はるをさがしに

作・絵:亀岡 亜希子 出版社:文溪堂
本体価格:1,500円 ISBN: 4894233886
 春になりオコジョのタッチイがくまさんを起こそうとするけど、あたりはまだ雪でなかなかくまさんは起きません。タッチイは自分でできる範囲のことでがんばるけど。。。心が暖かくなる話ですね。タッチイのくまさんを思う優しさ。そしてじょじょに冬から春にかわっていく風景。タッチイの身体の色の変化もこの話の重要ポイントです。
 それにもう一つ、この絵本で気に入ったものはパステルで描かれたものですね。公民館活動で油絵教室というのがあって、参加していたした。だけど、べたべたした油絵よりもパステルの方が私にあっていたのでずっとパステルで描いていました。その同じパステルで、タッチイが花を持っている絵をみて、とっても好き。私もこういう絵描きたかったなぁと思いました。
 この作品のポストカードがあれば欲しいですね。

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やさいのちいさなようせいたち

やさいの形にあったようせいたちが一ページごとに物語をつづります。特に気に入ったのがピーマンのようせいが気持ちよさそう。ピーマンを半分に切って、空洞部分をお風呂にするなんて、こどもが夢の中で想像するみたいで気持ちいい。もし世界中のこどもがピーマンのお風呂にはいるぐらい小さくなって、この絵本を読んだら、半分ぐらいの子供がピーマンをお風呂にするかもしれませんね。後の物語もやさいの特性をいかした話ばかりです。もし本屋か図書館で見つかったなら子どもさんに読んであげてください。

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ランスロットのはちみつケーキ

作・絵:たむらしげる 出版社:偕成社
本体価格:1,000円 ISBN: 4033313109
こどもはこういう絵本喜びますね。ランスロットがへんてこなロボットジゴジゴピーをつくってはちみつケーキをつくるところからちょっとだけおちがわかりました。でもおちがわかってもたのしければいいのです。偶然にもはちみつケーキをつくる材料のかずかずと偶然のであいがあってもたのしければいいのです。このえほんのラストかざんのばくはつはちょっとだけ意外でした。うーんおいしそう、わたしもはちみつケーキ食べたいわと姪っ子が台所でホットケーキをつくるのは絵本を読んであげていたころからわかっていました(苦笑)。

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14ひきのぴくにっく

作・絵:いわむら かずお 出版社:童心社
本体価格:1,200円 ISBN: 4494006734
 寒い冬がすぎ、太陽が柔らかくあたりぽかぽかとこの絵本を読んでいるだけで気持ちよくなります。春のピクニックです。10匹の兄弟におじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさんで14ひき、この14ひきがとことこあるいてピクニックするだけなのですが、まわりの植物が、空想上で描かれたものじゃなく、実際に春の野原にある植物だから、植物の学習図鑑としても使えるのじゃないかな。姪っ子にも寝る前に読んであげて、日曜日晴れていたらこの絵本を持ってピクニック(姪っ子お手製おにぎりと卵焼きです)に連れて行ってくれるそうです。ちょっと怖くて(料理が・・・)楽しいピクニックになればいいなとおもっています。

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おなべおなべにえたかな?

作・絵:こいで やすこ 出版社:福音館書店
本体価格:800円 ISBN: 4834014630
 別に悪気はないのです。おおばあちゃんのかわりにおなべのばんをしていたら、煮えたかどうか確かめるうちに、ちょろりちょろりとたべて、ついには・・・というお話なのです。
 他の昔話にもよく似た話がありますね。最後には・・・になってしまったというもの。
 でもここの話で気持ちよく終わらすにはまめとたんぽぽ(ここ大事)を煮詰めるのが必要なのですね。春の象徴といえるたんぽぽ(外国のSF作家でたんぽぽのお酒というのもありましたね)をいれることで、春らしい。季節にあったおなべができるのですね。でもたんぽぽ鍋って美味しいのかしら?
 レシピあったらつくってみたいですね。

