『DESTINY 鎌倉ものがたり』『大怪獣のあとしまつ』『ゴーストブック おばけずかん』

『DESTINY 鎌倉ものがたり』三木聡監督作品、2017年12月公開
原作:『鎌倉ものがたり』西岸良平著
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 鎌倉に住むミステリー作家の一色正和の元に嫁いだ新妻・亜紀子。だが鎌倉は、人間と魔物や妖怪が共存した街だった。鎌倉で発生する怪事件の数々を、鎌倉警察署と夫婦で解決していく。
 妖怪は出てくるけれど、ほのぼの系ファンタジーで楽しめました。

『大怪獣のあとしまつ』三木聡監督作品、2022年2月公開
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 ネットで酷評されるほどひどいとは思わないけど、SFでは無い(笑)死体になった怪獣が、腐敗して爆裂する前にどう始末をつけるかという観点から描いた映画です。
 SF小説でいうと、気象庁内に設置された怪獣対策集団“特異生物対策部”略して“気特対“(笑)の活躍を描いた”山本弘先生の《MM9》シリーズでも怪獣の死体処理の話が出てました。
 鯨の腐敗が進むと爆発するのは有名な話ですが、個人的には、宇宙由来の怪獣は腐敗するかどうかわからないと思う(地球原生の怪獣はたぶん腐敗するたろうけど)ので、そこらあたりも丁寧に描いて欲しかったなあ。

『ゴーストブック おばけずかん』山崎貴監督作品、2022年7月公開
原作:『おばけずかん』(斉藤洋著、宮本えつよし画による童話シリーズ)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 平たく言うと、人間の居ない「お化けの町」に迷い込んだ小学生と新米教師が、三日間の期限内で「お化け」たちを捕まえるミッションに挑む。
 ググると、2000年公開の『ジュブナイル』(山崎貴監督作品)完成時に、監督やプロデューサーが2020年になったら『ジュブナイル』の大人版の映画を撮りたいと言っていて、それが実現した映画みたいです。子ども向けですが、『ジュブナイル』と同様に押さえるところはきちんと押さえて作られているので、安心して見られるし面白かったです。
 

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