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『約束の念力ランド 未来短歌会 笹公人選歌欄合同誌』
『約束の念力ランド 未来短歌会 笹公人選歌欄合同誌』
発行:笹公人、表紙イラスト・題字:うすはる
酒井景二朗・鈴木麦太朗・蜂谷希一・魚虎サチ・壮太・卯月なな子・不動哲平・齋藤育美・本条恵・中田美喜・中山一朗・山口ヤスヨ・高橋泰源・ゴウヒデキ・夜森だゐすけ・西藤智・小林礼歩・具志川具志男・高野文・熊谷涼音・高橋夜子・高島はとみ・砂岡春奈・深山睦美・水須ゆき子・鹿苑牡丹・小柳とかげ
BOOTHから購入できます。
————————————————-
『抒情の奇妙な冒険』笹公人先生著者インタビューでインタビュアーとしてご一緒させてもらった壮太先生に送っていただきました(汗;)壮太先生ありがとうございました。
冒頭の「80年代保管計画」での笹公人先生の一番好きな句は……
一秒に16回もベルが鳴り高橋名人来訪を知る
です。他の句も全部面白い(80年代あるある)のでぜひ手にとって見て下さいませ。
発行:笹公人、表紙イラスト・題字:うすはる
酒井景二朗・鈴木麦太朗・蜂谷希一・魚虎サチ・壮太・卯月なな子・不動哲平・齋藤育美・本条恵・中田美喜・中山一朗・山口ヤスヨ・高橋泰源・ゴウヒデキ・夜森だゐすけ・西藤智・小林礼歩・具志川具志男・高野文・熊谷涼音・高橋夜子・高島はとみ・砂岡春奈・深山睦美・水須ゆき子・鹿苑牡丹・小柳とかげ
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『抒情の奇妙な冒険』笹公人先生著者インタビューでインタビュアーとしてご一緒させてもらった壮太先生に送っていただきました(汗;)壮太先生ありがとうございました。
冒頭の「80年代保管計画」での笹公人先生の一番好きな句は……
一秒に16回もベルが鳴り高橋名人来訪を知る
です。他の句も全部面白い(80年代あるある)のでぜひ手にとって見て下さいませ。
カテゴリー: 著者インタビュー関連書籍
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和田はつ子先生著者インタビュー関連書
『ほうれん草異聞 新・口中医桂助事件帖』和田はつ子著、洵装画
2024.10.9、小学館時代小説文庫、869円、Kindle版869円(税込)
藤屋桂助は、妻の志保、房楊枝職人で桂助の助手である鋼次夫妻と幕末にアメリカに渡り、最新の歯科医療を学んで帰国した。近代化を進める明治政府は、医学でも漢方から西洋医学への転換を早急に行おうとしていた。そのための医師開業試験が開設されることになり、桂助にも協力要請が長与専斎から届く。
巡査の金五が怪我をした少女を背負って駆け込んできた。少女は療養した翌朝、突然に姿を消し、金木犀の一枝が残されていた。最近市中では、評判の美人が暴行される事件が相次いで起こっていた。(第一話 金木犀禍)
腹部に傷を負った老人の治療を行なっていた桂助。そこに、孤児の正太を昼間面倒見てくれないか、と金五がやってくる。老人と正太が話を交わしたところ、正太はいなくなってしまう。(第二話 バニラの花)
速水公子より、速水家への招待があった。大旦那の速水万之助の意向という。桂助夫妻と鋼次が出かけて行ったが、そこで事件が。(第三話 ほうれん草異聞)
名前を明かさない患者が来ていたが、後に長与専斎と名乗った。あるべき口中医療の理想を伝える桂助。ある日、金五が女性の骸を運び込んでくる。(第四話 どんぐり巡査)
2024.5.21、(株)PHP研究所、990円、Kindle版850円(税込)
