月別アーカイブ: 9月 2024

『貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客』著者インタビュー関連書

『貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客』平谷美樹著、丹地陽子装画 2024.9.25、だいわ文庫、840円(税別) 【収録作品】 「花の宴」 「炬燵の中」 「夏至の日の客」 「揚屋町の貸し物」 「宿替え始末」 『【図説】怪異百物語 江戸東京篇』湯本豪一著 2024.7.20、河出書房新社、2200円(税別) 『図説 江戸東京怪異百物語』(2007/7月)を改題・新装  江戸・東京に起きた怪異現象や謎の事件を、江戸時代の記録、明治の新聞などからとりあげ、錦絵や瓦版・新聞の挿絵とともに紹介する都市伝説百話。  江戸時代を舞台にした時代小説を読むことが増えたので、当時の人たちがどういう事を面白がっていた(怖がっていた?)のか知りたいというのもあったので読んでみました。有名な幽霊の画とかもあり、面白いし読みやすいです。

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第十五回創元SF短編賞「喪われた感情のしずく」(稲田一声著)

『紙魚の手帖Vol.18』2024.8.9、1540円(税込) 【第15回創元SF短編賞受賞作】 「喪われた感情のしずく」(稲田一声著) 香水を身に纏うように、感情も選んで身につけるようになった未来。人々は、オーデモシオンと呼ばれる人工感情調合剤を脳に繋がるレセプタに入れることによって、感情を選んで身を任せることが普通のことになっていた。 人工感情調合剤のカリスマ、セクワ・ジュンが開発した新作には思いもよらない感情が隠されていた。 「喪われた感情のしずく」稲田一声著 2024.8.9、東京創元社、Kindle版220円(税込)  ゲンロンSF創作講座での「おねぇちゃんのハンマースペース」を読んでからだと久しぶり。  SFにおける想像力の可能性を感じさせてくれる傑作だと思います。  たぶん最初に考えられたのではないかと思う、動物とか植物の感情を表現するオーデモシオン開発は無かったのかなぁ。番外編で読んでみたい。

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