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カテゴリー別アーカイブ: 04_絵本
絵本>ちょっとだけまいご
絵本>ちょっとだけまいご 作 クリス・ホートン 訳 木坂 涼 BL出版株式会社 可愛らしい絵本ですね。無邪気に絵本を読んで楽しめます。 最初ふくろうの子どもが巣から落ちて、りすにあい、いろいろなヒントを得て、最後におかあさんふくろうと再びあうことができます。 人間の子どももちょっとだけまいごになることもあるでしょう。親切な人に助けられて最後おかあさんと出会うことで安心感を得ることができます。 このちょっとだけまいごもおかあさんふくろうとあうことができて、子どもは追体験して安心感を得られるのだと思いました。
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絵本>しまふくろう いきる
絵本>しまふくろう いきる 作 手島圭三郎 発行所 株式会社 絵本塾出版 最初の言葉に 「しあわせなひびをすごしていた、ふくろうのふうふ。やさしいおすにまもられためすは、いつまでもしあわせが、つづくことをねがっていました。しまふくろうのいのちは、20ねん。おわりのひは、しずかにしのびよってきます・・・。」 この絵本をつくった作者は卑怯だと思う。絵本を読む子どもにこびることのない硬質の文章の中に文の行間から自然の厳しさとしまふくろうの夫婦の愛情がかいまみることができます。特に愛情を持って時には外敵のカラスから守るおすのたくましさ、そしてめすによせるおすの優しさを読むことができます。 しまふくろうのふうふが幸せな生活を前面に出して、最後の方で、やさしいおすが先に死ぬシーンはぽろぽろ涙が出るほど悲しいです。作者は最初からそれを計算して書いているから卑怯だと思ったのです。持っておきたい良書のひとつにしたいです。
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絵本>はるですよ ふくろうおばさん
絵本>はるですよ ふくろうおばさん 作・絵 長新太 発行所 株式会社 講談社 どう感じたらいいかわからない絵本だった。大人のわたしが見たら寒がりのふくろうが毛糸を編んで、木の上にかぶせて帽子みたいなのを作る寒くなるにしたがって、その毛糸の帽子は大きくなり、最大限に大きくなったときにはるですよ ふくろうおばさんで終わっている。最初読んだときなんじゃこれは?それだけ?と思ってしまった。 でもこの絵本の最後に落合恵子さんの解説で「ナンセンスのリアリティ」というのが出ていた。それを読むとこの絵本は大人よりも子どもの方が絵本の意味をナンセンスで理解すると書かれていた。今まで私は姪っ子はもう高校生になって絵本を読むことをやめたし、絵本のレビューのため子どもの視線で絵本を読もう読もうと思っていたけれど、やっぱり子どもには戻れないのかなぁとちょっと思ってしまった。
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絵本>しあわせなふくろう
絵本>しあわせな ふくろう オランダ民話 え チュレスチーノ・ピヤッチ やく おおつか ゆうぞう 福音館書店 しあわせなふくろうって老賢者の夫婦みたいに見えますね。農家に飼われているぎゃあぎゃあわぁわぁ騒いでいる家畜たちは餌を食べたり喧嘩をしたりしてそれはそれは刺激的で幸せかもしれないけど、ふくろうの夫婦はそういうのじゃなくて、静かな自然の中の森の木漏れ日や植物が大きくなって花を咲かせる様子とか春夏秋冬の美しさ自然さを愛して、しあわせになっている。その話を他の家畜たちに話したらつまんない話かもしれないけど、そういうしあわせもあるものだと気がつくことのできる絵本でした。
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絵本>ちびフクロウのぼうけん
絵本>ちびフクロウのぼうけん 文 ノーラ・スロイェギン 絵 ピルッコ・リーサ・スロイェギン 訳 みむら みちこ 株式会社 福音館書店 美しい文章とちびフクロウをはじめいろいろな絵が美しく描かれた絵本です。 普通フクロウは夜起きて、朝寝るものですが、このちびフクロウは朝になっても目をぱっちりあけて、うさぎやくまやりすと遊ぼうとします。でもそれぞれ種が違うのでちびフクロウはうまく遊べません。私はくまと一緒になったところでちびフクロウはくまに食われるかとときどきしたけど、くまは相手にせずに行ってくれたのでほっとしました。 そして家に帰れなくなりちびフクロウは心細くなったところでおかあさんフクロウがやってきて無事家に帰れます。 ちびフクロウは幼い子ども自身でうさぎやくまやりすは年上のおにいさんやおねえさん、そして大人にあてはめることができます。子どもは家から遠いところに行って心細くなったことおかあさんに出会えることで、子ども自身はほっと安心するのでしょうね。こうして子どもはちびフクロウに感情移入するのでしょうね。
