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辛い飴>渋い夢

「辛い飴」(永見緋太郎の事件簿) 著者 田中啓文 発行所 東京創元社 渋い夢 大金持ちの地主がプロのジャスを聞きたくて、主人公たちを招きいれる。そこには超高いピアノが置かれていて、不思議とちょっとした楽器がなくなるという変事があった。 そこで超高いピアノがなくなった。この超高いピアノはドアを壊して、部屋の中に入れたという分解不可能のものである。関係者の思惑とか、いろいろ推理して、音楽探偵永見の推理が冴えるといったところです。 大金持ちの地主以外、ジャスとか音楽は環境をみだし、邪魔なだけと容疑者たちは思っていたところに、主人公たちの非常にうまいジャズで見直すって、ありがちな展開だけど、今まで主人公たちに感情移入していた読者はカタルシスを発見すると思います。

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辛い飴>塩っぱい球

「辛い飴」(永見緋太郎の事件簿) 著者 田中啓文 発行所 東京創元社 塩っぱい球 どこにでもありそうな手術が必要な子供がおびえて手術をしないという。そこへホールランを打ってやるという約束をする。どこかで聞いたような美談を下じきに物語がはじまります。そこにわたしと永見が音楽をひいてただの美談で終わるものを野球賭博につながるところはさすが、推理小説にしたなと思いました

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辛い飴>辛い飴

「辛い飴」(永見緋太郎の事件簿) 著者 田中啓文 発行所 東京創元社 辛い飴 昔昔有名じゃなかったけど、とっても上手な音楽隊がありました。その音楽たいは今でも現役です。日本で売りだそうと、昔昔とった音楽でCDをつくったら馬鹿ぐらいCDが売れて、日本に呼ぶことにしました。MDにはいっていた曲は昔と変わらずよい曲でしたが、次に送られてきたMDは素人そのものでした。はたしてこのMDは誰が弾いたものか、前送ってきたMDと次に送られてきたMDは別人のものか本人たちのものか、ライブは近づいています。どうなるのでしょうか? この謎を永見が快刀乱麻とばっさばさ解決していく。音楽推理小説って所の位置でいいかな?

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辛い飴>甘い土

「辛い飴」(永見緋太郎の事件簿) 著者 田中啓文 発行所 東京創元社 甘い土 最初の数編読んで、酒とかプライドで堕落して自暴自棄になった登場人物が音楽と再びかかわりあって、再生する物語が基本になる話だとわかりました。 甘い土で、落ち込むのは永見で、外国の尊敬する音楽家に、君の音楽にはムダが多すぎると太鼓判を押されてかなり落ち込む永見、それを日本の土俗的な音楽をテレビで撮影するのに音楽家の一人として、音楽にかかわりあって、再び活路が出ればいいが・・・という話です。前半はこんな感じです。 後半は、途中胡散臭い山師みたいなのがでてきて、物語は謎が深まり、復活した永見がカラクリをあばくか・・・という楽しみが残っています。 次、ドラゴンタトゥの女を予約しているのですが、いつになったらはいってくるものか、面白そうな話だけに楽しみです。

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辛い飴>酸っぱい酒

「辛い飴」(永見緋太郎の事件簿) 著者 田中啓文 発行所 東京創元社 酸っぱい酒 ちょっとした名前に伏線をつくっていていいなと思いました。あるところに女性シンガーがいて、伝説のシンガーが歌ったジャスバーがあって、ちょうど女性シンガーが入店したときに伝説のシンガーが歌っていて、その美声にほれ込んでしまったという話です。 いたるところに伏線をちりばめていて堪能しました。

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辛い飴>苦い水

「辛い飴」(永見緋太郎の事件簿) 著者 田中啓文 発行所 東京創元社 苦い水、酸っぱい酒、甘い土、辛い飴、塩っぱい球、渋い夢、淡白な毒の7つに分れた短編集、普通であれば1日1短編、1週間で読み切れるはずであるが、ここ2.3日普通の風邪にやられて、風呂で本を読むという芸当ができなくなった。酸っぱい酒までしか読んでいない。今まで読んだ苦い水、酸っぱい酒までは殺人とか警察ごとにかかわるような大事件には至っていない。音楽好きの永見緋太郎がみたちょっとした音楽にかかわる出来事を解決しているお話である。最初の二つが音楽関係なら最後までそうなのだろうね。 苦い水 トロンボーン弾きが前歯をやられいぜんのように吹けなくなり、酒で道端で吹いてもへたくそな音しかでない。そのトロンボーン弾きの栄光と挫折と、再び復活なるかというお話です。音楽のことはわかんなくてもそこそこ楽しめました。ただ、善意であったとしてもボランティアでそこまで人が集まるか不思議ですぅ。

