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カテゴリー別アーカイブ: ファンタジー(洋画)
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『聖闘士星矢 The Beginning』
どちらも原作(マンガとアニメ)がある作品の実写化。 どちらの監督にも原作に対する愛と敬意は感じられるのですが、たぶんその受け取り方が日本と海外とではずいぶん違うのではないかと。 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』2017年8月公開、三池崇史監督作品 原作:「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない」荒木飛呂彦著 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 美しい海沿いの町・杜王町で次々起こる変死事件、その裏にはスタンド使いの黒い影が。SFファンにはお馴染みのジョジョの実写化。若干の違和感はあるものの、なるほどそう来たかという感じです(笑)熟年世代にもお薦めできます(^o^)/ 『聖闘士星矢 The Beginning』2023年4月公開、トメック・バギンスキー監督作品 原作:『聖闘士星矢』車田正美著 独断と偏見のお薦め度☆☆1/2 アニメが流行ったのは、40年弱前かなぁ。息子たちが幼稚園→小学校で剣道を始めたころなので懐かしい(笑) カードを集めるのが流行っていて、本体のスナック菓子は捨てられて、そういう問題のハシリだった気がします。 主人公は新田真剣佑君なのですが、やはり作りというか全体にバタ臭い作品になってます。←好き好きだとは思いますが。どっちかというと私のような熟年世代より一世代前の、アニメを見て育った世代向け。
カテゴリー: ヒーローもの, ファンタジー(洋画), ファンタジー(邦画)
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『フェルミナ/インテグラルハード完全版』『アデル/ファラオと復活の秘薬』
『フェルミナ/インテグラルハード完全版』1985年6月公開、ダリオ・アルジェント監督作品、イタリア映画 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ 「有名な映画俳優を父に持つ美しい少女」という主演のジェニファー・コネリー嬢そのままの役どころですが、昆虫と会話が出来て蠅を自由に操れるという設定なのでけっこうえぐいシーンが出てきます。 ジェニファー・コネリー嬢を愛でるスリラー・ホラー映画ですが、さすがに古めかしいです。 『アデル/ファラオと復活の秘薬』2010年4月公開、リュック・ベッソン監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 テニス中の事故で意識不明の昏睡状態に陥った双子の妹を救うため、古代エジプト王の墓に隠されたとされる《復活の秘薬》を探す作家・考古学者のアデル。間違って復活させてしまったジュラ紀の翼竜と、妹を助けようとするアデルの奮闘ぶりが引き起こす大騒動が幕を開ける。オバカ映画です(笑)色んな変装をして恩師を助けようとするシーンが馬鹿馬鹿しくて特に好きです(笑) 主人公を演じるルイーズ・ブルゴワン嬢は、コスプレお天気お姉さんとしても有名だったそうで、チャーミングでサービス精神旺盛です。彼女を見るだけでも一見の価値あり(笑)
カテゴリー: ファンタジー(洋画), フランス映画, ホラーSF
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『ボーダー 二つの世界』
『ボーダー 二つの世界』2018年8月公開、アリ・アッバシ監督作品 原作:「ボーダー 二つの世界」ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト著 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2 凄い! 善悪、美醜、性別、貧富、国籍、宗教……異世界を描いて、人類問題点をえぐり出すのはSFの醍醐味の一つですが、それを現実世界の狭間で生きる人間とは少し異なる知性体を主人公にして成し遂げた作品。一見人間のように見えるが実は別個の生物であるトロールの生きざまが生々しくて、まるで明日にでも出会いそうで…… スウェーデンの税関に勤める女性ティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける驚異的な能力を持っていたが、生まれつきの醜い容姿に悩み、行きずりの男と同居しているものの孤独な人生を送っていた。ある日、彼女は勤務中に怪しい旅行者ヴォーレと出会うが、特に証拠が出ず入国審査をパスする。男性の外見をしているが実は女性器を持つヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、ヴォーレを自宅に招き離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナだが、ヴォーレはティーナの出生にも関わる大きな秘密を明かす……
カテゴリー: ファンタジー(洋画)
