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梅の花&あんじゅう4

一昨日は晴れで気持ちよく自転車で買い物に行ったら、どこかの家の梅が二本鈴なりに満開の花を咲かせていました。梅の花の柔らかい薫りは、当然天然のもので、人工的に作られた芳香剤とは違った薫りがしました。梅の花の薫りに誘われて蜜蜂が4~50匹はいたでしょうか。こっちが驚かさなければ攻撃してくる様子もなく、蜜蜂の飛ぶ羽音と、梅の美しさと梅の薫りで、しばらくそこにいて春を見て楽しんでいました。 『あんじゅう』宮部みゆき著 第四話 吼える仏 あんじゅうは恋しいけど人間と一緒だと消えてなくなりそうな話だったけど、この吼える仏は、読んでいるこっちまで冷えてきて人の呪いで、村一つがなくなるお話しでした。 偽坊主が山を渡っている最中、崖から落ちて、隠れ里になっているような里の人々に助けてもらいます。そこでは飢饉もないのか山の実りに恵まれて、人人はほどほどにふっくらしていて幸せそうです。庄屋もなくかわりにお寺が里の中心をしていました。 その中でも、しきたりというものがあって、それをやぶろうとした男と家族が閉じ込められます。男は薪から仏を彫り、その仏手にしたものは病気が治まったように思えたのですが・・・。多くの仏が笑い、もともとのお寺の坊主が殺されるところは圧倒されます。怖い話でした。

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地震&あんじゅう3

この前、四国と九州の間の海で地震ありましたよね。寝ていてごとごとごとごとというから目さめして、ラジヲをつけたら地震情報やっていて、1時間ぐらい聞いてからまた再度寝ました。 私ちが飼っているセキセイインコのみくちゃんが、地震で揺れるものだからかごの中で暴れて恐れていました。妹ちのセキセイインコのぴぴちゃんも同様に暴れて怖がったみたいです。人間よりも鳥の方が地震とかに敏感みたいです。 『あんじゅう』宮部みゆき著 第三話 暗獣 あんじゅうは大きくわけると前半の新太の友達の直太郎と喧嘩して、新太が傷だらけになって、直太郎が母親からわかれて、精神的にも辛い境遇になってそのストレスが新太との喧嘩の原因になっているどうしたらいいかが前半である。 後半は紫陽花屋敷(幽霊が出るとのうわさがあって今まで住む人もいなかった)に人がはいって、あんじゅうのくろすけ(以下くろすけと呼ぶ)と出会いともに暮らす生活の話である。もともとくろすけとは、人間に恋し焦がれるけど、紫陽花屋敷の精みたいなものだから、人と近づいてはいけない。くろすけの害になる。このくろすけの記述を読んで、ボルヘスの幻獣辞典を思い出してしまった。その中でもライオンとありと交わってできた子どもはライオンであるために野菜は食べられず、ありであることから肉は食べられず、両方の親の特性を持っているが故に生まれても肉も野菜も食べられずがししてしまうと書かれていた。 くろすけも人恋しいけど、人に触れられると消えてしまいそうな存在で、悲しい性を持った暗獣である。かわいそである。

