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メタ情報
作成者別アーカイブ: doru
うんこ!
うんこ! 作: サトシン 絵: 西村 敏雄 出版社: 文溪堂 税込価格: \1,365 (本体価格:\1,300) 発行日: 2010年01月 ISBN: 9784894236691 この題名からしていいですね。変な飾り付けをしていなくて、正々堂々を「うんこ!」、うちの姪っ子はもう4年生になり、下ねたうんこねたから卒業かと思っていましたが、まだうんこ!に執着があるようで、読んであげていたら「くっさー」と鼻をつまんで喜んでいました。いろんな動物たちがうんこの横を通ります。そのたびに「くっさーい!」うんこの方はうんこで負けておらず「くっそー!」です。まったく笑えますね。うんこそのものを楽しんでかいたのがわかります。そして最後は・・・・になってめでたしめでたし。面白い絵本でした。
カテゴリー: 04_絵本
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ハロウィーンのおばけ屋敷
ハロウィーンのおばけ屋敷 作: エリカ・シルバーマン 絵: ジョン・エイジー 訳: 清水 奈緒子 出版社: セーラー出版 税込価格: \1,575 (本体価格:\1,500) 発行日: 1999年 ISBN: 9784883301348 どこぞの牢屋から脱走してきたと思われる男が二人、表紙には割れたガラスにおびえている感じ(ここ微妙)が出ています。ページを開くたびに、モンスターとそのお仲間たちがあらわれて、とうさんオオカミおとこに10ぴきの子どもたちって具合に数が数えられるのです。うちの姪っ子にも寝る前に読んであげてモンスターとそのお仲間たちの数をかぞえさせたら喜んでいました。数字を覚える前の子どもに最適だと思います。
カテゴリー: 04_絵本
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100万回生きたねこ
100万回生きたねこ 作・絵: 佐野 洋子 出版社: 講談社 税込価格: \1,470 (本体価格:\1,400) 発行日: 1977年10月 ISBN: 9784061272743 100万回生きたねこは、私が初めて絵本で泣いた本です。よくNHKのテレビ絵本で100万回生きたねこの放送をやっていて、それを見て前半の傲慢な猫が自分の傲慢さとシンクロして、後半泣かせどころで泣きました。絵本で泣いているところを見られるのは恥ずかしいので、わざとあくびをしたようにみせかけたり苦労しました。 今10歳の姪っ子も生まれていないころに本屋で自分のための絵本として買いました。姪っ子が生まれ、何度も何度も読んであげて、姪っ子はまだ小さかったので、○○は大嫌いでしたと笑いながら答えていました。この本の趣旨とは違うのだよなと思いながらも読んであげましたけど、子どもには子どもの感じ方があるようです。10歳になってよくやく絵本の意味をわかりだしたのか、可哀想な話だと考え始めたようです。まだこの絵本の趣旨を理解していないようだけど、もう少し大きくなったらこの絵本の偉大さがわかるようになると思います。 最後に2010年11月5日乳がんのため亡くなられました。100万回生きたねこを書いてくれてありがとう。この絵本を大事に扱います。ご冥福を祈ります。
カテゴリー: 04_絵本
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アラジンと魔法のランプ
アラジンと魔法のランプ 作: アンドルー・ラング再話 絵: エロール・ル・カイン 訳: 中川 千尋 出版社: ほるぷ出版 税込価格: \1,575 (本体価格:\1,500) 発行日: 2000年06月 ISBN: 9784593504015 とにかくル・カインの絵が素晴らしい。見ているだけでアラビアにいったようなエキゾチックな気分になれる。物語も大人が読んでも面白い。ただ、小さい子に読み聞かせようとするとページ数のわりに小さい字が並んでいるので読みにくい。ちびのための読み聞かせには向いていないなと思った。小学校5.6年生から黙読するのには推奨します。
カテゴリー: 04_絵本
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シニガミさん
シニガミさん 作・絵: 宮西 達也 出版社: えほんの杜 税込価格: \1,000 (本体価格:\952) 発行日: 2010年9月 ISBN: 9784904188095 シニガミさんというから落語のシニガミさんかと思ったら宮西先生のシニガミだったのね。宮西先生の持ち札にぶたとおおかみの話と赤い実を食べるティラノザウルスの話があります。 今回はぶたとおおかみで・・・ 最初、病気のぶたが倒れていて、家に持ち帰ったおおかみはぶたを食べて、病気が移って二匹とも死ぬとシニガミさんは思っていました。おおかみはぶたを看病して励ましました。 シニガミさんは予定が狂ったぞ。まあいいかって見ていたことでしょう。でも最初食べるつもりが2人に友情が芽生えて(ここらあたり狼と山羊の別の作品を思い出しますね)ぶたが弱気になったら「バカーーーーーーー」このページには圧巻されます。 ティラノザウルスは赤い実、おおかみがぶたに病気がよくなるものは赤い花、同じ食べる食べられるものでも、宮西先生の手にかかるとこういう話になるのですね。 シニガミさん、もう二人のところにはこないでねと思いました。
