日別アーカイブ: 2012年1月24日

ばんば憑き>討債鬼

「ばんば憑き」 著者 宮部みゆき 発行所 角川書店 討債鬼 手習所(今の学校と塾との中間ぐらいのやくわり)の先生武士に、生徒の一人を殺してほしいと願いがでた。いくら武士とは言え、商人の子供を理由もなしで切り殺すわけにはいかない。そこで聞いてみたら、そこの今の旦那とその兄が仲が悪くて、暖簾をどちらに分けるかけんかしたらしい。その後兄がなくなって弟が旦那になった。兄にはお嫁さんになる人がいて、その女までも自分のものにして、子供を一人つくった。その子供が討債鬼だから殺せと旦那はいっている。  うさん臭い坊主がこの家には討債鬼がいますといったのがはじまり、物語を読んでいくとそのからくりがわかって、あやかしの本なのに捕物帳を読んでいる感じがする。子供を殺さないために、討債鬼をはらうふりをする行事を行った後が、当の討債鬼は誰だったのかがわかり最後は怖かったりする。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。