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第十五回創元SF短編賞「喪われた感情のしずく」(稲田一声著)

『紙魚の手帖Vol.18』2024.8.9、1540円(税込) 【第15回創元SF短編賞受賞作】 「喪われた感情のしずく」(稲田一声著) 香水を身に纏うように、感情も選んで身につけるようになった未来。人々は、オーデモシオンと呼ばれる人工感情調合剤を脳に繋がるレセプタに入れることによって、感情を選んで身を任せることが普通のことになっていた。 人工感情調合剤のカリスマ、セクワ・ジュンが開発した新作には思いもよらない感情が隠されていた。 「喪われた感情のしずく」稲田一声著 2024.8.9、東京創元社、Kindle版220円(税込)  ゲンロンSF創作講座での「おねぇちゃんのハンマースペース」を読んでからだと久しぶり。  SFにおける想像力の可能性を感じさせてくれる傑作だと思います。  たぶん最初に考えられたのではないかと思う、動物とか植物の感情を表現するオーデモシオン開発は無かったのかなぁ。番外編で読んでみたい。

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