カテゴリー: 04_絵本
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いわたくんちのおばあちゃん
いわたくんちのおばあちゃん 作: 天野夏美 絵: はまのゆか 出版社: 主婦の友社 税込価格: \1,575 (本体価格:\1,500) 発行日: 2006年08月 ISBN: 9784072533048 いわたくんちのおばあちゃんは写真をとるのを「いやーよ」と言って撮りません。かわったおばあさんだねという姪っ子が言います。私は黙ってこれから声をひそめて読みます。 もうちょっと広島から疎開するのが早かったら、みんな大丈夫だったのにと姪っ子は言います。 いわたくんちのおばあちゃんに残されたものって家族全員の記念写真だけだったのですね。最後のページの写真が載っているから、この物語は創作じゃなく、実際にあったことだと思います。実際にあったこととわかってより身近に戦争を感じました。
カテゴリー: 04_絵本
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縫製人間ヌイグルマー
縫製人間ヌイグルマー 著者 大槻 ケンヂ 出版社 角川文庫(文庫本) 税込価格 860円 (本体価格819円) 発行日2010年8月 めちゃくちゃやがな、物語としての文書作法からぶっ飛んでいます。こうであるといった文書の基本がぐちゃぐちゃ、作者の思いがいたるところにでていて、スーパーマンのぱくりとか、死霊の盆踊りまででてくる。ぱくり、残虐、スプラッター、そして涙がでてくる。作者が楽しんで書いているから、こっちまで楽しんで読める。 最近年とって物語が読むのが遅くなった私でも次はどんな笑いを出してくれるだろうと期待して2日で読み切ってしまった。 いたるところに隠し技で昭和の懐かしいキャラクターの名前がでてくるのが嬉しい。久しぶりに読んだ楽しい物語でした。
カテゴリー: 02_SF&ファンタジー等
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おこだでませんように
おこだでませんように 作: くすのきしげのり 絵: 石井聖岳 出版社: 小学館 税込価格: \1,575 (本体価格:\1,500) 発行日: 2008年06月 ISBN: 9784097263296 家でも学校でも、おかあさんや先生から怒られている不器用な男の子が主人公。妹を泣かしては怒られ、友達にけりいれては怒られ、大人から見たらごんたでごんたでついつい怒ってしまうのですよね。怒られるのだけど、男の子にもちゃんとした言い分あるのに、めんどくさがって言えない。言葉にできないというのかな。上手に世渡りできない私にも同じような経験あるからわかります。七夕のたんざくに書いて先生が怒ってばかりだったと思っておかあさんにも連絡して物語は終わるのだけど、もし先生が男の子の心の悲鳴のたんざくに気がつかなかったら怒られてばかりいる委縮した男の子ができただろうね。
霧のむこうのふしぎな町 新装版
霧のむこうのふしぎな町 新装版 作: 柏葉 幸子 絵: 杉田 比呂美 出版社: 講談社 税込価格: \1,365 (本体価格:\1,300) 発行日: 2006年 ISBN: 9784062832069 男の子ならセンダックのかいじゅうたちのいるところが気に入って、女の子なら霧のむこうのふしぎな町を気に入りそうです。自分自身で身支度のできない小学校低学年なら早すぎるけど、高学年になったらそろそろおかあさんのお手伝いができるお年頃。そんなお年頃の娘さんに読んで欲しい物語ですね。 ピコット屋敷のピコットさんがいうには「はたらかざる者、食うべからず」なのです。でも主人公のリナはいままで働いたことなんかありません。うちのちびもどうなるのかと心配していたようだけど、本の整理から、船関係のお店とかなんとか楽しくやっているみたいです。そして本を一冊くれるといって、本当に欲しい本はあったのだけど、おうむが好んでいた本を選ぶところは優しいなと思いました。私だったら人のことは放っておいて自分の好きな本を選んでしまうけどね。リナのそんな優しさがあったから、お土産をくれたり、もう一度きてもいいよと案内傘をもらえるのですね。うちのちびもそういう町があれば一度行きたいと言っていました。
カテゴリー: 04_絵本
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蜘蛛の糸
蜘蛛の糸 作: 芥川龍之介 絵: 遠山 繁年 出版社: 偕成社 税込価格: \1,680 (本体価格:\1,600) 発行日: 1994年 ISBN: 9784039636706 芥川龍之介は好きな作家です。この蜘蛛の糸はやや教訓的に見えるかもしれませんが、人間の業を短編の中にぎっしり詰まっています。主人公のカンダタは人間界にいるときは確かに悪党だったけど、蜘蛛を一匹助けます。誰でも人間は完全な悪党はいないし、完全な善人もいません。死んでもし地獄や極楽があったら、どの人間にも両方の道が待っているのです。もし地獄に落ちて、血の池地獄であっぷあっぷしていて、蜘蛛の糸が垂れたらだれでも助かりたいから同じことをします。私も同じことをするのじゃないかなぁ。そして地獄落ちするのです。人間の業を宗教臭くなく物語として見事に描いた傑作です。
カテゴリー: 04_絵本
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