☆岡山県がロケ地の二作☆
『とんび』2022年4月公開、瀬々敬久監督作品
原作:重松清『とんび』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆(地元民必見!)
地元金光町大谷地区もロケ地になったとあっては(笑)ちなみにカミさんの実家の横の道路もロケ地になってました(阿部寛さんが川沿いを軽トラで走るシーン)
詳細は、「岡山観光WEB」からどうぞ
ちなみに、「第13回ロケーションジャパン大賞」において、岡山県が映画「とんび」(瀬々敬久監督)のロケ地として作品を大いに盛り上げたことが評価され、最高賞の「グランプリ」を受賞しました。
『恋は光』2022年6月公開、小林啓一監督作品
原作:秋★枝作『恋は光』
“恋する女性が光って見える”という西条はある日「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と交換日記を始めることに。凄いです、交換日記で“恋の定義”を語り合うとは(笑)そういう女性と付き合ってみたかったわ~(汗;)
ロケ地詳細は、上記と同じ「岡山観光WEB」から
『木村家の人々』1988年5月公開、滝田洋二郎監督作品
原作:『木村家の人びと』(谷俊彦著、1986)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
とある住宅地に建つ木村家では、家族一丸となって小銭を稼ぐことに夢中になっている。朝は弁当作りから始まり爺婆に配達依頼、通勤に同乗者を募り白タク、会社では閑職であることを利用して家族総出で作った弁当販売など様々な商いをしていた。その他夫婦間でも金銭のやり取りをしていたが、あるとき長男がこの生活に疑問を抱く。
母親役の桃井かおりさんがなんともコケティッシュで可愛いわ~。
『異動辞令は音楽隊!』2022年8月公開、内田英治監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
犯人逮捕のためなら手段を問わない捜査一課のベテラン刑事である成瀬司は、高齢者を狙ったアポ電強盗を捜査中に強引な捜査を繰り返し、広報課内の音楽隊への異動を言い渡されてしまう。嫌々ながら音楽隊を訪れた成瀬だが、隊員たちに混じってドラムを叩くうちに……
『マイ・ブロークン・マリコ』2022年9月公開、タナダユキ監督作品
原作:『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ著,2019)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
TVのニュースで親友のマリコが亡くなったことを知ったシイノは、遺骨だけはちゃんとしようと包丁を忍ばせマリコの実家へ向かう。実はマリコは父親から長年にわたって虐待を受けていたのだ。マリコの実家で父親と格闘の末、骨壺を強奪したシイノはベランダから飛び降り逃走する。かつてマリコが海へ行きたいといっていたことを思い出したシイノは、その岬を目指して高速バスに乗り込む……
主人公役の永野芽郁さん、ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』では、戸田恵梨香さん演ずる「藤聖子」の影に隠れた新人警官役のイメージがあったのですが、『地獄の花園』とか本作を見るとヤンキー系も似合うんですね。さすがです(笑)
『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』2022年1月公開、マリア・シュラーダー監督作品
ベルリンの博物館の研究者である学者アルマは、資金を稼ぐため極秘実験に参加することになった。その実験とは、「3週間の以内に対象者を幸せにする」というミッションを課せられた高性能アンドロイドの被検体となることだった。彼は、抜群のルックスとテクニックで、恋愛を遠ざけてきたアルマの心を変えようとするが……。
本作はドイツ映画ですが、同じ設定でもフランス映画だと全く違った映画になったと思う(笑)
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』2022年7月公開、フィリップ・ラショー監督作品
役者のセドリックがやっと掴んだのは、ヒーロー映画「バッドマン」の主役の座だった。しかし彼は撮影途中に事故に遭い記憶を喪失、バッドマンのスーツのまま逃亡する。最後はちゃんと締めます(笑)
あのフランス国内でも物議を醸したおふざけ映画、フランス版『シティーハンター』のチームが製作したおバカ映画。
『デモニック』2022年2月公開、ニール・ブロムカンプ監督作品
