『インナー・スペース』『地球最終戦争ロボット・ウォーズ』

『インナー・スペース』1987年12月公開、ジョー・ダンテ監督作品(製作総指揮:スピルバーグ)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
先行作品として、かの有名な『ミクロの決死圏』(1966年)がありますが、こちらの作品はコメディタッチになってます。ドタバタSF映画でもあります(笑)
アメリカ空軍パイロットのタック・ペンドルトンは、特殊潜行艇・クラーケンIIに乗り込んでミクロ化しウサギの体内に注入される実験に参加するため研究所に配属された。ところが、潜行艇のミクロ化直後に研究施設が産業スパイに襲撃されてしまう。潜行艇の入った注射器を持った研究員は逃げ惑う際にスーパーの店員・ジャックの尻に潜行艇を注射してしまう(笑)
ジャックが自分の体内にいるタックと通信しながら悪者連中から逃げ回るシーンが笑えます。

『地球最終戦争ロボット・ウォーズ』1993年4月公開、アルバート・バンド監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
2041年、地球を二分した戦争はロボット兵器の投入で決着が着いたものの荒廃してしまった。
観光客を運ぶ仕事をこなしているサソリ型メガロボットをテロリストが襲い奪ってしまう。
 メガロボットのパイロットだったドレイク大尉と部下のスタンピー、乗客の考古学者のリーダは、地下に眠る人型メガロボットを発見し、テロリストの操縦するサソリ型メガロボットに立ち向かう……
まだこの頃は本格CG(映画『トロン』が1982年)が非常に高価だったため、ストップモーションで撮られたメガロボットの動く姿が素敵です(笑) 「未知との遭遇」(1977年)当時にも、CGそのものはあったみたいですが、あまりに高価だったとか。

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『マーズ』『シャドー・ウォー 聖戦』

『マーズ』2021年6月公開、ワイヤット・ロックフェラー監督作品
移住者たちがそれぞれ居住地(コロニー)を作り、厳しい環境で生活を営んでいる火星。ある日、辺境のコロニーで生活する父母と娘の三人家族は何者かの襲撃を受け、父親が殺されてしまいます。
厳しい環境ゆえの悲劇というか、母親を殺された男と両親を殺された少女の行く末は……
ものすごくメッセージ色の濃い映画です。舞台は火星ですが、極限の世界を構築するのに火星が都合が良かったというだけでしょう。男と女、支配側と被支配側等さまざまな問題が投げかけられていて重苦しい作品です。
こういうテーマは、フランス映画だともっと明るくて洒脱なタッチになるような気がしてますが……

『シャドー・ウォー 聖戦』2022年3月公開、エミール・ハリルザデー監督作品
珍しい(?)トルコ映画
伝説のアークのありかを示すという、紀元前から伝わる二つに分けられたの地図の片方を守り続けていた一族の末裔。敵は、何世紀もの間アークと地図の行方を追っていた政府にも食い込んでいるキリスト教系の秘密結社。預言者ムハンマドの子孫であり地図の守り手“献身者”であった兄の後を継ぎ、彼は決死の戦いを続ける……

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『ザ・ローブ』『エッジ・オブ・トゥモロウ』『スペース・プレイヤーズ』

『スペース・プレイヤーズ』2021年8月公開、マルコム・D・リー監督作品
 バスケ界のスーパースター、レブロン・ジェームズは、息子のドムがeスポーツには熱中しているものの実際のバスケットボールの練習に不熱心なのを心配していた。ある日ひょんなことから、映画会社のAIスーパーサーバー“ワーナー3000”に二人が吸い込まれてしまう。そこは、ワーナーの様々なキャラクター達が住む“バーチャル・ワールド”だった……

『エッジ・オブ・トゥモロー』2021年9月公開、イップ・ウィンキン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆(アクション映画としての出来は最高!快調なテンポ)
戦闘用パワードスーツが開発された研究所。けがの後遺症に苦しむ娘の手術費を稼ぐために主人公は、その装着者を選ぶテストに参加するが、武装テロリスト集団が研究所を襲撃してくる……
ラストにどんでん返しには賛否両論があるかも(笑)

