カテゴリー別アーカイブ: アニメ・アニメーション

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』『太陽は動かない』

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』2015年1月公開、本広克行監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測し、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本が舞台のアニメ。この値は通称「サイコパス(PSYCHO-PASS)」と呼ばれ、ストレスから解放された人生を送るため、人々はその数値を指標として生きていた(数値に支配されているとも言う(笑))  特に犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、罪を犯していなくても、基準値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。犯罪を抑圧する厚労省に属する「公安局」の刑事は、システムに接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。 『太陽は動かない』2021年3月公開、羽住英一郎監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆  産業スパイ組織「AN通信」の2人の日本人エージェントが、次世代エネルギー開発の機密情報を巡って、他国のエージェントや権力者達との闘いに身を投じていく。  AN通信のエージェントたちは、心臓に近い部分に爆破装置入りのカプセルが埋め込まれていて、まる一日連絡が取れない時は、敵組織の手に落ちたと見なされ、情報秘匿の名目で起爆装置が作動し、消される運命にあった。  まあ目茶苦茶な設定ではあります(笑)   逃走シーンに、FIAT X1/9が出てきて懐かしかった(笑)←かつての愛車です。  二作品の面白さの違いはどこにあるのかと考えたら、アニメの場合はどんな派手なシーンがあっても制作費にはあまり差が出ないけど、実写だと制作費が少ないとどうしてもショボい映画になるということかと思いました(汗;)

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『ペンギン・ハイウェイ』『雨を告げる漂流団地』

『ペンギン・ハイウェイ』2018年8月公開、石田祐康監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  突然、ペンギンの群れが出現する怪事が起こり始めたある街。ペンギンの正体と彼らの目指す先についての研究を始めたアオヤマは、歯科医院のお姉さんがペンギンを出現させる瞬間を目撃する。  ペンギンの出現法則を解明しようとお姉さんと実験を始めたアオヤマは、友人の男の子と、同じクラスの女子の3人で、森の奥の草原に浮かぶ謎の球体〈海〉についての共同研究を始める。  理系少年少女の真理を追究しようとする姿が愛おしい(笑) 『雨を告げる漂流団地』2022年9月公開、石田祐康監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆  小学生6年生の少年少女が、解体を待つ団地の建物に入り込み、その団地が海上を漂流するというファンタジー。  こちらは、ファンタジーというか幻想譚というか。漂流する団地をなんとかしようとする少年少女、頑張れ!(笑)

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《マルドゥック・スクランブル》シリーズ、《ばいばい、アース》シリーズ

原作の冲方先生著者インタビュー、SFファンなら見るべしですね。 『ばいばい、アース(上・下)』に関しては、中々手に入らずハードSF研の石原先生の蔵書をお借りして読みました(汗;) 石原先生ありがとうございました。 『マルドゥック・スクランブル 圧縮』2010年11月公開、工藤進監督作品、冲方丁原作 『マルドゥック・スクランブル 燃焼』2011年9月公開、工藤進監督作品、冲方丁原作 『マルドゥック・スクランブル 排気』2012年9月公開、工藤進監督作品、冲方丁原作 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  面白かったけど、絵柄はちょっと古風かも。←なんか意図があるとおもうけど不明(汗;) 《ばいばい、アース》シリーズ アニメは、2024年7月より放映中、西片康人監督作品、冲方丁原作 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ アニメになると、想像力の無さを補える(汗;)

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『永遠の831』『かがみの孤城』

『永遠の831』2022年3月公開、神山健治監督作品 wowowオリジナルアニメ。  未曾有の大災厄によって、混迷を極めた世界。東京の大学生浅野スズシロウは、新聞配達で生計を立てていた。彼には、怒りに駆られると時間を止めてしまう能力があった。とある日、スズシロウが時間を止めた際、止まった世界で一人だけ動くことが出来る少女に出会う。後日、その少女なずながやむをえず犯罪に関わっていると知った彼は、衝動的に少女のグルーブに協力することになるのだが……  正義感に突き動かされてテロ行為に走る若者たちのグルーブと大人の世界のせめぎ合いが面白い。結末はちょっと消化不良でしたが。題名の”831″は、夏休み最後の日である8月31日のことです。 『かがみの孤城』2022年12月公開、原恵一監督作品 原作:同名の辻村深月の小説  中学1年生の女の子・安西こころは、いじめが原因で不登校になっていた。ある日、自室の鏡に吸い込まれたこころは、その向こうのオオカミさまという狼面をつけた謎の少女が仕切る絶海の孤城で、自分と似た問題を抱える中学生リオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキと出会い、隠された「願いの鍵」を見つけようとするが……  ちょっと風変わりなパラレルワールド・時間もの。心に傷を負った中学生たちは安息を見つけられるのか。