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インコがパクリ&あんじゅう2

姪っ子が小学3年生の頃犬が飼いたくて飼いたくてたまらないときがあり、犬や猫はマンションでは飼えないので、妥協案としてセキセイインコの雛をペットショップから買ってきました。買ったときは鼻の色が青かったのでオスだと思ったら、半年たったら鼻が茶色になりメスだということがわかった。オスを欲しがるものだから、ちょうど私の家にいたオスインコをお婿にやって、交尾し放題になりました。そのころからメスインコは発情とともに、気性が荒くなり、手乗りだったので、家の中で放牧して、指を持って行ったら、指をパクリ、インコのくちばしのどこにそんな力があったのかわからないけど、皮膚を通りこして、身まで達する噛み口。小さな傷だし、最初着ず薬を塗ると、皮膚は1日でなおるのですが、2日後、皮膚はなおっているものの身の奥で化膿するのです。一度も使ったことのないとりかえしきの刃を用意して、化膿しているところまでぶしゅっときれこみをいれて化膿している部分に傷薬を塗って、包帯をまいて完治するまで一週間かかります。 それを何十回もやられてしまいました。 オス鳥は高齢だったので、ちょっとしてから死んで。メス鳥が未亡人になりました。交尾の気持ちよさを覚えたのか、いつもけつを上向けて、交尾の格好やっていましたね。それでオスもいないのに、一か月に5~6個の卵を産んで、最後は卵つまりで死んでしまいました。死ぬ少し前にオスと思われる雛鳥を買ったんですが、冷蔵庫に挟まれて死んでしまいました。雛鳥がオスで大きくなっていたら、普通に卵産んで、雛返して、無事にいまだに生きていたかもしれません。 『あんじゅう』宮部みゆき著 第二話 藪(やぶ)から千本 おちかのいる三島屋の隣で針問屋住吉屋の話。この住吉屋は分家になる前に、本家の嫁が双子の女の赤ちゃんを産んだ。昔武家の家や商家では双子の赤子は忌み嫌う。そこで分家の夫婦も子どもがないこともあって、一方の赤子をもらう。双子の赤ちゃんはすくすくと育ち、少女になったとき、本家の子が病で死んでしまった。そこから不思議で悲しい不幸がはじまった。 これは一切幽霊はでていない。最後にちらりと出ていたか。 まあいい。人の業を感じさせる物語でした。

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芳香&あんじゅう1

さる所の掲示板では、かおりつきの柔軟剤を買ったのだけど、かおりが嫌で残りの柔軟剤を捨ててしまったと書かれていました。最近1年前の柔軟剤のかおりが残っているとか、服きていてもずっとかおりが続くといった柔軟剤のかおり競争になっているような感じがします。私は安全策をとって、かおりのない無臭の柔軟剤がいいなと思いました。 ついでに、ドラックストアでラベンダーのかおり(部屋用芳香剤)を2個500円というものだから2個買ってきました。それで1個封を切り、かおりを漂わせたのですが、うっこれはトイレのかおりだ! そうです。家のトイレのかおりにしていたものだから、身体にラベンダーはトイレのかおりとインプットされて、本来はいいかおりのはずが、そのかおりを嗅ぐとトイレを思い出すようになったのでした。ラベンダーの芳香剤はトイレに鎮座しています。今部屋に使っているのは無臭の部屋の匂いを吸収するタイプの透明のドロップみたいなのが多数あるものを使っています。 『あんじゅう』宮部みゆき著 第一話 逃げ水 おちかさんのところに、どこかの番頭と丁稚が不思議話をしにやってきた。どうやら丁稚が困ったことをしてくれているらしい。よく聞くとこの丁稚がきてから家中の水が逃げるようになくなってしまうそうだ。よくよく聞いてみると丁稚がいた里で鳥居に封印していた白子様(お旱さま(おひでりさま))が憑いたらしい。丁稚と白子様は仲がいいので離れそうにない、さてどうしたらいいかというのが今回の肝。山の神としてかつてはまつられていた白子様もちょっと可愛い女の子だったり、逃げ水でずっと悪役だった番頭が、白子様に丸のみされて、ぺっされたときは、頭の先から足の先まで一切の毛がなくなったというのも笑える。怖さだけじゃないちょっとした笑いも含んでいて楽しい物語でした。

