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平谷美樹先生著者インタビュー関連書

『天酒頂戴』平谷美樹著、水口理恵子装画 2024.11.6、小学館時代小説文庫、文庫Kindle版共891円(税込) 1968年晩春。陸奥国の南端に位置する東堂藩で大組藩士として奉職する若侍の左馬之助、重蔵、隼人は、大組番頭から呼び出しを受け、詰所の広敷に座っていた。江戸にいる藩主小笠原是信の意向で、江戸屋敷を守るようにとのお達しだ。 江戸幕府が消滅し、東堂藩も新政府派か佐幕派か、今後の判断を迫られていた。幼い頃から共に過ごしてきた三人だったが、意見は真っ向から対立する。東堂藩が新政府に従うことを決め、上野寛永寺周辺にたむろする彰義隊を討伐する命が下されるが、隼人は彰義隊への加入を志願していた。重蔵は新政府派で、左馬之助は、どうせ自分たちの意見は通ることはないのだから当面は上の者の言うとおりにしておく、と立場が別れていた。 そして左馬之助は、そんな立場がどうこうというより、これからも三人の友情が変わらず続くことのほうが気がかりだと言うのだが…… 年代/題名 楢山佐渡『柳は萌ゆる』 『大一揆』 『天酒頂戴』 『鍬ヶ崎心中』 原敬『国萌ゆる』 1830 生誕(1831) 1840 左馬之助、重蔵、隼人生(1845?) 和磨生(1844?) 1850 盛岡藩家老・三閉伊一揆(1853) 生誕(1856) 1860・明治(1868) 切腹(1869) 天酒頂戴(1868) 宮古湾海戦(1869) 1870 1880 1890 1900 内務大臣(1906) 1910・大正(1912) 首相(1918) 1920 暗殺(1921) 『岩手怪談』平谷美樹・ 岡本美月共著 2025.1.29、竹書房、803円(税込) ・未曽有の震災から4年、沿岸部に釣りに行ったのだが…「海の声」 ・幼いころ遊びに行った遠野市近郊の親戚宅。蔵の二階から窓を覗くと…「蔵から見た風景」 ・深夜、友人宅から車で帰る道すがら辿り着いたのは…「呼ばれる」 ・東日本大震災の体験者たちから聞いた不思議「震災にまつわるもろもろの話」 ・フライフィッシングに入った遠野の川で遭遇した美しく奇妙な光景「川面の蝋燭」 … 続きを読む

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