主人公のカーリーは、絶縁していた母親アンジェラが昏睡状態だと伝え聞き、入院している新興医療技術会社を訪れる。過去に凄惨な事件を起こした母親と決別したカーリーは故郷を去っていたのだ。入院先の医師から“シミュレーション”を使って母親の意識と接触し事件を解明してほしいと頼まれたカーリーは、その申し出を引き受けるが……。
『ポゼッサー』2022年3月公開、ブランドン・クローネンバーグ監督作品
監督は、あのクローネンバーグ監督の息子さんみたいですね。
特殊な装置で脳内に潜入して意識を乗っ取り殺人を実行させる女暗殺者。新たなミッションを命じられた彼女だが、計画に狂いが生じ、他人の脳内から抜け出せなくなってしまう……
父親のクローネンバーグ氏の影響か全体的に暗いトーンの映画です。結婚して普通に生活している女性が、パートタイムで暗殺者になるという設定がちょっと怖いかも。
『カウボーイ & エイリアン』2011年10月公開、ジョン・ファヴロー監督作品
原作:アメリカンコミック『カウボーイ & エイリアン』(2006)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/3
1873年、侵略者に拉致されその後記憶を失った男が、謎めいた武器を使い侵略者と闘う話。
スピルバーグ氏もいっちょ噛みしているせいか、そこそこテンポが良く楽しめる異色西部劇(笑)
『シャドウ・イン・クラウド』2022年4月公開、ロザンヌ・リャン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/4
拾いものの面白さ(笑)
第2次世界大戦中のニュージーランド。連合国軍の女性パイロットが、密命を受けB17に搭乗するが、男性乗組員から役立たずだと邪魔者扱いにされ、機体下部の銃座に押し込められてしまう。そこで彼女が見たのは、機体の表面でうごめくグレムリンの姿だった。賢くて強くて、SFファンなら惚れてしまうヒロイン!
『テラフォーム 侵略』2021年8月公開、エディー・アーヤ監督作品
アメリカの田舎町に隕石が落下し、発生した有毒ガスで住民を含めてすべての動植物が死滅する。政府から調査を依頼された生物学者ローレンは、落下現場で不思議な赤い花を見つけるが、それは急速に巨大化し有毒ガスまき散らす。そして、ミサイルで破壊を試みるもシールドのようなもので阻止されてしまう。
地球がテラフォームされるお話し。死人が生き返ったり、最後にどんでん返しというか謎解きがあるのですが、それまでの話の流れからSFファンなら想像がつく結末となってます。というか、そこに持ってかないと収まりが付かない。
『デウス 侵略』2022年7月公開、スティーブ・ストーン監督作品
火星の軌道上に正体不明の巨大な黒い球体が現れ、天体物理学者のカーラをはじめとした6人の調査チームが宇宙船で派遣される。調査の結果、その球体は光とともに「DEUS=神」という文字列を発信し続けていることが判明する。
実のところ侵略される話ではないのですけどね。球体は、丸いモノリスかとも思ったが違った(汗;)
『雨に叫べば』2021年11月公開、内田英治監督作品
往年の名女優のヌードシーンと若手アイドルタレント起用が話題の新作映画の監督に抜擢された女性が、苦労しつつも映画道を貫く話。かたくなに女性の監督を認めようとしない、ものすごく前時代的な映画スタッフの描き方が面白い。内田監督のインタビューを読むと、この映画は『蒲田行進曲』へのオマージュらしい。なるほどなあ。階段落ちに相当するシーンが、「濡れ場」にあたるのか。もろもろがそれで納得(笑)もちろん映画のタイトルは、雨の中で歌って踊るあの名作ミュージカルです。
『グッドバイ、バッドマガジンズ』2022年10月公開、横山翔一監督作品
憧れの出版社に就職したヒロインが配属されたのは、男性向け成人雑誌の編集部だった。しかも、長らくの出版不況に加え、東京五輪開催による外国からの観客増加に備えてコンビニから成人雑誌が撤去されるという苦境の中、彼女の奮闘は続く。成人雑誌を編集・出版するというお仕事がどんなにブラックだったかよく分かる事実に基づいたフィクションです。
『前田建設ファンタジー営業部』2020年1月公開、英勉監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
第36回(2005年)星雲賞ノンフィクション部門受賞。
実際にあったゼネコンのファンタジー営業部に基づいたフィクション。『マジンガーZ』格納庫建設がテーマ。
設計の仕様とか工期・費用など、そこらあたりは極めて真面目に作られてます。そことマジンガーZの格納庫建設というギャップが見所(笑)
『地獄の花園』2021年5月公開、関和亮監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
OLたちの華やかな職場の裏で、壮絶な派閥争い(喧嘩バトル)がおこなわれていた!
