『TENET テネット』2020年9月公開、クリストファー・ノーラン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
第三次世界大戦を阻止するため、秘密組織”TENET”にスカウトされた主人公の活躍と葛藤を描く。
未来人が作り出した時間を逆行させる装置「アルゴリズム」を巡り、敵と味方(?)が入り乱れ暗躍する展開は目が離せません。逆行する時間線に入ると、時間逆転現象が体験できたり、空気も吸えなくなるため酸素マスク必須だったりと細かな設定も面白いです。メインの縦線が、時間を行き来してのアクションだとしたら、横線はロシアの武器商人の妻プリヤに対する主人公の感情の機微だと思いました。
『オールド』2021年8月公開、M・ナイト・シャマラン
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
ホテルから「特別に」と紹介された人里離れた美しいビーチ。そこは時間の流れが加速する脱出不能の危険地帯だった。
ホテル側がこのビーチを勧めるにあたって、ある基準を持って家族を選んでいるのですが、それがこの企みの真相に直結してます。けっこう意外な結末で驚きました。まあ展開自体は凡庸といってもよいのですけどね。