亡き夫の理想を継いで、卓越した腕で助産と日常の医療を手掛ける女医、お信。ある日、宮田という大物産医が不在だったため、容体が急変した大店の妻の出産に代理で携わることに。無事出産を終え、胸を撫でおろしたものの、その数日後、宮田が殺されてしまい、嫌疑がお信にかけられてしまう……。お信が巻き込まれる陰謀、そして産医として直面する生と死のドラマを描く時代医療ミステリー。 『至高の鳥膳 料理人季蔵捕物控』和田はつ子著、朝江丸装画
2024.7.11、ハルキ文庫、858円、Kindle版841円(税込)
塩梅屋が〝市中料理屋十傑〟の三傑に入った──日本橋は木原店の一膳飯屋塩梅屋の主・季蔵は弟分である豪助・おしん夫婦から瓦版を見せられた。
高級料理店でもないのにと、にわかには信じられない季蔵だが、常連客らが次々とお祝いの品を贈ってくる。
そんなある夜中、北町奉行の烏谷が、怒りと緊張が混じった表情で季蔵を訪ねてきた……。
季蔵はイサキ料理や鳥料理に腕をふるいながら市井の人々の幸せを守るため、烏谷らと共に命を賭して闘う。
二七〇万部突破の大人気シリーズ最新刊。書き下ろし。
『家族』、朝日文庫時代小説アンソロジー
2022.10.7、朝日文庫、902円、Kindle版792円(税込)
【収録作】
「誰に似たのか」中島要、「小夜の月」坂井希久子、「逃げ水」志川節子、「須磨屋の白樫」田牧大和、「雪よふれ」藤原緋沙子、「春北風」和田はつ子
『いやし 〈医療〉時代小説傑作選』宮部みゆき・朝井まかて・あさのあつこ・和田はつ子・知野みさき
2021.8.6、PHP文芸文庫、968円(税込)
藪といわれる小児医の三哲は、娘とともに高熱の子供の診療に出向くも薬を処方せず、追い出されそうになるが……「藪医ふらここ堂」(朝井まかて)、口中医の桂助のもとに、姫君の虫歯治療の依頼が来る。医者嫌いの姫君のため、呉服屋に扮した桂助だったが思わぬ事件に巻き込まれ……「菊姫様奇譚」(和田はつ子)他、書き下ろし作品「仇持ち」(知野みさき)など、江戸の医師たちを描いた五編を収録した短編集。 『花人始末 椿の花嫁』和田はつ子著、苗村さとみ装画
2023.1.15、幻冬舎時代小説文庫、759円(税込)
江戸で相次ぐ無差別の人殺し。手口は様々で、骸の傍には必ず一輪の白椿が置かれていた。阿片を手がかりに下手人に迫る、植木屋の花恵と活け花の師匠・夢幻。しかし花恵の父が襲われ、罠にかかった夢幻は瀕死に。人を操り、裏で糸を引く正体不明の敵を炙り出すために計画したのは、花恵と夢幻の祝言だった。花を一途に愛する二人の活躍が光る最終巻。
『鬼の大江戸ふしぎ帖 鬼が見える』和田はつ子著、山田タクヒロ装画
2015.8.20、宝島文庫、630円(税別)
定町廻り同心の渡辺源時は妹の誘拐をきっかけに、狼鬼、狐鬼、鳥鬼、蚊蜻蛉鬼……人間の姿で暮らす様々な鬼が見えるようになった。その昔、狼鬼である酒吞童子が、源頼光率いる討伐隊に成敗された。
その討伐隊・頼光四天王の子孫は鬼狩りが宿命となり、鬼の末裔たちと闘い続けてきた。源時は、この四天王の末裔だった。
『鬼の大江戸ふしぎ帖 鬼が飛ぶ』和田はつ子著、山田タクヒロ装画
2016.1.22、宝島文庫、630円(税別)
酒吞童子を退治した四天王の末裔は代々、鬼退治の使命を帯びてきた。
定町廻り同心の渡辺源時もその一人で、妹の危機に際し能力が開花、人の姿で暮らす鬼が見えるようになった。
狼鬼、狐鬼、蟻鬼、華鬼……江戸には様々な鬼が暮らしていた。源時は鬼と戦い、時に助け合って鬼と人の事件を解決していく。
カテゴリー: 著者インタビュー関連書籍
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『貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客』著者インタビュー関連書
『貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客』平谷美樹著、丹地陽子装画
2024.9.25、だいわ文庫、840円(税別)
【収録作品】
「花の宴」
「炬燵の中」
「夏至の日の客」
「揚屋町の貸し物」
「宿替え始末」
『【図説】怪異百物語 江戸東京篇』湯本豪一著
2024.7.20、河出書房新社、2200円(税別)
『図説 江戸東京怪異百物語』(2007/7月)を改題・新装
江戸・東京に起きた怪異現象や謎の事件を、江戸時代の記録、明治の新聞などからとりあげ、錦絵や瓦版・新聞の挿絵とともに紹介する都市伝説百話。
江戸時代を舞台にした時代小説を読むことが増えたので、当時の人たちがどういう事を面白がっていた(怖がっていた?)のか知りたいというのもあったので読んでみました。有名な幽霊の画とかもあり、面白いし読みやすいです。
カテゴリー: 時代小説, 著者インタビュー関連書籍
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第十五回創元SF短編賞「喪われた感情のしずく」(稲田一声著)
『紙魚の手帖Vol.18』2024.8.9、1540円(税込)
【第15回創元SF短編賞受賞作】
「喪われた感情のしずく」(稲田一声著)
香水を身に纏うように、感情も選んで身につけるようになった未来。人々は、オーデモシオンと呼ばれる人工感情調合剤を脳に繋がるレセプタに入れることによって、感情を選んで身を任せることが普通のことになっていた。
人工感情調合剤のカリスマ、セクワ・ジュンが開発した新作には思いもよらない感情が隠されていた。
2024.8.9、東京創元社、Kindle版220円(税込)
ゲンロンSF創作講座での「おねぇちゃんのハンマースペース」を読んでからだと久しぶり。
SFにおける想像力の可能性を感じさせてくれる傑作だと思います。
たぶん最初に考えられたのではないかと思う、動物とか植物の感情を表現するオーデモシオン開発は無かったのかなぁ。番外編で読んでみたい。
カテゴリー: ブックレビュー
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宮西建礼先生著者インタビュー関連書籍
『銀河風帆走』宮西建礼著、鈴木康士カバーイラスト
2024.8.23、創元日本SF叢書、1700円(税別)
【収録作】
「もしもぼくらが生まれていたら」
オリジナルの人工衛星や宇宙機のミッションを考案し完成度を競うコンテストに応募を決めていた高校生三人は、小惑星衝突という危機に瀕して、なんとか回避策がないものかと実現可能なアイデアを模索するが……
「されど星は流れる」
新感染症によるパンデミックで自宅待機を余儀なくされた天文部の高校生二人。乏しい予算の中で思いついたのが太陽系外流星を見つけるための流星観測ネットワークによる同時流星観測記録だった。
右はサインして頂いた『銀河風帆走』です(東京創元社の企画。楽天で販売・購入)
「冬にあらがう」
巨大噴火によるエアロゾルがもたらした日照強度低下による食料不足。輸入に頼り自給率を上げてこなかった日本は深刻な事態に陥った。高校化学部の二人はAIの助けを借りて代用食料を造ろうとするが……
「星海に没す」
他の恒星への播種を目指して宇宙空間を突き進む恒星船。搭載された人工知能AGIを滅ぼさんと人類が放ったもう一隻の恒星船との闘いの結末は……
2013.7.31、東京創元社、Kindle版220円(税込)
第四回創元SF短編賞受賞作!
