作成者別アーカイブ: 雀部 陽一郎

雀部 陽一郎 の紹介

SF関係では、東野司さん、橋元淳一郎さん、久美沙織さん、平谷美樹さん、石黒達昌さん、上杉那郎さん、伊藤致雄さんのオンライン・ファンクラブ管理人してます。どうぞ、よろしく。また、懐かしいSFについて語ろうというメーリング・リストも主宰してます。昔は良くSFを読んだが、最近はさっぱりという方は、ぜひどうぞ!(笑) http://www.sasabe.com/SF/

「大阪SF八景―SF的想像力を刺激する大阪の景観―」(『Anchor KLL No.1』収録)

『Anchor KLL No.1』2024.5.31、神戸文芸ラボ、Amazonオンデマンド1760円(税込) 故眉村卓先生が開催されていた「物語・エッセイ講座」の受講生が、講座修了後も自発的に集まり文芸同好会として立ち上げたもの。 「大阪SF八景―SF的想像力を刺激する大阪の景観―」 (堀晃先生のエッセイ) 一、中之島四丁目(大阪市立科学館);手塚治虫『鉄腕アトム』(1953~) 二、中之島東端(剣先);福田紀一『霧に沈む戦艦未来の城』(1962) 三、大阪砲兵工廠跡(大阪城公園);小松左京『日本アパッチ族』(1964) 四、梅田地下;堀晃『梅田地下オデッセイ』(1978) 五、毛馬閘門;北野勇作『かめくん』(2001) 六、上町台地;牧野修『傀儡后』(2002) 七、聖天山(阿倍野);眉村卓『エイやん』(2006) 八、淀川左岸(此花区);酉島伝法『皆勤の徒』(2010) 『大阪ラビリンス』有栖川有栖編、景山徹カバー 2014.9.1、新潮文庫、630円 「ラビリンスへようこそ」有栖川有栖 「橋の上」宇野浩二 「面影双紙」横溝正史 「大阪の女」織田作之助 「大阪の穴」小松左京 「梅田地下オデッセイ」堀晃 「コンニャク八兵衛」田辺聖子 「川に消えた賊」有明夏夫 「おたふく」岩阪恵子 「天幕と銀幕の見える場所」芦辺拓 「火花1/火花2」柴崎友香 「あとがきに代えて」有栖川有栖

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熊谷達也先生関連書

『むけいびと 芦東山』熊谷達也著、宇野信哉装画 2024.6.20、潮文庫、900円(税別) 江戸時代中期、刑が無くても犯罪が発生しないような理想の世を求め、仙台藩儒学者・芦東山が23年にも及ぶ幽閉生活の中で著した『無刑録』。 刑罰は犯罪に対する報復だとする応報刑論が主流だった当時、人間尊重の立場から犯罪者を更生させるための手段との教育刑論を唱えたこの書は、近代刑法論書の先駆けとなるものだった。逆境を乗り越え、己の考えを貫き通した生涯とは―ー。 『孤立宇宙』熊谷達也著、 2022.8.31、講談社、2310円(税込) 小惑星の衝突で地殻、気象ほかあらゆる環境が破壊され、生存の危機に陥った人類は、他の星への移住を目指すものと世界各地のシェルターで生き残りをはかるものとにわかれた。 さらに、肉体のくびきから離れ、意識のサイバースペースへの移行が可能になった世界は、分断と孤立の中にあった。