『ザ・ローブ THE HEROES HIGHT VOLTAGE』2023年1月公開、シーン・オライリー監督作品
パルスと呼ばれる災害が世界を襲い、その影響で特殊能力を持った超人が生まれるようになった世界。その能力者たちが収容された刑務所での物語。
俳優廃業を宣言したブルース・ウィリス出演作品。悲しいことに最近の彼が出た作品はどれも面白くないという(泣;)この作品はラストで少し盛り返すからまだ良い方なのですけど。
アクションは出来なくても、脚本次第でなんとかならんのか。やはり予算が必要なのかなぁ……

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『あやしい彼女』『そばかす』『女子高生に殺されたい』

『あやしい彼女』2016年月6公開、水田伸生監督作品
2014年公開の韓国映画『怪しい彼女』の日本リメイク版
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
73歳の頑固おばあちゃんが、とある写真館で撮影したことから20歳の娘に若返り、やりたくても出来なかった過去のあれこれを実現しようとするが……

『そばかす』2022年12月公開、玉田真也監督作品
恋愛にも結婚にも全く興味がない独身女性の生きざまを描く。
どんな映画が好きですかという質問に「『宇宙戦争』でトム・クルーズがただひたすら逃げ回るシーンが好きです」と答えていてツボにはまりました(笑)

『女子高生に殺されたい』2022年4月公開、城定秀夫監督作品
原作:古屋兎丸作『女子高生に殺されたい』
ただ女子高生に殺されるためだけに高校教師になった男が立てた、9年間におよぶ「理想的な自分殺害計画」に巻き込まれた女子高生たち。こういう変な映画は城定監督の得意とするところだと思いますが、それにしても変な設定だわ(笑)

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『恋は光』『とんび』

☆岡山県がロケ地の二作☆

『とんび』2022年4月公開、瀬々敬久監督作品
原作:重松清『とんび』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆(地元民必見!)
地元金光町大谷地区もロケ地になったとあっては(笑)ちなみにカミさんの実家の横の道路もロケ地になってました(阿部寛さんが川沿いを軽トラで走るシーン)
詳細は、「岡山観光WEB」からどうぞ
ちなみに、「第13回ロケーションジャパン大賞」において、岡山県が映画「とんび」(瀬々敬久監督)のロケ地として作品を大いに盛り上げたことが評価され、最高賞の「グランプリ」を受賞しました。

『恋は光』2022年6月公開、小林啓一監督作品
原作:秋★枝作『恋は光』
“恋する女性が光って見える”という西条はある日「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と交換日記を始めることに。凄いです、交換日記で“恋の定義”を語り合うとは(笑)そういう女性と付き合ってみたかったわ~(汗;)
ロケ地詳細は、上記と同じ「岡山観光WEB」から

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『木村家の人々』『異動辞令は音楽隊!』『マイ・ブロークン・マリコ』

『木村家の人々』1988年5月公開、滝田洋二郎監督作品
原作:『木村家の人びと』(谷俊彦著、1986)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
 とある住宅地に建つ木村家では、家族一丸となって小銭を稼ぐことに夢中になっている。朝は弁当作りから始まり爺婆に配達依頼、通勤に同乗者を募り白タク、会社では閑職であることを利用して家族総出で作った弁当販売など様々な商いをしていた。その他夫婦間でも金銭のやり取りをしていたが、あるとき長男がこの生活に疑問を抱く。
 母親役の桃井かおりさんがなんともコケティッシュで可愛いわ~。

『異動辞令は音楽隊!』2022年8月公開、内田英治監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 犯人逮捕のためなら手段を問わない捜査一課のベテラン刑事である成瀬司は、高齢者を狙ったアポ電強盗を捜査中に強引な捜査を繰り返し、広報課内の音楽隊への異動を言い渡されてしまう。嫌々ながら音楽隊を訪れた成瀬だが、隊員たちに混じってドラムを叩くうちに……

『マイ・ブロークン・マリコ』2022年9月公開、タナダユキ監督作品
原作:『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ著,2019)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
 TVのニュースで親友のマリコが亡くなったことを知ったシイノは、遺骨だけはちゃんとしようと包丁を忍ばせマリコの実家へ向かう。実はマリコは父親から長年にわたって虐待を受けていたのだ。マリコの実家で父親と格闘の末、骨壺を強奪したシイノはベランダから飛び降り逃走する。かつてマリコが海へ行きたいといっていたことを思い出したシイノは、その岬を目指して高速バスに乗り込む……
 主人公役の永野芽郁さん、ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』では、戸田恵梨香さん演ずる「藤聖子」の影に隠れた新人警官役のイメージがあったのですが、『地獄の花園』とか本作を見るとヤンキー系も似合うんですね。さすがです(笑)