太陽系を喪い、星の世界への進出を余儀なくされた人類は、生き延びるため、新世界を切り開くためにあらゆる形態の人間を生み出した。そうして生まれた宇宙船タイプの人間三名が目指すのは、遙か彼方の矮小銀河系だ。なぜなら我らが銀河系は不明な力によって、総ての恒星が銀河核に在す超巨大ブラックホール呑み込まれてしまうことが判明したからだった。そして1600年に及ぶ旅を続けている宇宙船三隻にも災いが…… 『京大吉田寮』平林克己写真、宮西建礼・岡田裕子文
2019.12.6、草思社、2000円(税別)
1913年竣工、現存する日本最古の学生寮、京都大学吉田寮寄宿舎。
学生自治寮として長い歴史をもち、また建築物としても価値をもつ吉田寮と、そこに生きる寮生たちの”今”、この時をとらえ、伝え記録する。 『紙魚の手帖Vol.18』2024.8.16、Kindle版1500円(税込)
INTERVIEW 期待の新人 宮西建礼 篠谷巧
【創立70周年記念企画】
エッセイ 「わたしと東京創元社」大森望/高山羽根子/田中芳樹/酉島伝法/宮内悠介/マーサ・ウェルズ 『遥かなる地球の歌』アーサー・C・クラーク著、山高昭訳
太陽系の壊滅を知った人類は、自らの子孫を残すため、遺伝情報を搭載した自動播種船を近隣の星々に送り出した。そのひとつサラッサでは、何世代かのうちに新たな人類が理想的な社会を築きあげていた。だがそうの長い平和をうち破るかのように、サラッサのソラに謎の宇宙船が。 『太陽からの風』アーサー・C・クラーク著、山高昭・伊藤典夫訳
【収録作】「神々の糧」「大渦巻Ⅱ」「輝くもの」「太陽からの風」「秘密」「最後の命令」「Fはフランケンシュタインの番号」「再開」「記録再生」「暗黒の光」「史上最長のSF」「ハーバート・ジョージ・モーリー・ロバーツ・ウェルズ殿」「あの宇宙を愛せ」「十字軍」「無慈悲な空」「中性子星」「地球の太陽面通過」「メデューサとの出会い」 『歌う船[完全版]』アン・マキャフリー著、嶋田洋一訳
2024.7.12、東京創元社、Kindle版1350円(税込)
旧版の6編に、のちに書かれた短編2編を追加収録した、歴史的名作の新訳完全版!
【収録作】「船は歌った」「船は悼んだ」「船は殺した」「劇的任務」「船は欺いた」「船はパートナーを得た」「ハネムーン」「船は還った」
この夜に生を受けたひとりの少女、彼女は機械の助けなしには生きていけない状態だった。そこで〈中央諸世界〉は彼女を金属の殻の中に封じ込め、宇宙船の保守と操縦に従事するさまざまな装置に適合するよう神経シナプスを調節して、宇宙船の身体を与えた。こうして彼女ヘルヴァは、少女の心とチタン製の身体を持つ優秀なサイボーグ宇宙船となった。彼女は歌いながら、パートナーとともに銀河を思うさま駆けめぐるのだ…… 『マッカンドルー航宙記』チャールズ・シェフィールド著、酒井昭伸訳、加藤直之装画
1991.4.30、東京創元社、583円(税別)
太陽系最高の天才物理学者マッカンドルー。日々マイクロブラックホールとたわむれるこの変人科学者が画期的な航法の新型宇宙船を開発し、相棒の女船長とともに大宇宙へと乗り出した。二人を待ち受ける驚異の事件の数々! 科学者である著者が持てる知識を遺憾なく発揮した本格ハードSF。著者自身による科学解説を付す。星雲賞受賞作。 『2001夜物語 01』星野之宣著
[新装版]2009.9.23、双葉社、Kindle版550円(税込)
【収録作】「大いなる祖先」
「地球光」
「豊穣の海」
「大渦巻Ⅲ」
「宇宙の孤児」
「宇宙への門」
「遙かなる旅人」
「悪魔の星」 『熱い方程式:熱力学とミリタリーSF』ケン・バーンサイド著、スタジオ100光年で発売中
以下、リンク先から引用
ケン・バーンサイドによる宇宙×SF×科学なエッセイを同人誌として翻訳出版しました。宇宙戦闘と熱の話についてハードSF的な観点から語った内容で、2015年ヒューゴー賞関連作品部門の最終候補作です。なお、原著者と契約して正式に日本語版の翻訳権と出版権を取得しています。 『コンディション・ズールー:宇宙戦闘における兵器と防御』ケン・バーンサイド著、スタジオ100光年で発売中
以下、リンク先から引用
ケン・バーンサイドによる宇宙×SF×科学なエッセイの翻訳同人誌第3弾。今回は科学的・ハードSF的な観点から考察した宇宙戦闘とその兵器について語っています。本書後半にはミリタリーSF短編小説「航行権」が収録されているため、前2作よりも大幅にページ数が多くなりました。なお、原著者と契約して正式に日本語版の翻訳権と出版権を取得しています。
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『サイボーグ009 トリビュート』
『サイボーグ009 トリビュート』石ノ森章太郎原作
2024.7.8、河出文庫、1210円(税込)
【平和の戦士は死なず】辻真先
テレビシリーズ第1作の名エピソード、同題の最終回を、オリジナル脚本家が自らリメイク!