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『Anchor KLL No.1』

『Anchor KLL No.1』2024.5.31、神戸文芸ラボ、Amazonオンデマンド1760円(税込) 故眉村卓先生が開催されていた「物語・エッセイ講座」の受講生が、講座修了後も自発的に集まり文芸同好会として立ち上げたもの。 【収録作】 ◆作者:まつもとみか 「スルーのない彼」 平凡な家庭の主婦が刺激を求めて始めたアルバイトは、AIの話 し相手になる事だった ◆作者:渡邊純代 エッセイ「京都鉄道博物館」「魔改造の夜」 短編「僕は騎士」「マッチングアプリ」「アフタークリスマス」「春の訪れ」 男女の心情をリアルに描く小編の数々。読めば、あなたは我が心 を振り返りたくなる ◆作者:東野尚子 「聞かせて付喪神」「ささやき女将バージョン2.0」 普段の日常が、ちょっと不思議な世界に変わる ◆作者:山崎 好志子 「寄り道しよう」 ちょっとお出かけの時に、たまにはホテルのバーに足を運びませんか? ◆作者:高鍋 学 「一人歩き旅『沖縄トコトコ道中記』」「一人歩き旅の身体のトラブル」 日本全国どこでも一人で歩いた作者と一緒に旅しませんか? ◆作者:石坪光司 「時の崖」 宇宙開闢以来のあらゆる情報が波動として量子的に閉じ込められ時空波解析すれば過去が蘇る。実験に臨んだ主人公が体験し たものは…… ◆作者:堀晃 「大阪SF八景ーSF的想像力を刺激する大阪の景観-」 日本ハードSFのレジェンドが、大阪にまつわるSF作家と作品を紹介しつつ書かれた地域を散歩する ◆作者:上坂京子 「戯曲 たねのあかし」 食の支配を目論む軍と多国籍企業に狙われた種苗家一族。近づく謎の女の正体。かつて「日本」と呼ばれた国で起きた「種」をめぐる戦い ◆作者:木下昭南 『長編 草物語 ー野犬連合盟主「虎」-』 大正期に日本一の商社になった鈴木商店大番頭金子直吉の伝記に着想を得た、犬を主人公にした波乱万象の物語

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『宇宙気流』No.97

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酉島伝法先生『奏で手のヌフレツン』著者インタビュー関連

『奏で手のヌフレツン』酉島伝法著、川名潤装幀 2023.12.25、早川書房、Kindle版2376円(税込)  人間ではないようで、どこか人間を思いおこさせる異界の人々。著者はその人たちの日常の営みを克明に描き、読者は生きていくつらさと諦観にも似た宗教観に翻弄されつつも、希望と挑戦に期待し、頬ずりしたくなる子どもたちの可愛さと将来について共に悩み、異界の美味そうな食べ物に涎を流しそうになります。そして太陽と月を操る異界の音楽が、読者をさらに感動させることでしょう。 「隔世遺傳 『皆勤の徒』設定資料集」西島伝法著 2015.11.23、東京創元社、Kindle版274円(税込) 『皆勤の徒』の世界をさらに堪能するためのガイドブック。作中の造語を著者自ら解説した200項目を超える用語集と、構想段階のスケッチを含む50点以上のイラストを収録。通して読めばひとつの物語として、索引をひけば本編を読み解く手がかりとして楽しめる。著者による序文と担当編集者による解説を付した、電子書籍版オリジナルの設定資料集。 『宿借りの星』酉島伝法著 2019.3.29、東京創元社、Kindle版2567円(税込) 罪を犯して祖国を追われたマガンダラは、放浪の末に辿り着いた土地で、滅んだはずの“人間”たちによる壮大かつ恐ろしい企みを知る。それは惑星の運命を揺るがしかねないものだった。危機に立ち向かうため、マガンダラは異種族の道連れとともに、戻ったら即処刑と言い渡されている祖国への潜入を試みる――。 『オクトローグ 酉島伝法作品集成』西島伝法著 2020.7.2、早川書房、2640円(税別) 「環刑錮」異形の存在へと姿を変えられた受刑者の物語 「金星の蟲」刷版工場に勤める男性の日常が次第に変容していく 「痕の祀り」 「橡」 「ブロッコリー神殿」人類の異星探査を異星生物側の視点で綴った生態系SF 「堕天の塔」 「彗星狩り」 「クリプトプラズム」宇宙を航行する市街船と奇妙な〝オーロラ〟とのコンタクトを描く 『るん(笑)』酉島伝法著 2023.9.20、集英社、Kindle版638円(税込) 「三十八度通り」 「千羽びらき」 「猫の舌と宇宙耳」 『金星の蟲』酉島伝法著 2023.10.18、早川書房、Kindle版1247円(税込) 『オクトローグ』改題、自作解題と奇想イラストストーリー「幻視百景」を追加収録 『奏で手のヌフレツン』著者によるイラスト 「奇怪な幻想世界を支えるSF的思考 酉島伝法さん『奏で手のヌフレツン』インタビュー」 「酉島伝法さんが読んできた本たち 作家の読書道(第226回)」 書斎 50インチTVとモニタ ノーパソとモバイルモニタ

