月別アーカイブ: 3月 2024

『3022』『G-LOC ジーロック』

 日本での公開予定が無いようなので、SF年表には入れません。 『3022』2019年(日本未公開)、ジョン・スーツ監督作品  3022年のSFかと思ったのは内緒(笑)宇宙ステーションにやってきてから3022日の出来事。  22世紀末、エウロパと地球を中継する役割を持つ宇宙ステーションで生活するクルーたちに届いたのは、地球が壊滅したという絶望的なメッセージだった。未来に絶望する彼らは、遭難したシャトルを見つけるが……  人間が、とことん絶望的な環境に置かれるとどうなるかを、宇宙を舞台に考察した作品! 『惑星戦記 G-LOC ジーロック』2020年(日本未公開)、トム・ペイトン監督作品  氷河期に入った地球の近傍に出現した「ゲート」は、新太陽系へと繋がるワームホールの入り口だった。地球人の一部は地球から脱出し、新太陽系の「リア」に移住していた。地球の1年は「リア」では18年に相当する。8年前にAIエディソンと共に宇宙船に密航した男は、ワームホールを通りリアの難民ステーションに向かうが、その途中で遭難していた宇宙船ニーサと遭遇する……  リアでは、地球難民受け入れ反対派が多いけれど、人道的立場から受け入れ賛成派もいます。  未来と、別の惑星を舞台にした難民問題を追及した作品!

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『四日間の奇跡』『一秒先の彼女』『一秒先の彼』

『四日間の奇跡』2005年6月公開、佐々部清監督作品 原作:浅倉卓弥の同名小説 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  将来を嘱望視されていた新進ピアニストが、留学先で強盗事件に巻き込まれ、少女をかばってピアニストの道を絶たれる。両親を失った知的障害の少女を引き取った彼は、少女のサヴァン症候群による優れたピアノの才能を見出し、一緒に各地を演奏して廻ることとなった。  招待された療養センターで高校時代の後輩だった女性と巡り会った彼は、辛い過去を持つその女性と親しくなっていくが、その女性が落雷で意識不明の重傷を負い、彼女の心が少女の体に宿る。  その意識が消えるまでが4日間。 『一秒先の彼女』2021年6月公開、チェン・ユーシュン監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  せっかちなヒロインが、デートしようとしたら、いつの間にか翌日になっていた。全く記憶が無いデートの日に何があったかを探ろうと色々悪戦苦闘する…… 『一秒先の彼』2023年7月公開、山下敦弘監督作品、脚本:宮藤官九郎  独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  台湾映画『1秒先の彼女』をリメイクし、京都を舞台にした日本版。 “消えた1日”を探すテンポの合わない男女を描く時間差ラブストーリー。

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『おみおくりの作法』『アイ・アム まきもと』

『おみおくりの作法』2015年1月公開、ウベルト・パゾリーニ監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  孤独死し、引き取り手のない遺体を弔う仕事をする風変わりな民生係の男。彼は、『死者の代弁者』として知られざる故人の関係者を探しだし、故人の人生を紐解き見つめ直すことが生きがいだった。  しかし新任の上司に解雇を言い渡され、最後の案件に取りかかった……。 『アイ・アム まきもと』2022年9月公開、水田伸生監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ 『おみおくりの作法』の日本リメイク版  役所の「おみおくり係」に務めている牧本壮は、必要以上に仕事に熱心で、回りから煙たがられていた。  基本的には同じ筋立てなんですが、日本版のほうがしっくりきます。←日本人だから(汗;)  しかし、両作品ともに、あのラストはなあ……

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