【アプローズ、アプローズ】斜線堂有紀
原作屈指の名作「地下帝国”ヨミ”編」後日譚。サイボーグ戦士、誰がために闘う?
【孤独な耳】高野史緒
003のバレエ公演にともない、001=イワン・ウイスキーが初めて故国に帰郷する。
【八つの部屋】酉島伝法
ジェット・リンクはいかにして002になったか。ゼロゼロナンバー・サイボーグ誕生秘話。
【アルテミス・コーリング】池澤春菜
その目と耳であるがゆえに、003=フランソワーズ・アルヌールが出会えた奇蹟。
【wash】長谷敏司
60年にわたり戦い続けた004=アルベルト・ハインリヒ、過去の亡霊と再会。
【食火炭】斧田小夜
張々湖飯店を見舞った奇妙な出来事が、006=張々湖を過去へといざなう。
【海はどこにでも】藤井太洋
火星探査団救難船に潜入捜査中の008=ピュンマは、謎の事故に巻き込まれる。
【クーブラ・カーン】円城塔
009=島村ジョーたち9人のサイボーグ。彼らは、楽園を築く者たちか。
カテゴリー: ブックレビュー
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松崎有理先生著者インタビュー関連書
『山手線が転生して加速器になりました。』松崎有理著
2024.8.7、光文社文庫、780円(税別)
全人類、ずうっっとフルリモートです!
無人となった東京で、山手線が加速器=物理学者の顕微鏡、べんりでだいじな実験装置(ただし巨大)に転生! よくわからないけどすごい奴で、しかもヒトの言葉がしゃべれるのである【表題作】。蔓延する超強力ウイルスのパンデミックを恐れ、都市文明を放棄した人類はすべてリモートで生きている。そんな世界を舞台に、奇想天外な発想とユーモアが爆発する傑作が詰まった短篇集。
【山手線が転生して加速器になりました。】
加速器、ミューオン、ヒッグス粒子、ダークマター、分散型文明
【未来人観光客がいっこうにやってこない50の理由】
フェルミのパラドックス、一物一価の法則、アシスタントAI
【不可能旅行社の冒険――けっして行けない場所へ、お連れします】
ブラックホール、ロボットアバター、メタバース(仮想空間)
【山手線が加速器に転生して一年がすぎました。】
宇宙重力波望遠鏡、ホーキング放射、ダークエネルギー
【ひとりぼっちの都会人】
東京撤退宣言、リモートシェフ、パンスペルミア説
【みんな、どこにいるんだ】
グリーンレモン、頭足類とのコミュニケーション
○おまけ「経済学者の目から見た人類史」+作中年表
以下は、松崎有理先生謹製【加速器に転生した山手線君のイメージ図】
『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』安宅和人著
2020.2.18、ニューズピックス、Kindle版2376円(税込)
【目次】
1章 データ×AIが人類を再び解き放つ――時代の全体観と変化の本質
2章 「第二の黒船」にどう挑むか――日本の現状と勝ち筋
3章 求められる人材とスキル
4章 「未来を創る人」をどう育てるか
5章 未来に賭けられる国に――リソース配分を変える
6章 残すに値する未来
『紙魚の手帖Vol.18』2024.8.16、Kindle版1500円(税込)
【第15回創元SF短編賞受賞作】
「喪われた感情のしずく」(稲田一声著)掲載
「アルカディアまで何マイル」(松崎有理著)
少年はガチョウ兵と楽園を目指す
【創立70周年記念企画】
エッセイ 「わたしと東京創元社」大森望/高山羽根子/田中芳樹/酉島伝法/宮内悠介/マーサ・ウェルズ
カテゴリー: 著者インタビュー関連書籍
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牧野修先生著者インタビュー関連書
