日別アーカイブ: 2011年11月4日

SF>望郷のスターウルフ

若い頃はほとんど徹夜で一晩に文庫本2冊ぐらい読んでいたこともあったけど、年齢の衰えで一か月に1冊読めたらいい方ですね。 今月は、エドモンド・ハミルトン著 野田昌宏訳の「望郷のスターウルフ」を読んでいました。 昭和46年に初版が発行されているのだけど、古さを感じないSFです。今の宇宙技術者から見れば大笑いの本かもしれないけど、科学的知識を持っていない私から見れば純粋に楽しめました。 銀河系最大の芸術的秘宝「歌う太陽」が盗まれて、取り戻したものには多額のお金をもらえるとあって、主人公が、いろいろ苦労して、歌う太陽のあるところはわかるのだけど、ひどい苦痛を与える精神攻撃を受けてほうほうのていで逃げ出します。八方ふさがりのように見えてどうするのかと思ったら、スターウルフの星に、宝石を隠している星がありまっせとちくってその気にさせて、スターウルフの連中のだますところはカタルシスが落ちますね。 4巻も読みたいと思ったら、4巻目の途中でハミルトンが死去されてしまったので、スターウルフシリーズは3巻で終わりです。今度はキャプテンヒューチャーの世界にでもはまりこもうかな?

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