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『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』

『僕が愛したすべての君へ』2022年10月公開、松本淳監督作品 『君を愛したひとりの僕へ』2022年10月公開、カサヰケンイチ監督作品 原作:同名の乙野四方字の小説 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2  無くした物を探している時、先ほど探したはずの場所で見つかることはありませんか?それはあなたの心が瞬間的なパラレルシフトを起こして、平行世界のあなたと入れ替わっていたためなのです……  パラレルワールドの存在が明確となり、その解明のための科学も整備されつつある世界。暦は7歳のときに両親が離婚することとなり、どちらと共に暮らすかという選択を迫られることになった。この選択で彼の運命は大きく変わることとなる。←重要な分岐点  基本的にはよく考えられた恋愛SFもの。面白かったです。  映画のなかで、栞が幽霊(パラレルシフト中に帰還先の肉体が損傷したため生じた精神のみの存在)になってしまい、どの平行世界にパラレルシフトしても栞は幽霊になっているため、暦は栞を救うために時間を遡るタイムシフトの研究を始めるという展開があります。元々、暦と栞が一緒にマシンに入り、同時にパラレルシフトをしたことから強固な結びつきが出来て、暦がパラレルシフトをすると同時に栞も着いてくると説明がありました。  疑似科学的ガジェットが楽しい本作ですので、ここはぜひ、暦と栞が量子もつれ(量子エンタングルメント)状態になっていて、パラレルシフトしてその世界に栞が存在しなくても、(情報としての)栞が視えるとかにして欲しかったぞ(笑)  もしかして原作はそうなっていたなら申し訳ない(汗;)

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『カラフル』『金の国 水の国』

『カラフル』2010年8月公開、原 恵一監督作品 原作:森絵都の同名の小説 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  前世で罪を犯した魂(前世の記憶は無い)が特別に選ばれて、自殺を図って死んだばかりの中学3年生・小林真の体に入り込み人生に再挑戦する機会を与えられる。  複雑な家庭環境、美術部には所属しているが勉強もスポーツも苦手な主人公(前世の記憶無し)が様々な体験を通じて人生を再構築していく…… 『金の国 水の国』2023年1月公開、渡邉こと乃監督作品 原作:岩本ナオの同名コミック 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  商業国家で現在は繁栄しているが将来の水不足が決定的な金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士長年にわたり争いを繰り返していた。あまりの仲の悪さに、神様から、金の国は一番美しい娘を水の国に嫁にやり、水の国は国で一番賢い若者を金の国に婿にやりなさいと約束させられた……  その取り決めで出逢った二人がやがて両国の未来を変えていく。  どちらも王道と言える展開で、暖かな気持ちになれます。異セカイ系・なろう系もよいけど、こういほっこりしたアニメもよいものです。(^o^)/

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『バッドガイズ』『タッドの大冒険 呪いのエメラルド・タブレット』

『タッドの大冒険 呪いのエメラルド・タブレット』エンリケ・ガト監督作品、2022年8月公開 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 珍しいスペインのアニメ  いつもトラブルに巻き込まれ失敗続きの考古学者のタッド。ある日貴重な石棺を壊してしまい、呪いをかけられてしまう。仲間を救うため、世界を飛び回るタッドとサラとミイラの運命は…… 『バッドガイズ』ピエール・ペリフィル監督作品、2022年10月公開 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 原作:《バッドガイズ》シリーズ(アーロン・ブレイビー著)  派手な盗みを次々と成功させてきたバッドガイズの面々。秘宝「黄金のイルカ」を狙った彼らは、惜しくも失敗し逮捕される羽目に。メンバー5人は、バッドガイズならぬ「グッドガイズ」に変える実験に参加させられることに…… ドリームワークス製作なんですね。  こういう児童向けのアニメ、アメコミ原作の実写版映画に比べると脚本が良く出来ていて、楽しめるような気がします。  

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