『猟奇の贄 県警特殊情報管理室・桜庭有彩』牧野修著
2024.6.25、メディアワークス文庫、820円(税別)
反社会的組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに、幼少期の事件で負ったトラウマをかかえる桜庭有彩が配属される。彼女は、人と人のつながりを身体から繋がった糸という形で見ることが出来る特殊能力を持っていた。
少年たちが餌食となった生首事件、宗教団体の信者による人肉食事件、謎の団体による拷問ショー。一見バラバラに起こっているように見えた数々のおぞましい事件が徐々に一点に収束していく。
2020,11,10、ハヤカワ文庫JA、1254円(税込)
中学の同級生である森贄人と御厨悟と波津乃未明は気づいてしまった。子供こそが本来の人類であり、侵略者である大人からの支配に抗って、ずっと知られざる戦いを繰りひろげてきていたのだ。そして1970年の大阪万博会場で、三人を巻き込んで子供と大人は激突する! お互いのユートピアを懸けた子供と大人の戦いに翻弄されながら、それぞれの宿命に立ち向かった少年たちの思春期が人類の未来へと繋がる奇跡を記した黙示録。決戦の場は、大阪万国博覧会! 『月世界小説』牧野修著、YOUCHAN装画
2015.7.15、ハヤカワ文庫JA、1078円(税込)
友人とゲイパレードを見に来ていた青年、菱屋修介は、晴天の空にアポカリプティック・サウンドが響くのを聞き、天使が舞い降りるのを見た。次の瞬間、世界は終わりを告げ、菱屋は惨劇のただなかに投げ出された。そして彼が逃げこんだ先は自分の妄想世界である月世界だった。多数の言語が無数の妄想世界を生み出してしまった宇宙を正しく統一しようとする神の策謀と、人間は言語の力を武器に長い戦いを続けていたのだった。 『犬は書店で謎を解く ご主人様はワンコなのです』牧野修著、ふじのイラスト
2016.6.24、メディアワークス文庫、Kindle版679円(税込)
金沢を舞台に、容姿端麗・頭脳明晰・身体頑健、けれど性格最悪の主人公が、飼い犬の柴犬と魂が入れ替わった後の騒動と、悪意の塊のような放火魔との対決を描く。 『私の本気をあなたは馬鹿というかもね』牧野修著
2015.9.10、メディアワークス文庫、Kindle版727円(税込)
公用語が英語となり、自分の名前を漢字で表す事も許されない日本を舞台とした物語。親米保守派が政治を牛耳る一方で「国土回復運動」と称した独立運動も起きていて、米国から独立する日も近いのではないかと噂される時代。大阪にある退役婦人養生院で働く、アカネ、アリー、ワシオの三人の少女が自分たちの力で道を切り開いていこうとする…… 『大正二十九年の乙女たち』牧野修著
2017.5.18、メディアワークス文庫、Kindle版737円(税込)
日本が戦乱に巻き込まれつつある、大正二十九年。逢坂女子美術専門学校に、四人の個性的な女学生が通っていた。画家としての才能あふれる池田千種。式道に没頭する男勝りな星野逸子。身体は不自由ながら想像力豊かな犬飼華羊。素直で女性らしい優しさに満ちた緒方陽子。戦争の足音が近づく不自由な時代にありながら、短い青春を精一杯謳歌する彼女たちだったが、学校内で馬の死骸で作られた奇怪なオブジェが見つかったことから否応なく事件の渦中に……。 『楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史』牧野修著
2017.3.31、早川書房、Kindle版733円(税込)
2007年に出た同名の短編集の電子版
【目次】
病室にて
【第一章 診断】
