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カテゴリー別アーカイブ: 一般映画
『不死身ラヴァーズ』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『やがて海へと届く』
『不死身ラヴァーズ』2022年4月公開、松居大悟監督作品 原作:高木ユーナ『不死身ラヴァーズ』 幼い頃入院していたのりは、優しくしてくれた甲野じゅんを運命の人として心に決める。そして中学生になったのりは、後輩のじゅんと再開するが両思いになった瞬間、彼は消えてしまう。やがて、りのの前にあらわれる「こうのじゅん」に対して、りのは全力で恋に落ちていくが、その度彼は消えてしまう。←ファンタジーかと思ったら違った(笑) 『夜空はいつでも最高密度の青色だ』2017年2月公開、石井裕也監督作品 原作:最果タヒの詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』 子どもの頃に母を亡くし、死に対する不安を感じながら育った美香は看護師として働いている。一方社会に適応できず日雇い労働者として働く慎二はある日、同僚とともに美香がアルバイトで働くガールズバーにやってくる。 慎二が仕事中に怪我をし、治療のため病院に行くとそこで看護師の美香と再会、やがてお互いを意識するようになるが。 『やがて海へと届く』2022年4月公開、中川龍太郎監督作品 原作:彩瀬まる『やがて海へと届く』 大学の入学式で親友と巡り会った女性。親友が震災に遭ったらしくひとり旅から帰らなくなって5年、彼女は親友を捜すため旅立つ。 ううむ。小説のほうが好きかなあ。 対談:彩瀬まる×住野よる
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『止められるか、俺たちを』『青春ジャック 止められるか、俺たちを』
『止められるか、俺たちを』2018年10月公開、白石和彌監督作品 1969年の若松プロダクションを舞台とした青春映画。若松監督と1969年に若松プロに入社して助監督となり、1972年に自死した吉積めぐみを主人公に描く。若手というだけでなく女性ということでもかなりのプレッシャーとストレスがあったのでしょうか。 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』2024年3月公開、井上淳一監督作品 『止められるか、俺たちを』から10年後を舞台とした作品。 若松孝二監督と若松監督に請われて名古屋のミニシアター(若松プロ自前の映画館)の支配人になった木全純治氏を主人公として描いた群像劇。若松監督が自前の映画館を持っていたと初めて知りました。 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ ピンク映画の黒澤明と言われた若松監督と若松プロの若手監督たちのエピソードの映画化。 取り組み方は様々ですが、まあ登場人物全員が映画好きで、映画が好きな方にはお薦め。 ピンク映画の「甘い罠」とか「犯された白衣」、衝撃的でした。 『寝盗られ宗介』『キャタピラー』『水のないプール』も問題作で面白かったです。
『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』『お終活 再春!人生ラプソディ』
『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』2021年5月公開、香月秀之監督作品 『お終活 再春!人生ラプソディ』2024年5月公開、香月秀之監督作品 金婚式を迎える熟年夫婦の悲喜交々を描いた作品。 カミさんの評価では、演技がくさかったけれど面白かったそうな(笑) コメディだから、これぐらいの大げさな演技は監督の考え通りというか確信犯だと私は思います(笑)
『ひとよ』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『四月になれば彼女は』
『ひとよ』2019年11月公開、白石和彌監督作品 原作:桑原裕子の舞台劇「ひとよ」 タクシー会社を営む稲村家の母・こはるは、最愛の子どもたち三兄妹を守るため家庭内暴力をふるう夫を手にかけた。それから15年後、あの日以来時間が止まってしまった一家の元にこはるが帰ってくる。そして上京していた次男でフリーライターの雄二も帰省するが…… 重たい映画ですが、救いが無いわけでは無い。 『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』2023年11月公開、穐山茉由監督作品 原作:大木亜希子『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』 アイドル引退後、ライターとして働いていた主人公が心の疲れから会社に行けなくなり、貯金も底をついたため、友人から紹介された56歳の男性が住む家で間借りすることになった……。 