月別アーカイブ: 9月 2009

さかさのこもりくんとてんこもり

作・絵:あきやま ただし 出版社:教育画劇 本体価格:1,000円 ISBN:4774610860 家に「さかさのこもりくんとてんこもり」があるのを知った姪っ子は、「あーちゃん(わたしのことをあーちゃんと呼びます)面白い絵本持っているね。これ小学校でも人気なのだよ」と言っていました。 さっそく読んであげたら、最初のころは「おやすみ」は「おはよう」のことだと理解できますが(この子たちはこうもりなので、休むときもさかさ、だからしゃべる言葉もさかさなのです)、うんどうの時間ではたたいそうのところで姪っ子にもさせたのですが、あげる、さげる、みぎ、ひだりが反対なので最後はぐちゃぐちゃになってしまいました。 姪っ子他のこもりくんシリーズも読みたいというので他のも手にいれて読んであげることにしました。

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ねぎぼうずのあさたろう その6 みそだまのでんごろうのわるだくみ

作・絵:飯野 和好 出版社:福音館書店 本体価格:1,100円 ISBN:483402248X 表紙の絵みて、あさたろうがどろだらけになって戦っている図かなと思ったら、まめみそでした。今回の6も水戸黄門的で勧善懲悪にすっきり別れていて面白かったです。 浪曲歌えないから普通にしか読み聞かせできないけど、姪っ子は面白いらしく何度でも聞いて、そのうち自分で読みだして私の方が朗読上手だと言い始めました。 特に男の子のえーん、えーん ひっくひっくというところは感情こめて言っていましたね。 6の最初でにきちが置手紙(誤字だらけのね)していなくなったけど、次の7でにきちと絡んだちゃんばらがはじまるのかな? 7が楽しみです。

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しあわせの子犬たち

作:M・ラバット 絵:むかい ながまさ 訳:若林千鶴 出版社:文研出版 本体価格:1,200円 ISBN:458082055X 主人公の女の子は毎年夏になると農場にやってきて、おばあちゃんと暮らします。だけどもこの夏は少し違いました。コリー犬のエルシーのお腹が大きくなって、小さなちびちゃんたちを産むのです。犬のおさんの準備、毛布をあつめて、洞窟のように暗くしてあげる。そして2時間置きに小さなちびちゃんがほろりほろりと産まれてくる。私は主人公の女の子で犬の誕生の様子を聞いただけで、コリー犬のエルシーの中から羊水を破ったり、袋をやぶったりするのは怖くておばあちゃんにみんなさせてしまいそうです。でも怖いながらも誕生の瞬間をみてみたいです。 わたしもインコの夫婦を飼っていました。両方とも雛のうちから育てて手のりのいんこです。このインコの夫婦も春のはじめ卵を産んだのだけど、どっちが悪かったのかわかんなかったけど、雛は産まれませんでした。そして阪神大震災の翌年に生まれた12歳のまーちゃんは私が可愛がりすぎて力いっぱいにぎったら内臓破裂起こして私の手の中で死にました。だからもう雄を買ってこない限り雛の誕生を見ることができません。 そしてコリー犬エルシーの子供が生まれ、誰も教えていないのに乳首を探してちゅーちゅーします。人間も動物も一緒なのだなぁと思いました。生命力に満ちた夏すくすくと育つ犬の子供たち、すべてが眩しくて活気に満ちて、女の子は子犬を育てて一生の思い出になると思います。 子犬が大きくなり、子犬が幸せになるように飼い主探しです。日本だったらコリー犬産まれたらペットショップに直行でどんな飼い主にあたるかわかりません。この本の中でかれていた「ためし」にコリー犬を飼おうとする飼い主にでもあたったら、悲惨です。子犬のうちは可愛いから飼って、大きくなってこんなはずじゃなかったと保健所につれていかれるかもしれません。日本のペットショップも犬を売るだけじゃなく、子犬のためになるような制度をいれたらいいのになと思います。 コリー犬を飼いたいという人は多いけど、おばあちゃんが子犬のためにならないと思ったら断ります。よりよい子犬が幸せになる条件にあう人は少ないのです。でも心に傷ついて犬を必要としている人がたまにいて、子犬と相性があいひきとっていきます。心の傷のある人たちが子犬によって癒されることがあたたかく描かれていると思います。 私もセキセイインコのピッピピを飼ったときは数匹の中で一番愛嬌のいい、いってみればピッピピと一本の線で結ばれた縁のようなものを感じます。この子犬を育てることになった人達もきっとそうだと思いました。

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