「いかにして夢を見るか」「夜明け、彼は妄想より来る」「召されし街」「いつか、僕は」
【第二章 症状】
「インキュバス言語」「ドギィダディ」「バロック あるいはシアワセの国」
【第三章 諸例】
「中華風の屍体」「踊るバビロン」「演歌の黙示録」
【第四章 療法】
「或る芸人の記録」「憑依奇譚」「逃げゆく物語の話」
【付記・ロマンス法について】
【電書化にあたってのあとがき】 『傀儡后』牧野修著、
2005.3.31、ハヤカワ文庫JA、Kindle版880円(税込)
謎の隕石落下により、アンタッチャブルとなった大阪の街。侵入した者は帰ってくることが無いため、落下地点から半径6kmは、立入禁止区域となっていた。
危険区域に隣接する菊田服飾学院に通う函崎は、ケーターと呼ばれる操作部が口腔内に装着された携帯電話を常に使用していた。ケーターを通した音以外を嫌悪するコミュと称するグループの一人なのだ。デス・メルというグループに因縁を付けられた函崎とミシマを助けたのは菊田服飾学院の学生でありながら、人気ブランドのオーナーでもある七道桂男であった。
一方巷では、全身の皮膚がゼリー化し、放っておくと患者が姿をくらましてしまうという「麗腐病」という謎の奇病が流行していたり、使用すると五感で世界と融合することができる<ネイキッド・スキン>なる非合法ドラッグがもてはやされていた。
『大阪SFアンソロジー OSAKA2045』正井編、谷脇栗太装画・装幀
2023.8.31、社会評論社、1500円(税別)
収録作:
「バンパクの思い出」北野勇作
「みおつくしの人形遣いたち」玖馬巌
「アリビーナに曰く」青島もうじき
「チルドボックス」玄月
「Think of All the Great Things」中山奈々
「秋の夜長に赤福を供える」宗方涼
「復讐は何も生まない」牧野修
「みほちゃんを見に行く」正井
「かつて公園と呼ばれたサウダーヂ」藤崎ほつま
「アンダンテ」紅坂紫
カテゴリー: 著者インタビュー関連書籍
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『天保からくり船』『【図説】怪異百物語 江戸東京篇』
『天保からくり船』山田正紀著、YOUCHAN装画
2024.7.25、春陽文庫、1200円(税別)
光風社出版 (1994/2/1)の待望の文庫化
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2
上野の寛永寺から出火した大火事以降、江戸に広まった奇怪な噂……
火事に巻き込まれた岡っ引き・茗荷谷の藤吉と、傘張り内職で暮らす貧乏浪人・弓削重四郎が関わりを持ったとき、不可解な出来事が頻出し始める。重四郎とは本当は何者なのか?大江戸に隠された秘密とは?
その壮大な「からくり」が明らかにされるとき、驚天動地の結末が……。
時代小説ファン、ミステリファン、SFファンとでは、一番喜ぶのはSFファンかなあという気はします(笑)
『【図説】怪異百物語 江戸東京篇』湯本豪一著
2024.7.20、河出書房新社、2200円(税別)
『図説 江戸東京怪異百物語』(2007/7月)を改題・新装
江戸時代を舞台にした時代小説を読むことが増えたので、当時の人たちがどういう事を面白がっていた(怖がっていた?)のか知りたいというのもあったので読んでみました。有名な幽霊の画とかもあり、面白いし読みやすいです。
同時期の再版、同じ江戸の怪異ということで、『天保からくり船』と一緒に紹介してみました(汗;)
BRUTUS No.1011 24.07.15「夏は、SF。」特集号
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