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カテゴリー別アーカイブ: 書評本
『天保からくり船』『【図説】怪異百物語 江戸東京篇』
『天保からくり船』山田正紀著、YOUCHAN装画 2024.7.25、春陽文庫、1200円(税別) 光風社出版 (1994/2/1)の待望の文庫化 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2 上野の寛永寺から出火した大火事以降、江戸に広まった奇怪な噂…… 火事に巻き込まれた岡っ引き・茗荷谷の藤吉と、傘張り内職で暮らす貧乏浪人・弓削重四郎が関わりを持ったとき、不可解な出来事が頻出し始める。重四郎とは本当は何者なのか?大江戸に隠された秘密とは? その壮大な「からくり」が明らかにされるとき、驚天動地の結末が……。 時代小説ファン、ミステリファン、SFファンとでは、一番喜ぶのはSFファンかなあという気はします(笑) 『【図説】怪異百物語 江戸東京篇』湯本豪一著 2024.7.20、河出書房新社、2200円(税別) 『図説 江戸東京怪異百物語』(2007/7月)を改題・新装 江戸時代を舞台にした時代小説を読むことが増えたので、当時の人たちがどういう事を面白がっていた(怖がっていた?)のか知りたいというのもあったので読んでみました。有名な幽霊の画とかもあり、面白いし読みやすいです。 同時期の再版、同じ江戸の怪異ということで、『天保からくり船』と一緒に紹介してみました(汗;)