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カテゴリー別アーカイブ: ノンフィクション系
『セルロイド・クローゼット』『ヌードの映画史~黎明期から現代へ~』『インスペクション ここで生きる』
『セルロイド・クローゼット』1997年2月公開、 ロブ・エプスタイン・ジェフリー・フリードマン監督作品 ハリウッドの映画史において、性的少数者(LGBT)はどのように描かれてきたのかを、映画のシーンと映画関係者へのインタビューを通して描いたドキュメンタリー。 『ヌードの映画史~黎明期から現代へ~』2020年公開、ダニー・ウルフ監督作品 ハリウッドの映画史を、俳優のヌードを通して振り返ったドキュメンタリー。有名な映画人たちのコメントやヌードシーンが多々でてきます。 『インスペクション ここで生きる』2023年月8公開、エレガンス・ブラットン監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ ゲイであることから実の母親に疎まれ、16歳から10年間ホームレスとして過ごした青年が、存在意義を見いだそうと海兵隊に入隊した青年。教官から猛烈なしごきを受け、さらにゲイであることが周囲に知ると激しい差別にさらされてしまう。 監督が自身の半生をもとにゲイであることと差別を真っ向から描いた実録ドラマ。
『フィル・ティペット 狂気と怪物たち』『マッドゴッド』
『フィル・ティペット 狂気と怪物たち』2019年9月公開、ジル・パンソ&アレクサンドル・ポンセ監督作品 インタビューを交えたフランスのドキュメンタリー映画。日本では未公開。wowowで放送。 視覚効果の巨匠フィル・ティペット監督が語る、創造力の源流と次世代への架け橋 元々は、『ロボコップ2』(90)を終えた後に、『マッドゴッド』に着手したものの、視覚効果のデジタル化の波が押し寄せて撮影が中断。それから20年も放置されていたが、そのフッテージを偶然目にしたスタジオの若い人たちが興味を持ち、ティペット氏が指導する流れになった模様。 『マッドゴッド』2022年12月公開、フィル・ティペット監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2 荒廃した未来(?)世界で、異形の地下世界に潜り込んだ孤高の暗殺者が、廃棄された地下壕やそこでうごめく不気味なクリーチャー達のあいだを通り抜け、化け物たちの巣窟と化した世界の終わりを目撃する。SFファン必見のパペットムービーです。 「エイリアン」のギーガー氏とか「ブレードランナー」のシド・ミード氏とか、SF映画で有名な造形作家がいらっしゃいますが、フィル・ティペット氏はそれ以上に人間の根源的な恐怖とか気味悪さに迫っているような気がします。 詳しくは、映画.comのフィル・ティペット監督インタビュー 『マッドゴッド』公式サイト(トレイラーあり)
カテゴリー: SF系(邦画), ノンフィクション系, ファンタジー(洋画), フランス映画
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『聖の青春』『泣き虫しょったんの奇跡』
『聖の青春』2016年11月公開、森義隆監督作品 大崎善生原作、先行したテレビドラマ版(2001年)もあり。 幼くして患った腎臓病と闘いながら、将棋が大好きで、将棋に没頭し、29歳の若さで夭逝した元A級棋士・故村山聖九段の生涯をつづったノンフィクション映画。 「将棋世界」1998年10月号、「さようなら村山聖九段」 顔がぷくぷくとしているのは、持病のせいで浮腫んでいることが大きいのです。 以下リンク 「『藤井聡太六冠はあの天才棋士・村山聖の生まれ変わりではないか』…ネット上の噂を師匠に聞いてみたら返ってきた意外な答え」 今回の二作品と『3月のライオン』で、新将棋三部作ということでどうでしょうか。映画としての面白さをいうなら『3月のライオン』なんですが、個人的には『聖の青春』が人口に膾炙して故村山九段のことがもっと今の将棋ファンに知られる展開になって欲しいと思います。藤井七冠(2023.6月時点)は圧倒的に強いのだけど、上記のリンクからの元師匠の話には、当時を知る将棋ファンとして頷けるところが多々ありました。 『泣き虫しょったんの奇跡』2018年9月公開、豊田利晃監督作品 原作『泣き虫しょったんの奇跡』(瀬川晶司著・自伝) 全国中学生選抜将棋選手権大会で優勝して奨励会入りした瀬川は、その人の良さも災いして勝ち星が届かず年齢制限で奨励会を退会する。フリーター生活の後、大学を経てサラリーマンになったものの、将棋を捨て去ることはせず、アマ強豪としてプロ公式戦に参加し7割を超える勝率を挙げる。そのことが契機となり、多くの人々の支援を得て日本将棋連盟を動かし、全棋士の投票により規定に存在しないプロ編入試験が実施され合格するまでの半生が描かれる。