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『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』

『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』2022年1月公開、マリア・シュラーダー監督作品
 ベルリンの博物館の研究者である学者アルマは、資金を稼ぐため極秘実験に参加することになった。その実験とは、「3週間の以内に対象者を幸せにする」というミッションを課せられた高性能アンドロイドの被検体となることだった。彼は、抜群のルックスとテクニックで、恋愛を遠ざけてきたアルマの心を変えようとするが……。
 本作はドイツ映画ですが、同じ設定でもフランス映画だと全く違った映画になったと思う(笑)

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』2022年7月公開、フィリップ・ラショー監督作品
 役者のセドリックがやっと掴んだのは、ヒーロー映画「バッドマン」の主役の座だった。しかし彼は撮影途中に事故に遭い記憶を喪失、バッドマンのスーツのまま逃亡する。最後はちゃんと締めます(笑)
 あのフランス国内でも物議を醸したおふざけ映画、フランス版『シティーハンター』のチームが製作したおバカ映画。

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『デモニック』『ポゼッサー』

『デモニック』2022年2月公開、ニール・ブロムカンプ監督作品
 主人公のカーリーは、絶縁していた母親アンジェラが昏睡状態だと伝え聞き、入院している新興医療技術会社を訪れる。過去に凄惨な事件を起こした母親と決別したカーリーは故郷を去っていたのだ。入院先の医師から“シミュレーション”を使って母親の意識と接触し事件を解明してほしいと頼まれたカーリーは、その申し出を引き受けるが……。

『ポゼッサー』2022年3月公開、ブランドン・クローネンバーグ監督作品
 監督は、あのクローネンバーグ監督の息子さんみたいですね。
 特殊な装置で脳内に潜入して意識を乗っ取り殺人を実行させる女暗殺者。新たなミッションを命じられた彼女だが、計画に狂いが生じ、他人の脳内から抜け出せなくなってしまう……
 父親のクローネンバーグ氏の影響か全体的に暗いトーンの映画です。結婚して普通に生活している女性が、パートタイムで暗殺者になるという設定がちょっと怖いかも。

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『カウボーイ & エイリアン』『シャドウ・イン・クラウド』

『カウボーイ & エイリアン』2011年10月公開、ジョン・ファヴロー監督作品
原作:アメリカンコミック『カウボーイ & エイリアン』(2006)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/3
 1873年、侵略者に拉致されその後記憶を失った男が、謎めいた武器を使い侵略者と闘う話。
 スピルバーグ氏もいっちょ噛みしているせいか、そこそこテンポが良く楽しめる異色西部劇(笑)

『シャドウ・イン・クラウド』2022年4月公開、ロザンヌ・リャン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/4
 拾いものの面白さ(笑)
 第2次世界大戦中のニュージーランド。連合国軍の女性パイロットが、密命を受けB17に搭乗するが、男性乗組員から役立たずだと邪魔者扱いにされ、機体下部の銃座に押し込められてしまう。そこで彼女が見たのは、機体の表面でうごめくグレムリンの姿だった。賢くて強くて、SFファンなら惚れてしまうヒロイン!

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『テラフォーム 侵略』『デウス 侵略』

『テラフォーム 侵略』2021年8月公開、エディー・アーヤ監督作品
 アメリカの田舎町に隕石が落下し、発生した有毒ガスで住民を含めてすべての動植物が死滅する。政府から調査を依頼された生物学者ローレンは、落下現場で不思議な赤い花を見つけるが、それは急速に巨大化し有毒ガスまき散らす。そして、ミサイルで破壊を試みるもシールドのようなもので阻止されてしまう。
 地球がテラフォームされるお話し。死人が生き返ったり、最後にどんでん返しというか謎解きがあるのですが、それまでの話の流れからSFファンなら想像がつく結末となってます。というか、そこに持ってかないと収まりが付かない。

『デウス 侵略』2022年7月公開、スティーブ・ストーン監督作品
 火星の軌道上に正体不明の巨大な黒い球体が現れ、天体物理学者のカーラをはじめとした6人の調査チームが宇宙船で派遣される。調査の結果、その球体は光とともに「DEUS=神」という文字列を発信し続けていることが判明する。
 実のところ侵略される話ではないのですけどね。球体は、丸いモノリスかとも思ったが違った(汗;)

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