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ばんば憑き>野槌の墓

「ばんば憑き」 著者 宮部みゆき 発行所 角川書店 野槌の墓 宮部みゆき版しゃばけだな。主人公は、7つの娘がいる傘貼り(なんでも屋)浪人、浪人だが刀は持っている。その七つの娘が「よく化ける猫はお嫌いですか」と聞いてくることからはじまる。まず猫又が登場して、野槌の化け物を切って欲しいという。すてに何人かに頼んでいるのだけど、帰りうちにあっている。主人公は刀を持っていてなんでも屋だから野槌を切れるだろうとのこと。後口の悪かったばんば憑きの後だったから、これはややソフトな話だけど、心地よく1冊読み終えたと思った。

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ばんば憑き>ばんば憑き

「ばんば憑き」 著者 宮部みゆき 発行所 角川書店 ばんば憑き 表題になっているばんば憑きであるが、読んだ後後口の悪さを感じる。登場人物はだいたい三人、大店のお嬢とその夫の若夫婦、そして相部屋になったお松という老女。お松という老女からばんば憑きがどうやってできたか、それを聞いてわがままで悋気ものの嫁を、いつれはしたいと夢想する夫だが、夫の気持ちはどこまでも暗い。 ちょうど2時間ドラマのシリーズものでこの主人公と一行は最後は解決して、悪い犯人をやっつけてくれるという安心感とカタルシスがあるから人気あるのだよね。船越には悪人になって裁かれちゃ駄目だという約束事がある。 2時間もの主人公というのは普通テレビで見るのでは、英雄であらねばならない。よい人でないと2時間ドラマはお約束になっている。 このばんば憑きを2時間ドラマにしたら最後にカタルシスがないから視聴率悪いと思う。 ばんば憑きをこの本の題名にしたのは正解だな。

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ばんば憑き>討債鬼

「ばんば憑き」 著者 宮部みゆき 発行所 角川書店 討債鬼 手習所(今の学校と塾との中間ぐらいのやくわり)の先生武士に、生徒の一人を殺してほしいと願いがでた。いくら武士とは言え、商人の子供を理由もなしで切り殺すわけにはいかない。そこで聞いてみたら、そこの今の旦那とその兄が仲が悪くて、暖簾をどちらに分けるかけんかしたらしい。その後兄がなくなって弟が旦那になった。兄にはお嫁さんになる人がいて、その女までも自分のものにして、子供を一人つくった。その子供が討債鬼だから殺せと旦那はいっている。  うさん臭い坊主がこの家には討債鬼がいますといったのがはじまり、物語を読んでいくとそのからくりがわかって、あやかしの本なのに捕物帳を読んでいる感じがする。子供を殺さないために、討債鬼をはらうふりをする行事を行った後が、当の討債鬼は誰だったのかがわかり最後は怖かったりする。

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ドラマ>家族八景>無風地帯

ドラマ「家族八景」 原作:筒井康隆  主演:木南晴夏 その1 無風地帯 深夜放送で「家族八景」がドラマ化されると聞いて録画してじっくりみることにした。 昔の筒井の本では女中になっていたはずなのに、お手伝いになっているのね。 七瀬役の木南晴夏は瞳の綺麗な女の子だが、演技は余りリアクションがなくてつったっている感じがする。これからどう演じるかしばらく見てみることにする。 まず最初は無風地帯、一見静かな平和な家族を営んでいるけど、七瀬のテレパシーで夫は年増の女に浮気をしている。その息子も父親のちんぽをいれた同じ女とやっている。娘はサークルの男友達をやっている。だがその家の女主人は、七瀬はテレパシーで読んでも、家事のことしか考えていない。家の中を壊そうとした七瀬は、家事のことしか考えていなかった女主人から次のお手伝い先の紹介を受ける。紹介状の形をとって追い出されたのですね。この家の無風地帯はいつまで続くものなのか、耐えに耐えた女主人がぷっつんきたときに、どんなさわぎになるか。想像しただけで楽しくなる。

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