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その女(ひと)の名は魔女>1/24秒の悪魔

「その女の名は魔女」怪異名所巡り2 赤川次郎著 1/24秒の悪魔 立派な土蔵もある昔ながらの家で、夫婦が土蔵から8ミリフィルムを出してくるところから昔死んだはずのおばあさんが気をつけてという。何に気をつけるのかはわからない。 霊感があって幽霊と話をしたりできる町田藍のところに嫁が助けてくれといってくる。それを聞いていた社長は幽霊ツアーを計画する。とまあここまではいつものパターンではあるな。一度パターンが決まってしまったら、同じように書けばいいところなのだけど、その先からは何通りもの幽霊がいてその幽霊の数ほど物語があるから、考えるのが大変だ。 土蔵から見つけ出したフィルムには、買ったばかりの服をきて、嫁が首を絞められる映像が残っていた。このフィルムは何だ? 嫁は殺されるのか? と幽霊物でありながら、赤川先生らしいミステリーもあるから面白い。

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痾(あ)を借りてきた

麻耶雄嵩(マヤユタカ)の痾(あ)を図書館より借りてきた。この人の作品には、メニカトル鮎(地球の地図のメニカトルに鮎?何を考えてこんな変なネーミングをつけたのだ?) 最初読んだのが、最後の事件で、鮎が事件の関係者になってあんな終わり方するとは、この作者鮎を愛していないのじゃないかと思ってしまった。 2作目の夏と冬作品ではミステリー作品なのに、これはホラーかSFかと思ってしまった。 そしてこれが三作目になるのだが、主人公の語り手がバナナの皮ですべって記憶喪失になるそうだ。これだけで笑わしてくれる。今どきバナナの皮ですべるのはドリフでもやらないね。あ、でもケロロ軍曹ではやっているわ。 この作品がどれぐらい笑えるかわかんないけど、結構笑える作品になりそうで楽しみです。

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オンラインショップみっけ

近所の商業地区で、わりと全国展開的な本屋があるのですが、そこの本屋でオンラインで注文したら本を取り寄せてくれるというので加入しました。 アマゾンのカードでのクレジット払いはあまり好きじゃないけど、送料無料でネットの上で本を選べて楽だったので買っていました。でも2500円以上買わないといけないのはちょっと買いづらくなったので近所の本屋に移動します。 以前は近所のTUTAYAでもネット注文やっていたのだけど、バイトには取り扱いがややこしいらして中止になってしまいました。 明日は図書館まで予約していた本が借り出し可能になったのでちょっといってきます。

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送料無料をやめたAmazon

ニュース アマゾン ジャパンは、「Amazon.co.jp」の一部の低価格商品について、単品での販売および無料配送を終了した。今後は対象商品の合計金額が2500円以上であれば購入できる「あわせ買いプログラム」を適用して販売する。 今まで本1冊からでも送料無料だったから気軽に本を買えたけど、2500円以上じゃないと送料無料にならないと知ったら、今はそんなに欲しくない本まで無理して買わないといけないのでつらい。無料になる前は確か1500円以上だと思った。せめて1500円以上で送料無料になればましなのになと思った。

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「神隠し三人娘」>未練橋のたもとで

「神隠し三人娘」怪異名所巡り 赤川次郎著 未練橋のたもとで 昔々橋のたもとでずっと待っているという娘と必ず帰ってくるという男が別れました。その後はどうなるでしょうか。というところで映画は終わります。町田藍は退屈だった映画と思いますが、「すずめ」バスの一添乗員が、映画会社の試写に来るのは異例のこと。この映画には実話であって、男の方は大金持ちの娘と結婚して、橋のたもとで待っているといった娘は小さな茶屋をつくり長年男を待っていた老婆になっても待っていたということです。 幽霊物としてはいまいちですが、町田藍をリストラした「ハト」バスが心霊ツアーを企画してそれなりの業績をあげている「すずめ」バスでの活躍を後悔するころだと思ったら、「ハト」バスの上司が「ハト」バスのころの2倍の給料をあげる(「すずめ」バスではそれが3倍もの給料アップ)「ハト」バスの上司はついでに藍に一晩寝ないかと頼みますが、それは物語の流れ上悪いでしょうってことで、そでにします。

