芳香&あんじゅう1
さる所の掲示板では、かおりつきの柔軟剤を買ったのだけど、かおりが嫌で残りの柔軟剤を捨ててしまったと書かれていました。最近1年前の柔軟剤のかおりが残っているとか、服きていてもずっとかおりが続くといった柔軟剤のかおり競争になっているような感じがします。私は安全策をとって、かおりのない無臭の柔軟剤がいいなと思いました。
ついでに、ドラックストアでラベンダーのかおり(部屋用芳香剤)を2個500円というものだから2個買ってきました。それで1個封を切り、かおりを漂わせたのですが、うっこれはトイレのかおりだ! そうです。家のトイレのかおりにしていたものだから、身体にラベンダーはトイレのかおりとインプットされて、本来はいいかおりのはずが、そのかおりを嗅ぐとトイレを思い出すようになったのでした。ラベンダーの芳香剤はトイレに鎮座しています。今部屋に使っているのは無臭の部屋の匂いを吸収するタイプの透明のドロップみたいなのが多数あるものを使っています。
『あんじゅう』宮部みゆき著
第一話 逃げ水
おちかさんのところに、どこかの番頭と丁稚が不思議話をしにやってきた。どうやら丁稚が困ったことをしてくれているらしい。よく聞くとこの丁稚がきてから家中の水が逃げるようになくなってしまうそうだ。よくよく聞いてみると丁稚がいた里で鳥居に封印していた白子様(お旱さま(おひでりさま))が憑いたらしい。丁稚と白子様は仲がいいので離れそうにない、さてどうしたらいいかというのが今回の肝。山の神としてかつてはまつられていた白子様もちょっと可愛い女の子だったり、逃げ水でずっと悪役だった番頭が、白子様に丸のみされて、ぺっされたときは、頭の先から足の先まで一切の毛がなくなったというのも笑える。怖さだけじゃないちょっとした笑いも含んでいて楽しい物語でした。
doru の紹介
私は興味があるものに対しては物凄い好奇心を持ちます。(私の部屋には一千冊程度書物をおいています。普通の家庭の私の部屋にはそれ以上おけません。しかたがないので図書館で書物をかなり借りて読んでいました)
また興味をないものには一切関心を示しません。まあそれは誰でも同じだろうとそれなりに理解しているつもりです。
今、私は「山月記」の虎と同じような運命になっています。虎と同じように私にも人間的に欠陥があるだけじゃなく文書にも欠陥がありました。原稿用紙10枚ぐらいなら普通に書けてバブル時代は70~80%(社会道徳上に酷いものもお構いなく投稿していました)の確率で採用されて文書系においてはまさしく賞金稼ぎでした。ただ原稿用紙20枚ならちょっときつくで、新人作家の投稿基準となる原稿用紙50枚ならどうあがいても無理でした。
それに若い頃はかなり怠惰でした。例え文書に欠陥があっても全力で書けばほどほどの作家になっていたのじゃないかと思います。今になって悔やんでももう遅いです。
文章によく出てくるもとくんは、私が20代の頃からパソコン通信&インターネットでメールや掲示板でさまざまな意見交換をしてくれた男の人です。悲しいことに2015年に肺がんで逝ってしまいました。
あるサイトの掲示板に書いたいた私の文書を一部変更して引用します。
「生前もとくんは、私が書く文書は、書いている本人は普通だと思っているようだけど、もとくんや他の人から見れば異常な文書だと痛烈に批評してくれていました」
またそこの私のプロフィールにもとくんが書いていたことも一部変更して引用します。
「偽善を憎むあまり偽悪家を装っているが、毒舌家でもあるのでそーとーきつい言葉を口走ることありますけど根は優しくて正直者。人を裏切るということがありません」
もとくん、私と長い間つきあっていて、文章だけでなく、私の人間的な本質まで見抜いていたのじゃないかと思います。
今は「十億年のうたたね(日常編2003年前半)」だけだけど、命がつきるまで徐々に作品数を増やしていこうと思います。(補足ですが、2003年当時姪っ子は3歳です)
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SF作家筒井氏大激怒「まんがを読むより小説を読め」
私はある病気が原因で、体力心身とも絶不調のときがありました。当然物語の質も落ちていわゆる作家のスランプ状態でした。そのとき朝日系のパソコン通信で物語を書いて新人賞(同期にノーベル賞候補になったと噂の川上 弘美先生の「神様」も掲載されていました)と言えるものがあり、もとくんが誘ってくれたけど、私はまともな物語が書けず、仕方がなくその頃見た夢の内容を物語風に少しアレンジして出しました。
だいたいの作家は、もうちょっと工夫すれば外国の誰それ(名前忘れた)の作品に似たものになるのじゃないかとほぼ平均的で好意的な意見をくれました。
ただそのとき審査委員長だったSF作家の筒井氏だけが私の作品を読んで大激怒しました。かなり酷い批評をしました。その怒りは激しくそこの朝日系のパソコン通信の中だけじゃなく怒りは飛び火していました。偶然私が本屋で立ち読みしていた他の雑誌でその朝日系の新人賞の感想を筒井氏に聞いた記事を見ました。その記事には川上 弘美先生の「神様」を大絶賛したのとまったく逆で(私の作品の名前は言わなかったけどを勘のいい私は自分の作品のことを言っているのだなと悟りました)大激怒してかなり酷い批評をして、川上 弘美先生と同じぐらいの行数を使っていたのじゃないかな。その当時コピー代は高かったし、山月記の虎と同じような運命になった私の高慢な自尊心を傷つけられて雑誌を買う気も起こりませんでした。その物語を書いた当時は私も若かったし、表現方法も稚拙だっだし、表面上は薄い紙かプラスティックのようなもので隠していました。でもその本質は、ある病気の一つの要因となった私と親との確執を描いた私自身の魂の物語でした。他の作家は見抜けかったけど、唯一筒井氏だけが見抜き、トラウマか無意識的なものか知らないけど、私の異常性を感じとって、生理的に嫌悪して大激怒した原因じゃないかと思います。
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p.s 11/7現在 1~4はもとくんと姪っ子をかえただけのオリジナルです。1週間以内に少し推敲して編集します。