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絵本>ふくろうくん
絵本>ふくろうくん 作 アーノルド ローベル 訳 三木 卓 文化出版局 たわいもない短編が5つつづられた本です。主人公はふくろうくん、大人のふくろうのはずなのですが、やっていることは子どもが空想してやってみたい、やってみようと思うことばかり。単純だけど奥が深い話です。 1作目はだんろが燃える暖かい部屋でみどりのまめのスープを食べようとすると、玄関の戸をノックする音がします。何だろうと行ってみると誰もいない。またくつろいでいるとノックをする音がする。ふくろうくんは考えて・・・。 文章にすると無味無臭ですが、アーノルド ノーベルと三木卓の物語になると、これが深みのあるいい絵本になるのですよね。子どもにも読んであげたい本の一つです。
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絵本>きんぎょ
絵本>きんぎょ 作 ユ・テウン 訳 木坂涼 発行所 セーラー出版 真っ赤な表紙の中に本と金魚が描かれています。なかなか渋いなとページをめくっていたら、男の子がおじいさんと一緒に金魚鉢と赤い金魚を持って図書館に入る絵でした。そして図書館をぐるりと見ているうちに寝てしまって、気がつくと夜でした。赤い本に赤い金魚が入って、金魚が増殖して、そして・・・という絵本でした。不思議感覚の絵本です。ちょっとボルヘスの幻獣辞典に似ている雰囲気の絵本でした。ボルヘスの幻獣辞典好きなのだよね。紹介されている幻獣たちに哀愁を帯びているというか日本語訳者の文体も独特のものがあって好き。 このきんぎょという絵本を描いたユ・テウンも日本の絵本作家とは違う感性の持ち主だと思った。そして少しボルヘスの影響を受けているのじゃないかとも思った。
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絵本>きんぎょのトトとそらのくも
絵本>きんぎょのトトとそらのくも えとぶん にしまきかやこ 株式会社こぐま社 きんぎょばちの中にきんぎょが一匹だけだと寂しいだろうね。きんぎょのトトが仲間を探しに少し冒険するお話。子どもの日頃思っていることを絵本にしたものだと思う。 きんぎょは1人では浮くことも仲間を探すこともできない。そこでとりさんがどこからか持ってきた赤い風船の先にきんぎょのトトをくくって仲間を探す話。大人は1日が忙しくて雲を見ることもなくなったけど、子どもは好奇心旺盛で雲をみてはいろいろな動物や魚を想像する。きんぎょのトトも雲の形が魚になっているのを見て仲間だと思うけどそうじゃなかった。最後は池の中にぽちゃんと入って仲間を見つける。仲間を見つかったことで子どもは安心するのだね。小さな子どもなら喜びそうな絵本です。
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絵本>うちのきんぎょ
絵本>うちのきんぎょ 文 谷口國博 絵 村上康成 買ってきた金魚鉢に金魚が一匹、男の子がたぶん夏祭りの屋台で1匹すくった金魚なのだろうね、嬉しくて金魚をいつも観測している。金魚がくろーるしたり、ひらおよぎ、次はばたふらいでもするのかと思えば、男の子も金魚鉢の中に入っちゃった。ここまでくるとひねた大人は夢落ちだとうすうすかんずくのだけど、こどもはこれからどうなるのだと夢中。ラストから2枚後ろの絵には笑えた。まあまあ面白い話であった。
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絵本>きんぎょのおまつり
絵本>きんぎょのおまつり 著者 高部晴市 発行所 株式会社フレーベル館 図書館に家のパソコンから「きんぎょ」で選択して、「きんぎょのうんどうかい」、「きんぎょのおまつり」がヒットしました。順番としては、金魚のアカさんはもともと家にいるきんぎょで、ここで金魚のおまつりできんぎょすくいでつりあげた金魚が運動会で活躍した感じがおこりました。うんどうかいよりもおまつりの方が楽しくて、金魚の飼い主でフーさんや友達を見つけるウオーリを探せ的絵が乗っていて楽しい。それに屋台の数が多いので、いろんな屋台で空想していろいろ食べてたり買ったりするのが楽しい。
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