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ビブリア古書堂の事件手帖2 その1

ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ 三上延著 第一話 アントニイ・バージェス『機械じかけのオレンジ』(ハヤカワ文庫NV) 私は『機械じかけのオレンジ』には古典名作で気にはなっていたけれど、まだ読んでいません。ビブリア古書堂の栞子さんにお世話になった少女の妹が今回の話です。この妹がオレンジの読書感想文を書きました。ところがオレンジは暴力シーンが多く、悪人ばかりで善人は出てこないと言う世界です。その世界に感情移入した読書感想文を書いて、教師から釘をさされます。栞子さんにその作文を読ましたら、何やら考え込んでいる様子(このあたり伏線ある)、それにしても栞子さんは本に対しては博学なのだなと感心します。 オレンジには最終章があるのとないのがあって、妹が購入したのは最終章のあったもので、この読書感想文を書いたのは、オレンジを読んでいないと看破する。栞子さんもすごいけど、この作者もこの本の違いを知っていて、物語1作つくってしまうとはお見事です。 最後に、栞子さんが何やら考え込んでいる様子の伏線も原因がわかってうまくまとまった話でした。

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絵本>バナナじけん

バナナじけん 作:高畠 那生 出版社:BL出版 税込価格:¥1,365 発行日:2012年12月25日 ISBN:9784776405696 あ、バナナが ひとつ おちましたよ。 そこへ さるが ひょろひょろ あるいてきて みちにおちている バナナをみつけました どうするとおもう? 最初冒頭2ページ分の文章ですが、母親が子供に次は何があるかなと思わすような会話だと思いませんか? その次はネタあかしですが、 もちろん パクッ! 子供が思いつきそうな展開ですね。子供が自分の考えがあたったと喜びます。次から次にうさぎわにときて、子供がちょっと頭を働かせて、自分の考えがあたったと喜ぶのがわかります。わたしも好きな絵本の一つになりそうです。

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