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せかいいち大きな女の子のものがたり

作:アン・アイザックス 絵:ポール O.ゼリンスキー
訳:落合恵子 出版社:冨山房 本体価格:1,800円 ISBN: 4572003572
 勇敢な男の子は物語の中にたくさんあるけど、ゆうかんな女の子は少ないですね。この本は西部開拓時代のよき伝統とちょっとした女の子のゆうかんさを書いた本です。
 2歳のときに丸太小屋をつくったり、そんなのできないよ~と途中で姪っ子は笑いながら言ったけど、いいから面白いから聞いてと聞かせて、最後は「じごくのならずもの」のはなし女の子も大きかったけど熊も大きかった。女の子がどうなったかって?
 それは読んでね。
 本は実際に木に書いたというから驚き、紙の本なのに、木を持っている優しさが伝わってきます。

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まあちゃんのながいかみ

作・絵:たかどの ほうこ 出版社:福音館書店
本体価格:800円 ISBN: 4834013308
 実際のまあちゃんはおかっぱ、友達二人はやや長め、まあちゃんは髪を長くしてどうなるかを想像して楽しみます。それが空想の中だけとはいえ、奇想天外なのですよね。姪っ子もこんなことあり~?(それでも楽しそうに、感情移入していたようです)と言いながら笑って聞いていました。髪が長くて苦労しそうなのに、空想の妹たちまで連れてきて、読んでいて楽しいです。女の子向けのお話ですね。男の子が気に入るかはわかりません。

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ぽとんぽとんはなんのおと

作:神沢 利子 絵:平山 英三 出版社: 福音館書店
本体価格:800円 ISBN:4834001369
 2月か3月に読めば雰囲気でてきますね。寒い冬から少しずつ少しずつだけど、春の音や気配がわかります。子どもがそれは何かと聞くたびにおかあさんくまは答えていって、その答え方が癒しを感じますね。本そのものの内容は短いのですが、おかあさんくまと2頭の親子の愛情が伝わってきます。布団の中でおかあさんくまとこぐまの冬ごもりごっこをしました。ぽとんぽとんは何の音?
 姪っ子は答えを知っているくせに目をきらきらしながら聞いてきます。2.3歳ぐらいの子どもさんぐらいからわかる絵本だと思います。良本です。

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歯いしゃのチュー先生

作・絵:ウィリアム・スタイグ 訳:内海 まお 出版社: 評論社
本体価格:1,300円 ISBN:456600290X
 歯医者は痛い苦しいものだと思っていたものが、チュー先生のは歯医者で治療されて楽しそうだなと不思議に思っていまいます。小さな動物、草食動物はいいのですが、ねずみにとって危険な動物はみません。食べられちゃったら嫌ですからね。そんなとききつねがきて、姪っ子に最後はチュー先生も奥さんも食べられちゃうのだよ。それが食物連鎖というものだと言ったら怒ってそんなことないもんと早く次のページが読みたいといってきます。そしてラストの落ちでよかったと姪っ子は笑っていました。全体に暖かい感じで心がなごみます。

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999ひきのきょうだいのはるですよ

作:木村 研 絵:村上 康成 出版社:ひさかたチャイルド/チャイルド本社
本体価格:1,200円 ISBN:4893252992
 春になって暖かくなってみんな起きだします。だけどもお寝坊さんが・・・そうかえるのおにいちゃんです。姪っ子はあーちゃん(おばさんのわたしをあーちゃんと呼びます)みたいだねとくすくす笑います。そして一緒に読んでいくとかめさん、とかげさん、てんとうむしさんと続きます。そして最後に出てくるのはな~んだ?
 と先に読んで知っている私は姪っ子に謎をかけます。なかなかわかりません。前の絵本にも出ていたものだよとヒントを与えてやってあれだとわかったようです。春の日にみんな起きだして気持ちよくなる絵本ですね。のんびりしていて好きです。
 本を読み終わった後、わたしが布団の中でおにいちゃんの役ではいっていると姪っ子がおきなさいとごっこ遊びをしました。

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