月別アーカイブ: 10月 2024

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』『太陽は動かない』

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』2015年1月公開、本広克行監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測し、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本が舞台のアニメ。この値は通称「サイコパス(PSYCHO-PASS)」と呼ばれ、ストレスから解放された人生を送るため、人々はその数値を指標として生きていた(数値に支配されているとも言う(笑))  特に犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、罪を犯していなくても、基準値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。犯罪を抑圧する厚労省に属する「公安局」の刑事は、システムに接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。 『太陽は動かない』2021年3月公開、羽住英一郎監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆  産業スパイ組織「AN通信」の2人の日本人エージェントが、次世代エネルギー開発の機密情報を巡って、他国のエージェントや権力者達との闘いに身を投じていく。  AN通信のエージェントたちは、心臓に近い部分に爆破装置入りのカプセルが埋め込まれていて、まる一日連絡が取れない時は、敵組織の手に落ちたと見なされ、情報秘匿の名目で起爆装置が作動し、消される運命にあった。  まあ目茶苦茶な設定ではあります(笑)   逃走シーンに、FIAT X1/9が出てきて懐かしかった(笑)←かつての愛車です。  二作品の面白さの違いはどこにあるのかと考えたら、アニメの場合はどんな派手なシーンがあっても制作費にはあまり差が出ないけど、実写だと制作費が少ないとどうしてもショボい映画になるということかと思いました(汗;)

カテゴリー: SF系(邦画), アクション系, アニメ・アニメーション | コメントは受け付けていません。

『教祖誕生』『ロストケア』

『教祖誕生』1993年11月公開、天間敏宏監督作品 原作:ビートたけし 独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  ある青年が、暇を持て余していたところ新興宗教の教団に遭遇し、明らかにサクラを使った公開秘蹟などに興味を持ち、同行することになる。その後、元ホームレスでお飾りの雇われ教祖が追放され、2代目教祖に祭り上げられることとなる。  新興宗教の胡散臭さと儲け主義に痛烈な批判を突きつけた一作。 『ロストケア』2023年3月公開、前田哲監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  ケアセンターの職員、斯波はとても献身的な介護士で、センターの利用者から好感を持たれ、後輩や同僚、センター長からも信頼されていた。ある日、自宅で要介護者とセンター長が亡くなっているのが発見される。最初は、借金があるセンター長が、窃盗目的で犯行に及んだ際の事故死ではないかと思われていたが……。  その事件とは別に、ケアセンターでの利用者の死亡件数が県平均よりも抜きんでて多く、斯波の休日に亡くなる要介護者が多いことが判明するに及び、事件は急展開する。  要介護者とその家族、ヘルパーにまつわる問題を正面から取り上げた問題作。介護認定審査会の委員を務めているのですが、各家庭で様々な案件があり、大変な家庭は本当に大変そうで昔はどうやって乗り切ったのだろうかと……

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『ペンギン・ハイウェイ』『雨を告げる漂流団地』

『ペンギン・ハイウェイ』2018年8月公開、石田祐康監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆  突然、ペンギンの群れが出現する怪事が起こり始めたある街。ペンギンの正体と彼らの目指す先についての研究を始めたアオヤマは、歯科医院のお姉さんがペンギンを出現させる瞬間を目撃する。  ペンギンの出現法則を解明しようとお姉さんと実験を始めたアオヤマは、友人の男の子と、同じクラスの女子の3人で、森の奥の草原に浮かぶ謎の球体〈海〉についての共同研究を始める。  理系少年少女の真理を追究しようとする姿が愛おしい(笑) 『雨を告げる漂流団地』2022年9月公開、石田祐康監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆  小学生6年生の少年少女が、解体を待つ団地の建物に入り込み、その団地が海上を漂流するというファンタジー。  こちらは、ファンタジーというか幻想譚というか。漂流する団地をなんとかしようとする少年少女、頑張れ!(笑)

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