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喜寿&今後の予定

父親の喜寿(年齢かぞえで77歳)をしました。私が家族5人前の寿司買って、妹親子がケーキと花束を買いました。姪っ子は爺ぃにみさんがとか爺ぃ誕生日おめでとうと手作りカードを渡したり、小さいけど親子三代ちょっとした幸せをつかんだ夜でした。 宮部みゆきの『おそろし』に続いて『あんじゅう』を借りてきました。若いときみたいに一晩で学校の友人から借りた『幻魔大戦』3巻をいっきに読むという芸当はできなくなり、とろとろと2~3週間かけて読むようになりました。レビューも毎日じゃあなくて読んだスピードでしていきます。 それから『天河伝説殺人事件』を借りてきました。こっちもとろとろ読みます。

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山田本がない!&おそろし5

ある人が山田正紀の宝石泥棒2を欲しがるものだから、運動不足解消とのついでに自転車で古本屋めぐりをすることにしました。でもどの古本屋にいっても山田本はミステリ系が2.3冊と少なく、SF本など1冊あったらいい方でした。20年ぐらい前山田本はそんなに多くはなかったけどほどほどにあって、りょーちゃんは30冊ぐらいちょいちょいまわって古本屋で買っていたな。 結局宝石泥棒2(上、下)はなくて、かわりにしゃばけシリーズ(畠中恵著)をエクスパックで送り、アマゾンで古本の宝石泥棒2を注文した。 『おそろし』宮部みゆき著 第五話 家鳴り 凶宅で、おちかと話をして、一人生き残った女が外に出てわるさをしてはいけないと格子のある座敷牢に閉じ込められた。凶宅は焼けおちてしまったけれど、生き残った女の中に凶宅が存在して、おちかを仲間にしようとする。 アニメとかマンガとかで最終回に今まで登場した人物たちが大勢意味もなく、どうして主人公が危機になって手伝いにきたのかわかんないけど、オールスター大集合という感じの場面ありますね。 この『おそろし』家鳴りでやった。幽霊ゆらゆら大集合。 面白い話でありました。 次は『おそろし』の続編『あんじょう』と『天河伝説殺人事件』を図書館より借りてくることにします。

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猫話ワロタ&おそろし4

ネットの友達から聞いた話です。 半のら半飼いの猫がいたのです。その猫はいつも決まった時間にきて、餌をもらっているのですが、最近食べなくなって、昔より痩せてきたので、口の中を見たら大きく化膿していたのです。これは病気だ大変だ獣医に行って治してもらおうというので、車に乗せようとしました。完全飼い猫だったら、大人しいだろうけど、半のらなのでどこに連れて行かれるか恐れて、大暴れして、静かにさそうと押さえつけたら大人しくなってそのまま、獣医さんのところに連れていきました。 そしたら獣医さんは猫を見てすぐ、その猫もう死んでいますと宣言しました。目と口をかっと見開いて死んでいました。 飼い主側としたら泣きそうなぐらい可哀想な話だけど、私はワロテしまいました。 『おそろし』宮部みゆき著 第四話 魔鏡 ヒロインおちかから話を聞いて、女中のおしまが同じような話があると、以前の奉公先のところにいたお福という女をつれてきた。お福の家はお店を出してそこそこ裕福で家族中もよくそこそこ幸せであった。美しすぎる姉が戻ってくるまでは・・・ この姉は小さいころはぜんそくで江戸の風に当たるとぜいぜいいわし苦しみは続いていたので、縁者のところに頼んですまわしてもらっていた。成人になりお福の家にもどってきた。美しすぎる姉が帰ってきてからお福の家は表さたにはできないことがおこり、最後はお福の家はなくなってしまった。不思議で可哀想な話だった。 家族のなくなったお福は悲惨な目にあいそうだが、親切な人のおかげで今は幸せです。ヒロインおちかにもそういう不幸ばかりじゃなくいつか幸せはやってきますとお福は云ってさっていった。

