再現されるが。
原作に忠実なのですが、やはり雰囲気が今二歩足りない。
これは「すごく不思議なお話」でしょう
救いが無いお話でも有ります。
★ あいつのタイムマシン
タイムマシンで現在を変更しようとする。
これは良く出来てます。説明せず突き放し感も良い。
「すこし不思議なお話」ですね。
★ 旅人還る
宇宙の果てへ挑む、ハードSF? 最後はハッピ-。
コンピューターは作品のイメ-ジどうりでした。
やはり原作に忠実なのですが 今一歩。
★ いけにえ
宇宙人の要求に振り回される人類。
これは マズマズでした。
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版> 全8巻
藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 全3巻
を再読しました。
原作は「すこし不思議なお話」とうたっていますが「すごく不思議なお話」も有ります。
ドラマは原作にほぼ忠実で有名俳優で纏めているのですが
今一歩感動出来ませんでした。
シーズン1よりシーズン2の方が良くなりましたがやはり今一歩。
原作の持つ独特の雰囲気が感じにくいのです。
実写ドラマ化の限界を感じます。
お話が映像化でよりリアルに成るほど違和感を感じます。
誰かが書いていたようにあの雰囲気は藤子F氏の絵で無いと駄目なのでしょうか。