月別アーカイブ: 5月 2021

橋元淳一郎先生著者インタビュー関連本

『空間は実在するか』橋元淳一郎著 2020.12.12、集英社インターナショナル新書、840円 【第1章 相対論がわかれば、時間と空間の不思議がわかる】 相対論なくして文明生活は送れない 【第2章 光速で動けば時間は止まる】 ロケットに乗った人から相手の時計を見ると?光速は誰から見ても一定 【第3章 さらに不思議な一般相対論】 加速し続けるロケットは光速に迫れるか?時間と空間は幻影である 【第4章 空間と時間の哲学的考察】 空間と時間はこの宇宙の「器(うつわ)」心の中に空間はあるのか? 時間は流れない?未来からの光はなぜか届かないパラパラ漫画はなぜ動くのか? 【第5章 物質と生命の狭間】 拡散した赤インクは元に戻るか?不可逆現象と時間の矢。モノの動きは記憶が生み出す 【第6章 生命と時間の流れ】 時間は生命の中に過去と未来は峻別されているのか?生命は負のエントロピーを食べる。最初の生命が生まれた環境。オートポイエーシスに欠けている時間の発見 【第7章 物質が空間を作り、生命が時間を創る】 万物の理論宇宙の階層構造。無意識と自己意識の階層構造。ふたたび実在と幻影(イリュージョン)について。未来からの光が見えない理由? 《SF・サイエンス・エッセイ》 ◆第1巻『プラトンの洞窟』 ◆第2巻『エピキュリアンの夢』 ◆第3巻『デカルトの亡霊』 ◆第4巻『幻想の永劫回帰』 ◆第5巻『モナドあるいは唯識』 ◆第6巻『主観というブラックホール』 ◆第7巻『神と科学の退場』 ◆第8巻『超知性原理』 『生物と無生物の間』福岡伸一著 2007.5.20、講談社現代新書、740円 生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!? 「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。ページをめくる手が止まらない極上の科学ミステリー。分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える! 構成が、ワトソンの『二重らせん』に似ている。著者の心象風景から、動的平衡の概念にたどり着くまでを描いた。 『福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅』 池田善昭・福岡伸一共著 … 続きを読む

カテゴリー: 著者インタビュー関連書籍 | コメントは受け付けていません。

平谷美樹先生著者インタビュー関連本・リンク

『鍬ヶ崎心中』平谷美樹著、中島千波装画 2018.3.12、小学館、1700円 2018年、維新から150年。 『鍬ヶ崎心中』の舞台は盛岡藩宮古。鳥羽伏見に端を発し箱館戦争に至る旧幕府と新政府が死闘を繰り広げる戊辰戦争の最中、宮古湾鍬ヶ崎で、幕府の復活を信じて最後の死に場所を求める青年・和磨。その一途な志を抱く男の姿に心を寄せる女郎・千代菊の悲しい恋の物語。最後に待ち受ける二人の運命が、ただただ眩しく神々しい。 震災から7年となった宮古の地。いにしえから脈々と人々が息づいていたことを、世に知って欲しいという著者の思いが伝わってくる。 2021年に出た文庫版(電子版)の表紙、たぶん和磨と千代菊、素敵だとは思うのですが、ちょっと美人&格好良すぎ(笑) 書評リンク 縄田一男先生 『大一揆』 『鍬ヶ崎心中』 《採薬使 佐平次》 『義経暗殺』 『柳は萌ゆる』 雨宮由希夫先生 『大一揆』 『草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 名月怪談』

カテゴリー: 著者インタビュー関連書籍 | コメントは受け付けていません。