アニメ、漫画、小説の順でヴィジュアル的要素が少なくなります。
その分想像力は自由になりますが、ヴィジュアルイメージは曖昧となります。
「傾国の美女」と小説に有れば、アニメでは全体像が明らかになります。
「宇宙戦艦」と小説に有れば、アニメでは全体の形状、攻撃兵器が明確に表示されます。
しかし視聴者のイメ-ジに合わなければ悲惨な結果となります。
実写化で失敗が多いのは、あまりにも具体的過ぎて粗が見えやすい
場合が多いからと愚考します。
しかしイメ-ジとマッチングすれば、感動は最大となります。
小説ではライトノベル以外では殆んど挿絵が掲載されていません。
雑誌掲載時は挿絵が有る場合が多いのですが、書籍化されると掲載されません。
読者の想像力を信頼している、挿絵で作品世界を縛られたく無いからでしょうか?
確かに自分のイメ-ジにそぐわない挿絵が有ると違和感に戸惑ってしまいます。
原作をアニメ化した場合、たとえ自分のイメ-ジと違っていても楽しませてくれて
視聴後何かを考えさせてくれれば、良い作品でしょう。