月別アーカイブ: 12月 2023

 『65/シックスティ・ファイブ』『ライフ』

『65/シックスティ・ファイブ』2023年3月公開、スコット・ベック、 ブライアン監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ 6500万年前の惑星ソマリス。主人公のミルズは、娘のネヴァインの治療費捻出のため2年間の宇宙探査へ向かうことになった。しかし調査を終えソマリスに戻る途中、船は白亜紀の頃の地球に不時着する羽目に。大破した宇宙船と恐竜たちに襲われながら、彼の他に一名だけ生き残った少女と共に迫り来る小惑星の衝突に立ち向かう。  特殊撮影部分はなかなか見せ所あり。その他は…… 『ライフ』2017年7月公開、ダニエル・エスピノーサ監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  国際宇宙ステーション(ISS)搭乗のクルー6名は無人火星探査機ピルグリムの回収に成功する。探査機が持ち帰った土をISS内で調査・分析したところ、生存反応がある微生物を見つける。地球外生命体発見のニュースは地上でも報道され、微生物は「カルビン」と名付けられた。しかし、微生物と思っていた生命体が急速に成長し、人間を襲うようになってしまい、クルーは被害が地球に及ばないように対策に追われる……  新しいエイリアンもの。まあ人間を襲うのはありとしても、人間の蛋白質を栄養として成長する過程には何かしらの理由付けが欲しいところ。人間が異星に着陸し、そこの生命体を食べようとする際には、まず食べることが出来るか、毒ではないか調査すると思いますが……炭素系生命体なら、なんでもかんでも捕食し栄養にしちゃうのかしら?

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『ジェミニマン』『デュアル』『MEN 同じ顔の男たち』

『ジェミニマン』2019年10月公開、アン・リー監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2 自身の衰えを理由に引退を決めるたDIAの凄腕スナイパーであるヘンリー。そのヘンリーに秘密を知られることを阻止しようとDIA極秘特殊部隊「ジェミニ」の隊員が派遣される。実は、ジェミニの隊員は類い希な才能を持つヘンリーのクローンだった。若い頃の自分と闘うヘンリーに勝算はあるのか…… ということで、主人公役のウィル・スミスの一人二役のアクションシーンが見所です! 『MEN 同じ顔の男たち』2022年1月公開、アレックス・ガーランド監督作品 厳密に言うとクローンものではないのですが、無性生殖ぽいので←違うな(笑;) 目の前で夫に自殺され心に傷を負ったハーパーは、静養のために田舎の豪奢な館を借りた。しかし周辺に浮浪者のような全裸の男が出現し、警察を呼ぶ羽目。実は、男たちは、放浪者も館の管理人も、教会の司祭も警官も、全員が同じ顔をしていたが、それに気づかないハーパー。←観ていた私も気がつきませんでした(汗;) ラストの、全裸の人間から同じ顔の人間が生まれる(脱皮する?)シーンが、なんともグロテスクでおぞましく、そこが見所です(笑) 『デュアル』2022年10月公開、ライリー・ステアンズ監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆ ある日突然、自分が病で余命わずかだと知ったサラは、死期の迫った者が遺族を癒すための手段として、自身のクローンを作るプログラム「リプレイスメント(継承者)」の利用を決意する。記憶の継承は、オリジナルがクローンにあれこれ教えることで引き継ぐのです(記憶を完全コピーできるわけではない) クローンはあくまで身代わりとしての存在なので、自我の発達を抑える処置が施されているが、まれに独自の自我を発達形成してしまうクローンが出てくる場合があり、法律上オリジナルとクローンとの共存は禁止されているため、その際には一対一で決闘して、生き残った勝者が唯一の存在と認定される。 サラも、彼女の病が奇跡的に完治したことを知らされ動揺するが、既にクローンがサラの恋人としたしくなってしまい自我も目覚めていたため、クローンと決闘することを決意する。 滅茶滅茶な設定と展開なんですが、なんか納得のラスト。安易にクローンを作るなという警鐘なのかも。

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