ほっこりする映画です(笑) 『四月になれば彼女は』2024年3月公開、山田智和監督作品 原作:川村元気『四月になれば彼女は』 精神科医の藤代俊のもとに、かつての恋人である伊予田春から手紙が届く。ボリビアのウユニ塩湖から出されたその手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。その後もプラハやアイスランドなど世界各地から手紙が届く。 その一方で藤代はいまの恋人との結婚の準備を進めていたが、ある日突然、彼女は「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という謎めいた言葉を残して姿を消してしまう…… 人生は(恋愛は)二人だけで構成されているものではないのですね。 個人的な「萌え」ポイントは、音楽が地元(クルマで10分くらい)の歌手である藤井風さんの「満ちてゆく」。 それと主人公の同期で写真部の部長のあだ名が「ペンタックス」。フィルム時代のPENTAX MEから写真を始め、現在のデジイチもPENTAXの私としてはなんかうれしい(笑)
『彼女がその名を知らない鳥たち』『水は海に向かって流れる』
『彼女がその名を知らない鳥たち』2017年10月公開、白石和彌監督作品 原作:沼田まほかる 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 最近、その演技にハマっている阿部サダヲさんが、取り柄のないガサツで汚らしい男「陣治」を演じてます。会社にクレームを入れるのと陣治を糞味噌にけなすのが憂さ晴らしになっている十和子を蒼井優さんが演じてます。 この二人、なんで同棲するようになったのか、陣治のひたむきな愛情はどこから来ているのかが徐々に明らかになっていくところが見所です。 こんな二人の関係、あり得ないだろうとは思わせない、二人の怪演が凄い。 『水は海に向かって流れる』2023年6月公開、前田哲監督作品 原作は田島列島氏の同名のマンガ 高校に入学した直達は、通学のため叔父・茂道の家に居候することになった。見知らぬ女性に案内されたのはシェアハウスで、会社員の榊さん、マンガ家の叔父の茂道、女装の占い師、海外を放浪する大学教授らのくせ者ぞろいだった。しかし、直達と榊さんの間には思わぬ因縁があったのだった。
『ベイビーわるきゅーれ』『ベイビーわるきゅーれ 2』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
『ベイビーわるきゅーれ』2021年月7公開、阪元裕吾監督作品 『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』2023年3月公開、阪元裕吾監督作品 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』2024年9月公開、阪元裕吾監督作品←未見(汗;) 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ 二人の殺し屋の少女の日常を、オフビートなタッチで描いた作品。 アクションがなかなか様になっていて良かった。
『教祖誕生』『ロストケア』
『教祖誕生』1993年11月公開、天間敏宏監督作品 原作:ビートたけし 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 ある青年が、暇を持て余していたところ新興宗教の教団に遭遇し、明らかにサクラを使った公開秘蹟などに興味を持ち、同行することになる。その後、元ホームレスでお飾りの雇われ教祖が追放され、2代目教祖に祭り上げられることとなる。 新興宗教の胡散臭さと儲け主義に痛烈な批判を突きつけた一作。 『ロストケア』2023年3月公開、前田哲監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ ケアセンターの職員、斯波はとても献身的な介護士で、センターの利用者から好感を持たれ、後輩や同僚、センター長からも信頼されていた。ある日、自宅で要介護者とセンター長が亡くなっているのが発見される。最初は、借金があるセンター長が、窃盗目的で犯行に及んだ際の事故死ではないかと思われていたが……。 その事件とは別に、ケアセンターでの利用者の死亡件数が県平均よりも抜きんでて多く、斯波の休日に亡くなる要介護者が多いことが判明するに及び、事件は急展開する。 要介護者とその家族、ヘルパーにまつわる問題を正面から取り上げた問題作。介護認定審査会の委員を務めているのですが、各家庭で様々な案件があり、大変な家庭は本当に大変そうで昔はどうやって乗り切ったのだろうかと……
『二代目はクリスチャン』『包帯クラブ』