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『アフター・ヤン』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『アフター・ヤン』コゴナダ監督作品、2022年12月公開 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ ジェイクとキラの夫婦は中国系の赤ん坊ミカを養女に迎え、彼女のために中国系アンドロイドの青年ヤンを購入する。物静かで知的なヤンを兄と慕って成長するミカだったが、小学生になった頃ヤンが故障して動かなくなってしまう。見た目は若く見えるヤンだが、実はかなり古いアンドロイドで内蔵メモリも非常に珍しいタイプで修理不可だと言われてしまう。 アンドロイドのメモリからわかってくる、彼の心の変遷の物語。ということは、主人公はヤンなのかも。 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督作品、2023年3月公開 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ コインランドリーを経営するエヴリンは、家族問題をはじめとして様々な悩みを抱えていた。所得税を申告するために訪れた税務署で、彼女は夫に乗り移った「平行世界の夫」からマルチバース総ての命運を託されてしまう。そして彼女は、カンフーの達人の「別の宇宙のエヴリン」の力を得て、宇宙最大の脅威ジョブ・トゥパキと戦うこととなる。 平行世界をだしに使った家族問題を描くファミリー・ストーリー。 第95回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、主演女優賞など7部門を受賞。細やかな家族間の情愛を描いたところが評価されたか? 第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞ミシェル・ヨーは、《スタートレック:ディスカバリー》シリーズとか『サンシャイン 2057』で真田広之と共演したSF映画にも馴染みのある女優さんです。← 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と、スカパーでミシェル・ヨーさんの特集をやっていて、他のSF系の映画・ドラマと今回初めて脳内で繋がった(汗;) 他に『ワンダー・ガールズ 東方三侠』『ワンダー・ガールズ 東方三侠2』も見ましたが、香港映画が得意とするワイヤーアクションをバンバンこなしていて、なるほどアクション系が元々得意な女優さんだったのかと納得 ←遅い(汗;)
カテゴリー: ファンタジー(洋画), 一般映画
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『おみおくりの作法』『アイ・アム まきもと』
『おみおくりの作法』2015年1月公開、ウベルト・パゾリーニ監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 孤独死し、引き取り手のない遺体を弔う仕事をする風変わりな民生係の男。彼は、『死者の代弁者』として知られざる故人の関係者を探しだし、故人の人生を紐解き見つめ直すことが生きがいだった。 しかし新任の上司に解雇を言い渡され、最後の案件に取りかかった……。 『アイ・アム まきもと』2022年9月公開、水田伸生監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 『おみおくりの作法』の日本リメイク版 役所の「おみおくり係」に務めている牧本壮は、必要以上に仕事に熱心で、回りから煙たがられていた。 基本的には同じ筋立てなんですが、日本版のほうがしっくりきます。←日本人だから(汗;) しかし、両作品ともに、あのラストはなあ……
カテゴリー: お仕事系, ファンタジー(洋画), ファンタジー(邦画)
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『HEX-地上4500m消失領域-』『シャザム! ~神々の怒り~』『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
『HEX-地上4500m消失領域-』公開予定無し(2022製作)、クリス・ジョンストン監督作品 有名なスカイダイバーの父親を墜落事故で亡くしたサラは、ソロのスカイダイビングでその才能を発揮するが、スカイダイバーのペイソンから6人で団体競技をするチームに誘われて加わった。だが呪われているという噂がある“HEX”というフォーメーションに挑んだ練習で、メンバーのひとりが突然消えてしまう。さらにその後もメンバーが亡くなる事故が続き……。結末があっと驚くというか……。B・ウィリス主演のあれと類型パターンですな。 『シャザム! ~神々の怒り~』2023年3月公開、デヴィッド・F・サンドバーグ監督作 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 見た目は大人だが中身は子どものヒーロー、シャザムの活躍を描いた、DCコミックス原作のファンタジー。 魔術師シャザムに神々の力を授けられたビリー・バットソンと義兄弟達は、その力を使って街の平和を守っていた。ある日、魔力を取り戻したアトラスの娘達がシャザムに奪われた神々の力を取り戻そうと地球へと来襲してくる。 最強戦士の中身が実は子どもという設定で、全体的に子供たちも楽しめるように仕上げた映画ですが、アメコミが原作の映画は、あれこれ設定に凝ったものよりこういう映画のほうが面白いと思います。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』2023年3月公開、ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー監督作品 原案:RPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ さまざまな種族やモンスターが生息する世界で、盗賊のエドガンと相棒の戦士ホルガは、ある目的のために旅に出る。困難な冒険に備えて、魔法使いサイモンとドルイドのドリック、聖騎士のゼンクを仲間に加え、最強パーティを組んだ。ダンジョンに立ちはだかる困難や手ごわい敵の数々、高難度のクエストを乗り越えていくうちに、彼らは全世界を脅かす巨大な悪の陰謀に対峙することになる。 こちらも悪役はどこまでも悪い奴で、善悪の区別がはっきりしていて楽しめる映画でした(笑)