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星新一&おそろし3

SF全集星新一先生のレビューをかなり前にしたので、題名は忘れたました。 家の中でいつも適温で、服も薄着、着ていた服も一度きただけでダストボックスの中へ、近未来のユートピアのように見えるけど、電気配給がとまっただけで、部屋は寒くなり、人間は薄着で服を重ねることもなく、寒さで凍死した後で、飼っていた猿が1匹元気にとびまわっているという落ち。 星新一先生が何十年も前に書いたものだけど、古さを感じない。今も昔も未来も共感できる物語って素敵だなと思う。 100年たっても物語は共感できてずっと残り続けると思う。 『おそろし』宮部みゆき著 第三話 邪恋 白と黒の部屋を任されたのだが、今回はおちかは聞く側じゃなく話す立場になった。聞く相手はおちかを親身にいたわってくれる女中おしまです。 今日みたいに寒い日に、川の松にひっかっかていた男の子がいました。助けたのだけど、手足の先が凍傷にかかり指をぜんぶ切り落としました。 この男の子の親族や知り合いはいないかと探したけど、結局見つからず、松に助けられたのだから松太郎と言う名前にして、おちかの兄妹として暮らすことになりました。そのまま何事もなかったらよかったのですが、おちかの縁談がまとまったとき、おちかのことを恋していた松太郎が、おちかの良人を殺し、松太郎も川に身を投げて首の骨を折って死にました。 おちか一人のために男二人が死んで、おちかの心は傷つき、家にいられなくなったのです。 まだまだおちかの心は晴れません。しばらく当分は白黒の間で不思議話は続きそうです。

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お・も・て・な・し&おそろし2

先日郵便ポストに兵庫お・も・て・な・し懸賞というのがはいっていた。なんでも「とことん兵庫県にこだわった」懸賞みたいで神戸の高級ホテル宿泊券、有馬温泉宿泊券、神戸牛のステーキ屋、キティちゃんのミシンまでなんと1万名様に当たるふとっぱらな懸賞。 みんな運気悪いみたいだから、みんな運を良くするために、住所等個人情報教えてくれたらかわりに応募してあげようか? あ、そうそう主催者は、兵庫県読売会だって。 『おそろし』宮部みゆき著 第二話 凶宅 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)でヒロインのおちかの心がほんの少しだけゆるんだのを見て、三島屋の叔父は、いろいろな口入屋に手配してこの世の不思議な話があったなら、白黒の部屋で、おちかに不思議な話を聞かせて、その話が白か黒が吟味して、三島屋の叔父に話を聞かせることになった。 最初の話は凶宅、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)のように怖くはなかったが、家は人が住んでこそ生きるのであって、人が住んでなくても生きている家って人柱を欲する家みたいで怖い。

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自転車事故&おそろし1

私が自転車事故起こしたのじゃないよ。Yahooの記事で横断歩道が赤の状態でつっきろうとしたら75歳のおばあさんとぶつかっておばあさんそのまま昇天しちゃって、1億6千万の賠償金払えと言われて、裁判で4700万円払う判決がでたもの。 75歳ってうちの両親もそれぐらいだけどみていて歩くのもよたよたしてちょっとぶつかったものなら、手や足の1本2本は骨折しそうな感じがします。 もし自転車でぶつかったのが子どもなら、昇天はしなかったと思う。 70歳を過ぎたおじいさんおばあさんには注意しないといけないね。 『おそろし』宮部みゆき著 曼珠沙華(まんじゅしゃげ) おそろしの曼珠沙華を読んだ限りでは、幽霊や妖怪変化はでてこないようす。だけども、それよりももっと暗い人間の闇の部分を語らせています。 主人公は17歳のおちか、ある理由により実家にいられなくなり、叔父の家にお世話になっています。ただ普通と違うのはこのおちか外が怖くて人が怖くて、他人に心をとざしています。このおちかが曼珠沙華の咲く頃、叔父叔母が外出しているときにお客がきて、曼珠沙華を異様に怖がります。さてそのわけは? ゆみきちゃんあいかわらず筆が載っています。話す順序が怖がらせ方もどうにはいっています。そして泣かしどころもなかなか上手です。 続きを読むのが楽しみです。

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