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平谷美樹先生著者インタビュー関連書

『貸し物屋お庸 謎解き帖 髪結いの亭主』平谷美樹著、丹地陽子カバーイラスト 2024.2.15、大和書房、840円(税別) 「髪結いの亭主」髪結い道具と台箱を借りに来た、今は煮物を売ってる棒手振りは…… 「割れた鼈甲櫛」高級そうだが真っ二つに割れた鼈甲櫛を売りに来た子ども。拾ったというが。 「六尺の釣り竿」借りた釣り竿を持たずに毎日釣りに出かける男の目的は? 「火の用心さっしゃりやしょう」拍子木を借りに来たご隠居。しかしお庸には気になることが、それは…… 「凶刃と大火鉢」大火鉢と夜具十組が運び込まれた仕舞屋に集う者たちの正体は? 「金属の風車」平谷美樹著、本田淳装画 2024.1.19、小学館、Kindle版220円(税込)  蝋燭問屋の番頭の依頼ごとは、店の者の指が輪を作ったまま離れなくなったり、南蛮人の亡魂が出ると言う。そして金属で出来た風車が亡魂と共に現れる… 「明け方の風」平谷美樹著、本田淳装画 2024.1.19、小学館、Kindle版220円(税込)  尾張屋清右衛門が、毎早朝、夢うつつに顔に微風が当たるとともに、部屋の中が赤い光で満たされるのだと言うが……

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「『梅田地下オデッセイ』でめぐる梅田地下ダンジョン探検」レポート関連

『梅田地下オデッセイ』堀晃著、加藤直之カバー 1989.2.25、ハヤカワ文庫JA、460円(絶版) 収録作:「アンドロメダ占星術」「塩の指」「無重力の環」「宇宙猿の手」「猫の空洞」「地球環」「熱の檻」「連立方程式」「梅田地下オデッセイ」 『大阪ラビリンス』有栖川有栖編、景山徹カバー 2014.9.1、新潮文庫、630円 収録作 「ラビリンスへようこそ」有栖川有栖 「橋の上」宇野浩二 「面影双紙」横溝正史 「大阪の女」織田作之助 「大阪の穴」小松左京 「梅田地下オデッセイ」堀晃 「コンニャク八兵衛」田辺聖子 「川に消えた賊」有川夏夫 「おたふく」岩阪恵子 「天幕と銀幕の見える場所」芦辺拓 「火花1/火花2」柴崎友香 「あとがきに代えて」有栖川有栖 以下「『梅田地下オデッセイ』でめぐる梅田地下ダンジョン探検」後のランチの模様 昼ご飯を食べた「がんこ魚美酒進」 蕎麦と握りのセット。蕎麦は冷たいお汁でアサリが入ってました。珍しい? 向かいの席のお三方(笑) 向かいの席。これを含めた以下の三枚の画像は、何れも同じ「RICOH THETA X」の360°写真からの切り抜きです。 左隣 右隣

