Re:CREATORS(レクリエイターズ)

「 Re:CREATORS(レクリエイターズ)」日本のオリジナルテレビアニメ
2017年4月から9月放映。
「ノベライゼーション」小説 全2冊「コミカライズ」全6巻

ある日突然、水篠颯太の目の前にアニメのキャラクター、
セレジア・ユピティリアと、軍服の姫君が現れる。
水篠颯太はこの出来事以後召喚された被造物同士の戦いに巻き込まれていく。
世界の崩壊を目指すアルタイル(軍服の姫君)グル-プとそれを防ごうとする
セレジア、メテオラたちの被造物と被造物を創り出した創造主たちは、
日本政府と共に戦うことになる。

主要登場人物
★ 水篠 颯太(みずしの そうた)男性 16歳
  物語の狂言回しでもあるサブカル好きの高校生。
★ シマザキ セツナ 
  颯太の数少ない友人で、アルタイルの創造主である少女。劇中では既に故人。
★ 松原 崇(まつばら たかし)男性 38歳。
  『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の原作者。ライトノベル作家。
★ 高良田 概(たからだ がい)男性 
  『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の原作者。ライトノベル作家。

★ セレジア・ユピティリア  女性 19歳
  アニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』のヒロイン。
★ メテオラ・エスターライヒ 女性 
  RPG『追憶のアヴァルケン』の登場人物、賢者。
★ 鹿屋 瑠偉(かのや るい)男性 16歳
  『無限神機モノマギア』の主人公搭乗型巨大ロボット
  「ギガスマキナ」のパイロット。
★ 弥勒寺 優夜(みろくじ ゆうや)男性 
  漫画『閉鎖区underground-dark night-』のラスボス。
★ 星河 ひかゆ(ほしかわ ひかゆ) 女性17歳
  美少女ゲーム『ほしぞら☆ミルキーウェイ』のヒロイン
★ アルタイル(軍服の姫君)女性 
  本作の黒幕。様々な物語世界の人物たちを現実世界に現界させている張本人。
★ アリステリア・フェブラリィ 女性。
  漫画『緋色のアリステリア』の主人公。 
  神聖ウルターシュタイン王国の姫君。気高い性格の持ち主。
★ 煌樹 まみか(きらめき まみか) 女性。 
  アニメ『マジカルスレイヤー・まみか』の主人公。
★ ブリッツ・トーカー 男性 
  漫画『code・Babylon』主人公である「カンナギ リュウスケ」
  の相棒を務める元刑事。
★ 築城院 真鍳(ちくじょういん まがね)女性 年齢17歳。
  ライトノベル『夜窓鬼録』第5巻の『蒼玄宮殺人事件』の犯人。
  因果を逆転する「言葉無限欺(ことのはむげんのあざむき)」を使う。

   サブタイトル 

01 素晴らしき航海
02 ダイナマイトとクールガイ
03  平凡にして非凡なる日常
04 そのときは彼によろしく
05 どこよりも冷たいこの水の底
06 いのち短し恋せよ乙女
07 世界の小さな終末
08 わたしにできるすべてのこと
09 花咲く乙女よ穴を掘れ
10 動くな、死ね、甦れ!
11 軒下のモンスター
12 エンドロールには早すぎる
13 いつものより道もどり道
14 ぼくらが旅に出る理由
15 さまよいの果て波は寄せる
16 すばらしい日々
17 世界の屋根を撃つ雨のリズム
18 すべて不完全な僕たちは
19 やさしさに包まれたなら
20 残響が消えるその前に
21 世界は二人のために
22 Re:CREATORS

登場人物がこれまでの物語を好き勝手に改変しながら
語り直す総集編(13話 いつものより道もどり道)は神回である。
メテオラの偏見と感想が面白い。

上記で解るとおり、荒唐無稽な群像劇で遊び心満載、登場人物も多い。
メタフィクションであり、クリエイターという職業に焦点を当てた
ストーリーが展開される。合わない人には全く合わない作品である。
全てのキャラが個性を発揮できており、印象的な会話も多い。
2017年ベスト作品の一つである。

アリステリアが自分の戦乱世界を救う為に「原作者、高良田」と交わす会話。
『お前は私の世界を救うつもりがあるのか?』
『お前の世界を救うのは俺じゃない…お前次第だ…お前にしかあの世界は救えない…』
『なぜだ?』
『だってお前主人公じゃんよ!』
『主人公という肩書は万能というわけか。神のお墨付きと解釈していいのか?』
『そういうことじゃない!言ってもわかんねぇかもしれねぇけどな!
 主人公だからじゃない!誰も辿り着けない所に辿り着こうとするから
 そいつは主人公になれるんだよ!』
『俺が都合よく助けてやる事なんかできない。お前が戦って
 お前が解決してくれなきゃあの世界はどうしようもできねぇんだ!
 俺に出来るのは帳尻を合わせる事だけだって!』
『…もう一つ聞く。私はこの世界で私の物語を読んでいた少年と会った』
『お前の作品は、煉獄煮え立つ私の世界は不幸な物語だが同時に
 この世界の者達に力と勇気と正義の有様を教える物語だと彼はそう言った』
『改めて貴様に聞く。私の物語は力と勇気を語る物語か?
 私が血を流しこの身を捧げて正義を尽くすに値する世界か?』
『知らねぇよ!そんな恥ずかしい事自分で言えるか!馬鹿みたいじゃねぇか!』
『思うことがあるなら言え。私とお前以外に聞く者はおらん。
 そして私はお前の恥ずかしい物語の主人公だ』
『わかったよ!値する!そのつもりで描いてるに決まってるだろうが!
  じゃなきゃこんな話描かねぇよ!』
 ( 途中略 )
『そうか。うんと面白いものを死ぬ気で描け』

「コミカライズ」版ラストの語り(アニメ12話迄で終了)
 承認力を稼ぎ空想と現実の狭間でケ-ジを現界させ誘導するのは、
 創作者たちでなければ果たせない。
 そして最後の戦いが始まれば後は全てがアドリブで進行する
 どこに転がるか誰にも解らない物語
 物語を超えた物語を創るために。

 ★私にとって良い物語とは楽しませてくれる他に鑑賞後に
  様々な事を考えさせてくれる作品となります。
  期待に応えてくれた良い作品でした。

迷子@岡山 の紹介

団塊の第一世代、1948年3月生まれです。 基本的に甘い話、夢のある話が好きです。 アニメ、漫画が大好きな「オタク老年」です。
カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。