原案 漫画家 ゆうきまさみ
監督 押井守
脚本 伊藤和典
1999年夏。自衛隊の試作レイバーが突如無人のまま暴走するという事件が発生する。しかし、それは相次ぐ事件のほんの幕開けに過ぎなかった。
何者かが仕掛けたコンピュータウイルスによって、都内各所で作業用レイバーが
次々と暴走。
特車二課が調査に乗り出した。コンピュータ・ウイルスが仕掛けられた計画的犯罪で、
頭脳を操るコンビーュータOSのHOSが関係しているとわかる。
東京湾では今世紀最大の洋上工事計画=バビロン・プロジェクトが推進していた。
その洋上プラットホームは方舟。
一定の風速を越えた際に生じる高周波でHOSが暴走する事が判明。
そして超大型台風が東京湾に接近する。
特車二課の面々は台風上陸前に方舟を解体しようと乗り込むが、
作業途中でHOS搭載済みのレイバー達が暴走を始めてしまう。
襲いかかるレイバー達。その中でなんとか方舟の自己崩壊システムを起動、
方舟は崩壊し危機は過ぎ去った。
救援に駆け付けた後藤らのヘリコプターを発見した野明は、
満面の笑みを浮かべて手を振るのだった。
泉 野明(いずみ のあ)
1978年12月17日生まれ、20歳(1998年時点)。
高校卒業後に入庁、第2小隊へと配属。性格は快活で人当たりも良好。
強い正義感も持ち合わせており、時に後藤の命じる危険な任務にも躊躇はみせない。
篠原 遊馬(しのはら あすま)
一号機の指揮担当。レイバー製造企業「篠原重工」の御曹司。
性格は冷めた皮肉屋で口も悪いが、相棒である野明に対しては優しい心遣いを見せる。
後藤 喜一(ごとう きいち)
特車二課第2小隊隊長、三白眼、緩めたネクタイにサンダル(水虫のため)
がトレードマークの飄々とした昼行灯。
一癖も二癖もある人員ばかりの第2小隊をもまとめあげ、警察上層部との政治的交渉でも必ず自らの意を通すやり手。
太田 功(おおた いさお)
イングラム2号機操縦担当者。直情径行の正義漢。
過剰な現場主義と頭に血が昇りやすい性格のため、
命令や指揮を無視して暴走をすることも多い。
香貫花・クランシー(かぬか クランシー)
2号機のバックアップ
ニューヨーク市警察から半年間、研修のため特車二課に
派遣されてきた日系3世の女性警察官。
実は太田よりも危険なクールビューティー。
tv オープニング
レイバー、それは産業用に開発されたロボットの総称である。
主に建築土木の分野に広く普及したが、レイバーによる犯罪も急増。
警視庁は特科車両二課パトロールレイバー中隊を新設して、これに対抗した。
通称、パトレイバーの誕生である。