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「神隠し三人娘」>怪獣たちの眠る場所

「神隠し三人娘」怪異名所巡り 赤川次郎著 怪獣たちの眠る場所 一応幽霊話にはなっているけど、それよりも「ウルトラマン」(著作権の問題で物語の中ではミラクルマンになっている)と「ゼットン」(物語上ではエビギラス)の見た目の格好いいものは勝つ、見た目の悪いもの醜悪なものは負けるっていうところを赤川先生の主張がはいってきている感じがある。姪っ子に読ませていた絵本の中にも、見た目のいい言葉をしゃべるウルトラマンもどきは実は地球人を食べる極悪星人で、見た目の悪い地球語を話せない怪獣が、ウルトラマンが極悪星人だと教えるために必死で戦っていたという作品があったな。 もし見た目のいいものを正義だとしたら、見た目の悪いホームレスが悪になり、子供が醜い奴はやっつけてもいい。と思うようになったらどうするのか。でもテレビの特撮やアニメは見た目のいい俳優やアニメの可愛い女の子たちが正義の名のもとに醜いものを狩っている。どうしようもない赤川先生のつぶやきみたいになっていますね。 幽霊話としてはまあまあってところかな。

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「神隠し三人娘」>しのび泣く木

「神隠し三人娘」怪異名所巡り 赤川次郎著 しのび泣く木 二十年前進学校の生徒だった男の子4人組は帰宅途中に、公園でかなり気分の悪そうな助けを求める男を介抱するどころか蹴り倒した。男の子たちは何事もなかったように帰ったが、男は蹴られどころが悪かったのか、木に持たれて死んでしまった。ここまでが前振り。 二十年後、同じ公園でカップルが木にナイフで刺したら赤い血がでてきたということで、週刊誌ねたになり話題になりました。心霊ツアーをしたくてたまらない社長が、藍に心霊ツアーをガイドさせるって当然の話で、木と殺された男の娘と殺した3人(一人はそこの公園で首をつっている)が集まるとどうなるかというお話です。 この男を蹴り倒して殺したところで、男の子4人組みにはラッキーの神様は見捨てたようです。どの男もあんまりいい就職口についていないのがわかります。

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「神隠し三人娘」>神隠し三人娘

「神隠し三人娘」怪異名所巡り 赤川次郎著 神隠し三人娘 表題になっているだけこのお話面白かった。まず例のごとくすずめツアーの幽霊を見に行くところで物語がはじまります。幽霊が出るかもしれない神社で、最近そこで神隠しにあった少女がいるということで藍が白い霊みたいなものを見ます。でバスは帰るのですが、バスはどこに行こうとしても同じ場所をぐるぐるまわります。そして大きなかぶと大根の看板をなんどもぐるぐるまわります。そして藍がはっと気がついて、その大きなかぶと大根の看板の横の家にバスがつっこみます。そこの二階に2年前に神隠しにあった少女が監禁させられていたのです。これが前振り。 後半になると小学6年生と小学5年生の3人が神隠しにあって消えている。それをどう探すかかこの物語の肝になっています。それにしても赤川先生、テレビ局を題材に出すの好きだよね。光と闇、善と悪とか月並みな言葉だけどそういうの感じるのだろうね。

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「神隠し三人娘」>心中無縁仏

「神隠し三人娘」怪異名所巡り 赤川次郎著 心中無縁仏 怪異名所巡りで一番最初に出た本です。心中無縁仏ではバス会社大手の「ハト」から弱小バス会社「すずめ」にきた、霊感のある町田藍の人物紹介と、そのまわりにいる人の紹介です。 巻がすすむにつれて、社長と藍の会話だけになって、美青年のバス運転手君原志郎の描写が少なくなって寂しいです。物語で美青年の話を読むのは想像して楽しいし、藍と君原志郎との関係も書いて欲しいです。 さて最初の心中無縁仏は、織物工場が閉鎖されることになり、閉鎖を反対する第一組合と閉鎖に賛成する会社側が作った第二組合の間で二人の組合員長に息子と娘がいて、一緒に心中して、二人の骨は同じ墓石にはいったはずなのに、息子の霊は浮かばれていないようす。それはなぜかという推理で、その原因を探してみようというものです。

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恋する絵画>失われた男

「恋する絵画」怪異名所巡り6 赤川次郎著 失われた男 失われた男と聞くとSF大好きなどるちゃんは分解された男を思い出すのですが、この物語はまったく違う話。ある日起きてみると平凡なサラリーマンが高級ホテルで泊っていた。 しかも鏡を見るとまったく別人の顔であった。もう一人は大会社の社長が小さな家の布団で寝ていた。顔は見知らぬ若い男、そばで寝ているのは見たこともない女だった。実はお互いが入れ替わる。あいつがおれでおれがあいつのパロディにぎりぎり近いものがあるのだけど、これも幽霊のいたずらの一つだったというものです。

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