月別アーカイブ: 12月 2011

若おかみは小学生

題名 若おかみは小学生 花の湯温泉ストーリ1 作 令丈ヒロ子 絵 亜沙美 やっちゃあいけないことかもしれないけど、図書館の本をお風呂の中で読んでいます。姪っ子が若おかみのシリーズをたまたま3を図書館で借りて、家においとくのもったいないからお風呂場で読んでみたら(すこし馬鹿にしていた)面白かったです。大人の本向けはツエツエバエはかく語りきを読んだりしたら、脳味噌狂うけど、子ども用に書かれているから肩もこらずにグッドです。 第一巻は、主人公はなぜ若おかみになったかの説明とか、旅館での作法とかの説明とかあっても物語の中だからそんなに気にならない。子どもが喜びそうな幽霊(ざしきわらしかしらん)もでるしね。 とにかく風呂の中で気持ちよく読める本でした。

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本所お化け坂 月白伊織

本所お化け坂 月白伊織 著者 朝松 健 私の記憶によればこの朝松健という作者、クトルフ関係ばっかり書いていると思ったら、年をとって落ち着いて日本の物の気を取り扱うようになったのね。 普通の人には見えない。本当に物の気で困っている人しか見えない本所のお化け坂、そこの坂の上にいる百怪寺に暮らす月白伊織とその息子太郎は人の姿をしているけれど、彼らも人間の姿を借りた神と妖怪の間ぐらいに存在するのかもしれない。一応息子太郎ということにはなっているが、実際は伊織と対等の存在らしい。人間として暮らすには息子として演じているけど、ときどきひょろりと対等である言葉を吐く。そういうちょろりちょろりが面白いのだよね。 それと、物の気に取りつかれる人々も心の「負」の感情を持っていて、どんなに立派でもときおり聖人君子じゃない限り、人々はときどき「負」の感情になることがある。その瞬間に物の気がとりつくのだよね。そして伊織の宝刀・神咒信国が物の気を立つ話です。 いうてみれば、江戸時代の地獄からきたどろろんえんま君が、火を拭かず宝刀で、物の気をばっさばっさ退治する話です。 こういう話好きなので続編でたら読んでみたいなと思います。

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