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月別アーカイブ: 11月 2023
『パッセンジャー』『ヴォイジャー』
『パッセンジャー』2017年3月公開、モルテン・ティルドゥム監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 5000人を乗せた移民船の中で眠っていたジムは、人工冬眠ポッドの故障でたった一人目覚めてしまう。目的地に到着まであと約90年かかることを知ったジムは絶望感に苛まれる。 ある日、ジムは冬眠ポッドで眠るオーロラに一目惚れし、さんざん悩んだ末に彼女を目覚めさせてしまう…… 極限状態で語られる良く出来た恋愛物語。科学考証はかなり適当ですが、まあそれを追求する映画では無い(笑) 『ヴォイジャー』2022年3月公開、ニール・バーガー監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ 人間が居住可能な惑星を見つけた人類。その惑星に、人間を移住させることを決めますが、到着は86年後。優秀な少年と少女が選抜され惑星に向かいますが、性欲と感情を抑える薬を毎日飲まされます。しかし、乗組員が薬を飲まなくなったことから、乗組員同士の暴力、性欲が暴走したり混迷を極め、お目付役として乗船している唯一の成人男性が亡くなってしまう……
『ジャッジ』『銀平町シネマブルース』
『ジャッジ』2014年1月公開、永井聡監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/3 某広告代理店で働くうだつの上がらない社員である太田は、上司の替え玉となって世界一のテレビCMを決める祭典の審査員を務めるよう厳命される。しかも、その広告祭にエントリーする有力スポンサー企業のぼんくら息子のCM作品を入選に導けとの無茶ぶりが。まあ馬鹿馬鹿しくて面白い(笑)エントリーしたトヨタのCMは一見の価値ありです(爆) 『銀平町シネマブルース』2023年2月公開、城定秀夫監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ 一文無しになった元映画監督の近藤は、かつて青春時代を過ごした銀平町に舞い戻り、ひょんなことからホームレスの個性的な面々と知り合うことになる。あるきっかけから映画館でアルバイトを始めた彼は、スタッフや一癖も二癖もある常連客たちとの交流を通じて映画への情熱を取り戻そうとする……
『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』
『僕が愛したすべての君へ』2022年10月公開、松本淳監督作品 『君を愛したひとりの僕へ』2022年10月公開、カサヰケンイチ監督作品 原作:同名の乙野四方字の小説 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2 無くした物を探している時、先ほど探したはずの場所で見つかることはありませんか?それはあなたの心が瞬間的なパラレルシフトを起こして、平行世界のあなたと入れ替わっていたためなのです…… パラレルワールドの存在が明確となり、その解明のための科学も整備されつつある世界。暦は7歳のときに両親が離婚することとなり、どちらと共に暮らすかという選択を迫られることになった。この選択で彼の運命は大きく変わることとなる。←重要な分岐点 基本的にはよく考えられた恋愛SFもの。面白かったです。 映画のなかで、栞が幽霊(パラレルシフト中に帰還先の肉体が損傷したため生じた精神のみの存在)になってしまい、どの平行世界にパラレルシフトしても栞は幽霊になっているため、暦は栞を救うために時間を遡るタイムシフトの研究を始めるという展開があります。元々、暦と栞が一緒にマシンに入り、同時にパラレルシフトをしたことから強固な結びつきが出来て、暦がパラレルシフトをすると同時に栞も着いてくると説明がありました。 疑似科学的ガジェットが楽しい本作ですので、ここはぜひ、暦と栞が量子もつれ(量子エンタングルメント)状態になっていて、パラレルシフトしてその世界に栞が存在しなくても、(情報としての)栞が視えるとかにして欲しかったぞ(笑) もしかして原作はそうなっていたなら申し訳ない(汗;)
カテゴリー: SF系(邦画), アニメ・アニメーション, 時間もの(邦画)
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『カラフル』『金の国 水の国』
『カラフル』2010年8月公開、原 恵一監督作品 原作:森絵都の同名の小説 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 前世で罪を犯した魂(前世の記憶は無い)が特別に選ばれて、自殺を図って死んだばかりの中学3年生・小林真の体に入り込み人生に再挑戦する機会を与えられる。 複雑な家庭環境、美術部には所属しているが勉強もスポーツも苦手な主人公(前世の記憶無し)が様々な体験を通じて人生を再構築していく…… 『金の国 水の国』2023年1月公開、渡邉こと乃監督作品 原作:岩本ナオの同名コミック 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 商業国家で現在は繁栄しているが将来の水不足が決定的な金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士長年にわたり争いを繰り返していた。あまりの仲の悪さに、神様から、金の国は一番美しい娘を水の国に嫁にやり、水の国は国で一番賢い若者を金の国に婿にやりなさいと約束させられた…… その取り決めで出逢った二人がやがて両国の未来を変えていく。 どちらも王道と言える展開で、暖かな気持ちになれます。異セカイ系・なろう系もよいけど、こういほっこりしたアニメもよいものです。(^o^)/
カテゴリー: アニメ・アニメーション, ファンタジー(邦画)
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