カテゴリー: ファンタジー(洋画), ホラーSF
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『パラレル 多次元世界』 『マルチバース』
『パラレル 多次元世界』2018年4月公開、アイザック・エスバン監督作品 シェアハウスで暮らす男女4人はアプリ開発で一攫千金を狙っていた。 売り込みに行った企業から出された条件はたった数日でアプリを完成させろという無茶なものだった。 秘密の屋根裏部屋を探検していた彼らは、そこにあった大きな鏡に一人が触れるとなんと身体が鏡面へ吸い込まれたてしまう。その鏡の中には、自分たちと同じような世界があって、別の自分たちが存在していた。そして、平行世界の時間の流れのスピードが違うことを利用して一儲けしようと企むが…… 『マルチバース』、2022年5月公開、ガウラブ・セス監督作品 実験器材を積んで移動中の男女4人の大学生グループは、崖から落下寸前の車に遭遇し一人の女子学生がを助けに向かうが、一緒に落下して亡くなってしまう。5ヵ月後、実験を続ける3人の前に死んだはずの女子学生が現れた……
カテゴリー: ファンタジー(洋画), 平行世界
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『奇談 キダン』『LAMB/ラム』
『奇談 キダン』2005年11月公開、小松隆志監督作品 原作:漫画《妖怪ハンター》シリーズ「生命の木」(諸星大二郎著) オールドSFファンなら何度か耳にしたことがあるフレーズ、“「ぱらいそ」さ行くだ”の映画です。 ほぼ基礎教養(笑)だと思いますので原作を読んだことのない人は是非。 渡戸村に伝わる聖書異伝『世界開始の科の御伝え』を調べるためにやってきていた考古学者・稗田礼二郎は、かつて一緒に遊んでいた少年と共に神隠しに遭い、その前後の記憶がなくなった女子大生と出会う。 この村の「はなれ」という集落の住人たちは、村ができる遥か以前から全員がキリシタンで、近親婚を繰り返した彼らは7歳程度の知能しかなく、そのうえ不死だと噂されていた…… 『LAMB/ラム』2022年9月公開、ヴァルディミール・ヨハンソン監督作品 アイルランド映画 山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産の介助すると、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、”アダ”と名付けその生き物を育てることにするが…… 二人に奪われた我が子を求めて、窓の外にたたずむ羊が象徴的です。 どうやってこの生き物が生まれてきたかを考えると、まあ結末はこうなるしかない……
カテゴリー: ファンタジー(洋画), ファンタジー(邦画), ホラーSF
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『メランコリア』『ワーニング 地球最後の日』
『メランコリア』2012年2月公開、ラース・フォン・トリアー監督作品 巨大惑星の接近で終末を迎えつつある地球を舞台に、人々の孤独と絶望、魂の救済をワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」の壮大なメロディにのせて描き出していくドラマ。 最初はよく分からない映画だと思ったのだけれど、ミュージックビデオだと思えば、確かに命題に沿った映画だと思いますね。 『ワーニング 地球最後の日』2022年7月公開、アガタ・アレクサンダー監督作品 近未来。人々の生活にはAIやアンドロイドなど、高度な科学技術が密接に関わるようになっていた。 船外活動の途中で宇宙空間をさまよう羽目になった技師デイヴィッドを狂言回しにして、巨大隕石が追突する地球の命運を描いたパニックファンタジー。 個人的には、売れ残ったアンドロイドと彼を売り込もうとする販売員、アンドロイドを買いに来た若い女性とのやり取りが面白かった。なまじ知性を持つと、いつもでも売れ残るのは辛いよなぁ。
カテゴリー: カタストロフィー, ファンタジー(洋画)
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『フィル・ティペット 狂気と怪物たち』『マッドゴッド』
『フィル・ティペット 狂気と怪物たち』2019年9月公開、ジル・パンソ&アレクサンドル・ポンセ監督作品 インタビューを交えたフランスのドキュメンタリー映画。日本では未公開。wowowで放送。 視覚効果の巨匠フィル・ティペット監督が語る、創造力の源流と次世代への架け橋 元々は、『ロボコップ2』(90)を終えた後に、『マッドゴッド』に着手したものの、視覚効果のデジタル化の波が押し寄せて撮影が中断。それから20年も放置されていたが、そのフッテージを偶然目にしたスタジオの若い人たちが興味を持ち、ティペット氏が指導する流れになった模様。 『マッドゴッド』2022年12月公開、フィル・ティペット監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2 荒廃した未来(?)世界で、異形の地下世界に潜り込んだ孤高の暗殺者が、廃棄された地下壕やそこでうごめく不気味なクリーチャー達のあいだを通り抜け、化け物たちの巣窟と化した世界の終わりを目撃する。SFファン必見のパペットムービーです。 「エイリアン」のギーガー氏とか「ブレードランナー」のシド・ミード氏とか、SF映画で有名な造形作家がいらっしゃいますが、フィル・ティペット氏はそれ以上に人間の根源的な恐怖とか気味悪さに迫っているような気がします。 詳しくは、映画.comのフィル・ティペット監督インタビュー 『マッドゴッド』公式サイト(トレイラーあり)
カテゴリー: SF系(邦画), ノンフィクション系, ファンタジー(洋画), フランス映画
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