脚本のバカリズムさんとは波長が合うというか、笑いに徹したバカさ加減が素敵です。どんどん強いキャラが出てきたり、思いもかけない人が実は……とか、まあ実にアホらしい設定と展開ですがそこが良いのです(笑)
『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』2022年10月公開、竹林亮監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
弱小広告代理店で働く社員達が、あることから地獄の一週間がタイムループしていることに気がつく。原因が部長にあると判断した社員たちに、このタイムループは解消できるのか!
タイムループものというと、アニメ「ハルヒ」のエピソードとうる星の「ビューティフル・ドリーマー」の夏休みネタをまず思いつきますが、これは納期に追われた地獄の一週間がループするという(笑)
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』2018年3月公開、リュック・ベッソン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2
《スターウォーズ》のネタ元ではないかと言われるフランスのSFコミックが原作。主人公コンビは美男美女、スタイリッシュでかつアクション満載で面白いという。フランスのSFコミックが原作で映画化されたというと、オールドファンには『バーバレラ』がまず思い浮かぶと思います。ロジェ・バディム監督とジェーン・フォンダの良さが満載の楽しくてエロい映画でしたが、本作も面白かったです。言うなら、映画《TAXi》シリーズの宇宙版かな。SF映画ファンなら、見るべき!(笑)
『レッド・グラビティ』2022年7月公開、ロマン・キロット監督作品
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』と違って、こちらはいかにもフランス映画って雰囲気が満載(笑)
惑星レッドムーンが衝突コースに出現し、それを防げるのは主人公ただひとりという設定なんですが、かの『妖星ゴラス』とは違い地球を動かす話ではありません(笑)
結局描きたかったのは、親子の葛藤と兄弟間の確執であるような気がします。
劇中にエアカーが出てくるのですが、主人公が乗るのはオンボロのプジョー504(たぶん)の改造車。で、追跡してくる弟(悪役設定)の乗るクルマがポルシェ928の改造車。抜きつ抜かれつのシーンもあり、ここらあたりはフランスの心意気といったところ(笑)
『TENET テネット』2020年9月公開、クリストファー・ノーラン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
第三次世界大戦を阻止するため、秘密組織”TENET”にスカウトされた主人公の活躍と葛藤を描く。
未来人が作り出した時間を逆行させる装置「アルゴリズム」を巡り、敵と味方(?)が入り乱れ暗躍する展開は目が離せません。逆行する時間線に入ると、時間逆転現象が体験できたり、空気も吸えなくなるため酸素マスク必須だったりと細かな設定も面白いです。メインの縦線が、時間を行き来してのアクションだとしたら、横線はロシアの武器商人の妻プリヤに対する主人公の感情の機微だと思いました。
『オールド』2021年8月公開、M・ナイト・シャマラン
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
ホテルから「特別に」と紹介された人里離れた美しいビーチ。そこは時間の流れが加速する脱出不能の危険地帯だった。
ホテル側がこのビーチを勧めるにあたって、ある基準を持って家族を選んでいるのですが、それがこの企みの真相に直結してます。けっこう意外な結末で驚きました。まあ展開自体は凡庸といってもよいのですけどね。