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メタ情報
月別アーカイブ: 7月 2009
もりもりくまさん
作:長野ヒデ子 絵:スズキコージ 出版社:鈴木出版 本体価格:1,100円 ISBN:4790251977 今の絵本の挿絵作家で一番いっちゃっているのがスズキコージ先生だと思います。挿絵作家それぞれ特徴があってそれなりに面白いのですが、スズキコージ先生の挿絵はかなりの人が印象深く思いつつ好き嫌いがはっきりしていると思います。長野ヒデ子先生の「おかあさんがおかあさんになった日」の絵本と「もりもりくまさん」とこうも150%(この数字微妙)印象が違うと笑っちゃいます。 もりもりくまさん わお! 楽しいです。文章も少しいっちゃっているし、絵はくらくらするほどいっちゃっています。私も昔は少し公民館(大学ではない)で絵の勉強をしたのですが、スズキコージ先生の絵はものすごい色使いなのでずっと見ていても飽きません。 この絵本は小さな子供さん向けだそうですが、子供さんこの色使いを真似しようとして、家のふすまに様々な色の巨大絵画を描かないか心配します。
カテゴリー: 04_絵本
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ぶんぶくマッサージチェアー
作:宮葉唯 絵:篠崎三朗 出版社:くもん出版 本体価格:1,200円 ISBN:4774311758 ぶんぶく茶がまの孫のたぬきがマッサージチェアーにばけるのですが、ぶんぶく茶がまの残酷風味はとれて、マッサージチェアーで身体が癒されるように、この絵本を読んで心まで気持ちいいって感じるところが素敵ですね。 この本は、他の流行りの本とは違って、話も絵も平凡ですが平凡だからこそやさしい感じがします。賞も取らないし、子供の一番の本にもならないと思います。でも子供がたくさん読んだ本の中で、子供が大きくなってこんな絵本もあったなぁとふと思い出して心が暖かく感じてしまう絵本だと思います。わたしはこういう絵本好きですね。
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あいしてくれてありがとう
作・絵:みやにし たつや 出版社:ポプラ社 本体価格:1,200円 ISBN:4591105660 宮西先生の最新作です。最新作があるのを知って図書館で予約をいれたのですが、人気があって何冊も図書館にはあるというのに次から次と予約がはいって待たされること2ヶ月かかりました。 宮西先生のティラノサウルスシリーズはお約束がたくさんあるのです。まず最初はティラノは傲慢で乱暴、そんなときティラノを知らない小さい恐竜がなついてくる。困惑しつつも子恐竜を世話する。そして赤い実。これだけの縛りが水戸黄門なみにあるというのに、どの本も似ているようで、似ていない。読むたびに可哀想とか心が泣いて癒されるのですよね。 今回の話も黄金パターンを踏んで最後は泣いて癒されました。このシリーズずっと続いたらいいなと思います。
カテゴリー: 04_絵本
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まゆとおに-やまんばのむすめまゆのおはなし
作:富安 陽子 絵:降矢 なな 出版社:福音館書店 本体価格:800円 ISBN:483400998X 表紙のまゆの無邪気な顔、それにひきかえ鬼の情けない・・・うーんこれは困っている顔だな。表紙を見て気に入って読んでみました。まゆはやまんばの娘だけど無邪気で力持ちで人を疑うことを知らない。それに比べて鬼は悪いことばかり考えているのだよね。 やまんばのおかあさんも他の絵本で語られているような老婆で魔女のような姿じゃなくほっそりしていてかっこういいのだよね。このおかあさんがいるからまゆのようないい子ができたのだね。まゆの無邪気さと鬼の情けなさが引き立つ話でした。
カテゴリー: 04_絵本
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きらきらピンク
作:ナン・グレゴリー 絵:リュック・メランソン 訳:灰島かり 出版社:鈴木出版 本体価格:1,600円 ISBN:4790251950 姪っ子はきらきらピンクという題名にひかれてこの絵本を手にしたみたいです。女の子はピンクが大好き。3人グループも全身ピンクでピンクガールズと名づけられています。主人公は父親と母親の職業から見てもわかるように裕福な家庭ではないと思います。だから親はピンクの服を買ってあげれないし、主人公の女の子が欲しがったピンクのお人形を買うこともできない。主人公の女の子が一生懸命プチお手伝いしてお金を貯めても買うことはできないぐらい高い。父親もトラックを電飾いっぱいにしたいけど、お金がないからできない。教育的に父親の一言で主人公は人形よりも欲しいものはすべて手にはいっていると感じるのが救いです。 ここまでが絵本ナビに投稿した文書です。「きらきらピンク」という一見華やかな題名をつけてその題名にひかれて読もうと思ったものは姪っ子以外にもたくさんいると思います。 ところが本の内容はきらきらピンクに憧れている茶色い服の女の子の話です。この茶色い服も新品ではなくフリマやリサイクルショップで買ってきた服のような気がします。ピンクの人形を買うためにプチ手伝いをしたけど、貧乏人には買えない値段で他の女の子に人形をひきとられていく。頑張っても貧乏人は夢を叶うことができない。それに最後に桜の花とかいろいろピンク集めをして、、ピンクの他に大事なものがあると父親が諭すのですが、たった1Pが2Pだけで、読んでいる子供にはわからないと思います。私でさえ行間を読もうとしても読むことができませんでした。経験から作者は父親にピンクよりも家族の幸せの方が大事だと言っているのだなと思うのですが、経験の未熟な子供にわからそうとするのは無理があります。 恐怖物語の猿の手で、きらきらピンクの人形を手に入れて、そのかわり父親が死んで、ゾンビになってやってきて、きらきらピンクの人形なんていらない。平和で幸せだった時間を返してと言わせたらいいと思います。それだとパクリになるかな?
カテゴリー: 04_絵本
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