『メランコリア』2012年2月公開、ラース・フォン・トリアー監督作品
巨大惑星の接近で終末を迎えつつある地球を舞台に、人々の孤独と絶望、魂の救済をワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」の壮大なメロディにのせて描き出していくドラマ。
最初はよく分からない映画だと思ったのだけれど、ミュージックビデオだと思えば、確かに命題に沿った映画だと思いますね。
『ワーニング 地球最後の日』2022年7月公開、アガタ・アレクサンダー監督作品
近未来。人々の生活にはAIやアンドロイドなど、高度な科学技術が密接に関わるようになっていた。
船外活動の途中で宇宙空間をさまよう羽目になった技師デイヴィッドを狂言回しにして、巨大隕石が追突する地球の命運を描いたパニックファンタジー。
個人的には、売れ残ったアンドロイドと彼を売り込もうとする販売員、アンドロイドを買いに来た若い女性とのやり取りが面白かった。なまじ知性を持つと、いつもでも売れ残るのは辛いよなぁ。