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ビロードのうさぎ

「ビロードのうさぎ」 作:マージェリィ・W・ビアンコ 絵:酒井 駒子 訳:酒井 駒子 出版社:ブロンズ新社 税込価格:\1,575(本体価格:\1,500) 発行日:2007年04月 ISBN:9784893094087 クリスマスの絵本ということで、図書館から借りてきたのですが、姪っ子に読んであげていたらビロードのうさぎに感情移入しちゃって、目に涙がたまってしまいました。 男の子が大事にしているビロードのうさぎは、男の子のことが大好きでたまらない。でも男の子が病気になって、男の子の持っている玩具はぜんぶ処分されることになる。そんなとき奇跡が。。。 この絵本の中には、男の子の病気が重くて、死を感じられるし、それに玩具の処分で玩具としての死も感じられる。私の無意識世界にびんびん死と生との交互の再生が伝わって、心を揺らします。無意識世界のかなり怖い領域までつっこんだ絵本だと思います。この絵本は怖いけど傑作です。

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