『二代目はクリスチャン』1985年9月公開、井筒和幸監督作品 原作・脚本:つかこうへい 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 ヤクザの二代目が、教会のシスターに懸想して……結局、情にほだされて結婚することになるが、新婚早々夫が殺され、シスターが組を継ぐことに。シスター役の志穂美悦子さんが、アクションを封印して健気なヒロイン役に徹していて可愛い(笑) 女子高生が跡目を継ぐという『セーラー服と機関銃』(1981)を意識しているのは当然ですが、コメディ系に振り切っていて、そこが面白いです。あ、かなりヤクザ映画も意識してます(笑) 『包帯クラブ』2007年9月公開、堤幸彦監督作品 原作:『包帯クラブ』天童荒太著 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ 「傷ついた出来事をサイトで受け付ける→その人が傷ついた場所に包帯を巻きに行く→包帯を巻いた風景をデジカメで撮影して投稿者に送る」という一連の行為で傷ついた人のトラウマを癒やそうという包帯クラブ。 その包帯クラブを巡る事件とトラブルを通して高校生達の成長を描く。 有名俳優達の若かりしころが観られます。石原さとみさん、とりわけ可愛い(笑)
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『なくもんか』『謝罪の王様』
阿部サダヲさんの怪演を楽しむ二作品(笑) 『なくもんか』2009年11月公開、水田伸生監督作品、宮藤官九郎脚本 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 「究極の八方美人」と呼ばれる下井草祐太は、東京の下町で絶品ハムカツで有名な総菜店を営んでいた。 実の息子でないにも関わらず、店を切り盛りする裕太は「デリカの山ちゃん」と呼ばれ、周りに人たちから何かと頼られ、また彼もニコニコ笑いながらそれを引き受けていた。そこに亡くなった店の主人の娘が子連れで出戻って来た。ある日、TVでも名な人気漫才コンビの一片割れが、裕太の生き別れの弟だと判明し連絡を取るが…… 『謝罪の王様』2013年9月公開、水田伸生監督作品、宮藤官九郎脚本 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 黒島譲は、窮極の謝罪をレクチャーする「東京謝罪センター」の所長。 帰国子女で謝ることが出来ず、ヤクザとトラブルを起こした若い女性を助け、その女性が助手を志願してきたため雇うことに。 そして、国際問題に発展したトラブルを解決するように依頼された黒島の成果は如何に。 窮極の謝罪とはいったい何だったのだろうという疑問が……(笑)
『身も心も』『愚行録』『ある男』『零落』『花腐し』
荒井晴彦監督インタビュー 荒井監督は1947年生まれ。団塊の世代・全共闘世代。年齢もあまり変わらないので共感しやすい。ピンク映画出身というのも作品の手法からからよくわかる気がする。 石川慶監督インタビュー ポーランドで映画を学んだ石川監督の特異性(?)と手法や映像に込められた想いがよく分かるインタビュー記事。読んでから観直すとなるほどと納得した部分が多々ありました。 『身も心も』1997年10月公開、荒井晴彦監督作品 学生運動にのめり込んでいた岡本と関谷は、火炎瓶を投擲した罪で関谷だけ逮捕され3年刑務所に入る。関谷が服役中に、彼の恋人の綾とできてしまった岡本は、結婚したものの25年後の今では綾の愛情が冷め切ってしまい別居中の身だ。ここに綾の親友である麗子が登場し、四人の想いが絡み合う。 全共闘世代にはちょっと分かるところもある映画。志を共にした同志の関係性が危うい。かたせ梨乃さんと永島暎子さんの脱ぎっぷりの良さを楽しむ映画かも(笑) 『愚行録』2017年1月公開、石川慶監督作品 原作:貫井徳郎『愚行録』 迷宮入りした1年前の一家惨殺事件の取材を始めた週刊誌の記者。同僚や友人たちからの取材で、理想的に見えた夫婦の意外な裏側が明かされる。また、同僚や友人たちの本性、そして記者自身の本性もあぶり出されていく。 『ある男』2022年9月公開、石川慶監督作品 平野啓一郎原作 亡くなった夫の兄を名乗る人物に遺影を「これは弟ではない」と言われた女性。彼女から夫の身元調査をしてほしいと依頼を受けた弁護士の城戸。調査に乗り出した城戸は、死んだ夫・大祐の本当の出自と他人に背乗りしたその理由に迫っていく。 『零落』2023年3月公開、竹中直人監督作品 原作マンガ:『零落』浅野いにお 8年間連載してきた漫画が完結してしまった漫画家の深澤は、次回作が描けずイライラを募らせていた。マンガ編集者で多忙を極める妻との関係も冷え切り、鬱屈した日々を過ごす彼は、ある日、風俗店を訪れ、猫のような眼をした女に出会い惹かれていく。ふとしたことから一緒に彼女の故郷へ行くことになるが…… 「これは俺が描きたい漫画じゃないんだ!」という叫びが聞こえてきそうな映画。しかし売れなきゃ読んで貰えないわけで、そこらあたりがジレンマでしょう。 『花腐し』2023年11月公開、荒井晴彦監督作品 女優・祥子と同棲している最近新作映画を撮ってないピンク映画の監督。家賃を滞納している彼は、大家から家賃の値下げと引き換えに、アパートに居座る住人の立ち退き交渉を頼まれる。そこで出会った二人はなぜか気が合い、酒を酌み交わすうちに過去付き合った女性の話に……
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