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長谷川京先生著者インタビュー関連本

『障害報告:システム不具合により、内閣総理大臣が40万人に激増した事象について』長谷川京著 2023.8.2、anon press、Kindle版660円(税込) 「障害報告:システム不具合により、内閣総理大臣が40万人に激増した事象について」 「エイリアンステイツ・51からの大統領選遊説」 「極道會襲名式〈ヤクザバース・トランザクション〉」 「EXO2100決勝_五年目の真実_最終版_本当の決定稿_完成バージョン.xls」 「太古から現代に紡がれる日本文化の歴史シリーズ:第抵シ撰シ托シ回 死亡遊戯〈デスゲーム〉」 『小説すばる』2022年12月号 Japasese Flash Fiction(千字一話)、日本初のフラッシュフィクション連載!ということで、 「帰ってくれタキオン」(長谷川京作)が掲載されてます。 SFファンにはお馴染みの、あの“タキオン”が登場した顛末となぜ「帰ってくれ」なのかについての考察(笑) 『小説すばる』誌は、ポツリポツリとしか購入してないのですが、SF系も結構掲載されることが多いです。 12月号の「帰ってくれタキオン」の前後も、後ろは「令和元年生まれルリカ50歳」(王谷晶作)という老年問題を扱った触手(笑)&ディザスターもの。前は「ソコレの最終便」(霧島兵庫作)という架空戦記。 もう一つ前が今祥枝女史による「海外ドラマ考現学」で、“中高年向けコンテンツは新たな鉱脈となるのか”ということで、ニュータイプ西部劇「イエローストーン」(←見てました)が俎上に。そ、そうだったのか!。ということは最近スカパーで第二シーズンの放映が始まった「WALKER/ウォーカー」も同じ系統なのかな。 普段読んでない雑誌を読むと新たな発見があって面白いけど、なかなか毎号は読めません(汗;) 『&6 解き放たれたSF誌』SF創作講座第6期有志、第6期からの脱出 2023.11.11、邸和歌(やんぐはうす)、ももやまもぎゅへい装画、1500円 「異界からのスーパーライク」長谷川京 マッチングアプリSF(笑)。「エロは金になる」ということで多種の異星人向けアダルトサービスを立ち上げた二人。 上手く行かない二人に届いた起業家成長プログラムは、成功しなければ船ごと廃棄される悪魔のシステムだった! 『5GⅡ 接続されたSF誌』第五期生成長報告、邸和歌発行(やんぐはうす)、いしかわ装画 X(@141shkw) 「ルーザーズカンパニー」長谷川京 “勝者が勝者となるのに理由はなく、敗者が敗者になるのには必ず理由がある”。敗者を仮想空間で何度もの失敗の末に成功を抽出するのが“ルーザーズカンパニー”のビジネスモデルだ! 『5G 接続されたSF誌』第5期生卒業文集、邸和歌発行(やんぐはうす)、いしかわ装画 ★座談会『SF創作講座黄金世代のつどい』河野咲子×新川帆立×竹田人造×田場狩 長谷川京先生はインタビュアーとして参加 ★テーマ短編 : チャレンジ編 ★テーマ短編:リベンジ編 「夢の海に亰」長谷川京 凶暴な熱射で蒸散してしまったいにしえの「亰」の街。そして神経素子で脳内に構築されたネットワーク集合体である「脳海嘯」に亰都を模して作られた仮想世界「京都」があった。 ★フリー短編 … 続きを読む

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『車のある風景』松任谷正隆著

松任谷正隆著、2023.10.20、JAFメディアワークス、1980円、Kindle版1940円(税込) 挿画:唐仁原教久,HBSTUDIO,装幀・装画・挿画:藤井紗和 『JAFMate』誌に連載中の人気コラムが一冊にまとまりました(2018~) JAFは一時止めていたけど、入り直してからでも十数年経つので全部読んでいるはずですが、ほとんど忘れてました(汗;) 色々な音楽業界エピソードとともに、松任谷さんの車にまつわる人物誌になっていて、面白いです。 毎回ちゃんと落ちがある(笑) 同い年ということもあり、出てくるクルマは全部知っている(見たことがあったり、一部のクルマは乗っていたことも)ので楽しかったです。松任谷さんの連載は、他にも『CG』誌の「CGTV」も毎月読んでますが、エッセイを書くのがほんとに上手いですね。モータージャーナリストと一般ドライバーの中間くらい(少しジャーナリスト寄り)のスタンスが心地良いです。クルマが好きな方、音楽ファンにもお薦め。

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『&6 解き放たれたSF誌』SF創作講座第6期有志

『&6 解き放たれたSF誌』SF創作講座第6期有志、ももやまもぎゅへい装画、第6期からの脱出 2023.11.11、邸和歌(やんぐはうす)、1500円 「最後のラクダ」難波行 「バタ(フライ)」伴場航 「フライングシャーク」中野伶理 「スターバックスコーヒー怠椎店」馬屋豊 「あいがん」降名加乃 「迷彩」やらずの 「悪の心象風景」夢想真 「エスケープキラー」悠人 「恐ろしきはかの抱擁」吉羽善 「輪の中へ」瀧本無知 「エンヴィジョンプレゼンス」武見倉森 「過去への『疎開』」広海智 「嘘つきは新人類のはじまり」和倉稜 「異界からのスーパーライク」長谷川京 「星屑番外地」継名うつみ 「プラネットハイウェイ」牧野大寧 「西暦一九八〇年のア・バオア・クー」渡邉清文 「青き青を望んで」髙座創 「そのお玉が赦せない、或いは翻訳の話」夕方慄 「ツバメと竜の迷宮ゲーム」柊悠里 「ふたり永遠を分かち合って」大庭繭 「虚勢喜悦症候群 a.k.a. ぶつかりおじさん」柿村イサナ 「海と樹と」文月あや 「レオナルドの鱗粉」庚乃アラヤ 「ネズミ達の花束」花草セレ 「SF創作講座第6期、斯く敗北せり」多寡知遊 「SF創作講座からの脱出」邸和歌

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