『スカイクロラ The Sky Crawlers』2008年8月公開、押井守監督作品
原作:森博嗣の同名の小説《スカイ・クロラ》シリーズ
現代に似たもう1つの世界。戦争がショーと化した平和な時代で、とある戦争請負会社に勤める青年はヨーロッパの前線基地に配属される。思春期の姿のままで奇妙な宿命を背負った彼は、キルドレと呼ばれる戦闘機パイロットだった。そんな中、彼はかつてエース・パイロットだったという女性司令官と出会い、心惹かれていく。
ちょっと『終わりなき戦い』(ホールドマン著)が入ってる気がする。
『十年 Ten Years Japan』2018年11月公開、是枝裕和製作総指揮作品
2015年に香港で公開され話題となった映画『十年』をもとに日本、タイ、台湾の国の若手映像作家がそれぞれの国の10年後を描く国際共同プロジェクト。
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
「PLAN75」早川千絵監督
高齢化問題の解決のために制定された75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する制度を扱う。
「いたずら同盟」木下雄介監督作品
IT特区の小学校では人工知能システム“プロミス”が子供たちに理想的な道徳を刷り込んでおり、子供たちはプロミスに従うことで平穏な日常を過ごしていた。
「DATA」津野愛監督作品
女子高生の舞花(杉咲花)は、父(田中哲司)に内緒で、亡き母の生前のデータ≒「デジタル遺産」を手に入れた。
「その空気は見えない」藤村明世監督作品
人々は原発による大気汚染から逃れるために地下の世界に住むようになっていた。
「美しい国」石川慶監督作品
徴兵制がしかれた日本。広告代理店マンの渡邊は、徴兵制の告知ポスターを政府からの要請で若者に親しみやすいよう変更するため、これまでのポスターのデザイナーの元を訪れるが……
『プラン75』2022年公開、早川千絵監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2
2018年に公開されたオムニバス映画「十年 Ten Years Japan」内の短編映画を元に作成された。
とある未来、日本で75歳以上の高齢者が安楽死する権利(通称・プラン75)が制定された。それは高齢化に関わる財政問題を解決するために導入された制度で、それを受け入れた高齢者には一時金として10万円が支給されるというもの。まだ働けるのに、なし崩し的に安楽死を選択せざるを得なくなる高齢者たちとそれを取り巻く社会の有り様を描く問題作。