山口優先生著者インタビュー関連本

『星霊の艦隊 1』山口優著、米村孝一郎イラスト 2022.8.17、ハヤカワ文庫SF、1078円、Kindle版970円
ユウリ「地球時代の皆さん、《星霊の艦隊》主人公の翠真ユウリです。ボクたちの物語、どうぞ楽しんでください。」
アルフリーデ「ちょっとユウリ、それだけじゃ内容がわからないでしょ。銀河を舞台にAIと人間の関係を巡り大艦隊が激突する戦いを描く物語。AIのことはこの時代には『星霊』というのよ。」


『星霊の艦隊 2』山口優著、米村孝一郎イラスト
2022.9.14、ハヤカワ文庫SF、1166円、Kindle版1100円
ユウリ「ボクが性別決定の儀の前に襲撃された時の失われた記憶。それがキーポイントだったとは!」
ナオ「オレがやられるはずだったんだけどな。オレをかばったせいで、ユウリが……」
アルフリーデ「その時、亡命星霊だったワタシと出逢ったのよね」


『星霊の艦隊 3』山口優著、米村孝一郎イラスト
2022.10.18、ハヤカワ文庫SF、1232円、Kindle版1200円
ユウリ、アルフリーデ「《人類連合圏》の新型次元兵器〈クレバス〉の完成は、絶対に阻止するぞ」
ナオ「オレは、敵要塞に潜入して情報を集めてくる」

サロメ「臨時とはいえ《人類連合圏》の元帥になったからには、人類主義のために敵を叩く!」


●「山口優『星霊の艦隊1』特別付録「用語集」Web限定版」
ハヤカワ書房謹呈、用語集。ということは、ハヤカワとしては、ハードSFとしての側面も重視しているのかも。


●山口優(SF作家):note トップページ
1,「星霊の艦隊」シリーズ マシュマロ回答まとめ
著者が答える《星霊の艦隊》シリーズQ&A


「マイ・デリバラー」「SF Prologue Wave」にて連載
人間は裏方に引っ込み、戦争をするのもロボット、歌を歌うのもロボットの世界。人間型のロボットの上部に平たい円筒形のドローンを常に配置させ、それによって人間そっくりのロボットが人間ではないと分かるようにして、人間は彼らを単なる機械と認識していた。
中古ロボットとして配達員として働く元ボーカアンドロイドのリルリは、突然配達先で倒れてしまう。
「人間の仕事を肩代わりするほどに知性が発達した存在は、人間と同等の権利を持たなくて良いのか」という命題に基づいて書かれた、人間とAIの関係性を問う物語。


『ディスロリ』(pixivFANBOXにて連載中:日本SF作家クラブ)
「ディスロリ(無職の俺が幼女に転生したがとんでもないディストピア世界で俺はもう終わりかも知れない)」解題  ~シンギュラリティ時代に無職になるかもしれない多くの人々と、『仕事』の持つ本質的意味について~


『ホモ・デウス』テクノロジーとサピエンスの未来
河出書房のサイトにリンク


『5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク』図子慧著、山口優監修、柏原昇店イラスト
2019.4.25、 KADOKAWA、1320円
「10年後、消える仕事、残る仕事を考えなさい」という課題を出された中学生のミーンさんと4人の仲間たち。
「ちょうどわたしたちが社会に出るころ、AIのせいで仕事がなくなるってホント!?」
そこで5人は、とある研究所での「未来のハローワークVR体験ツアー」を通じて、将来の仕事や働き方を体験することに…。
未来のハローワーク体験によって自分がどんな仕事につけるのか、そのためにはどんな勉強をしていけばいいのかがわかる、まったく新しい未来体験にでかけよう!


『SFプロトタイピング: SFからイノベーションを生み出す新戦略』宮本道人監修・編著、難波優輝・大澤博隆編著
2021.6.2、早川書房、1980円
〈座談ゲスト〉
佐宗邦威 株式会社BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジック・デザイナー
藤本敦也 三菱総合研究所 経営イノベーション本部 シニアプロデューサー
岡島礼奈 株式会社ALE代表取締役社長/CEO
羽生雄毅 インテグリカルチャー株式会社代表取締役社長/CEO
小谷知也 「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」所長
樋口恭介 SF作家、コンサルタント
塚田有那 編集者、キュレーター
長谷川愛 アーティスト、デザイナー
ルース・ワイリー アリゾナ州立大学「科学と想像力センター(CSI)」アシスタント・ディレクター
呉岩 南方科技大学教授
張峰 香港大学名誉助教



『クオリアはどこからくるのか? 統合情報理論のその先へ』土谷尚嗣著
2022.4.28、岩波科学ライブラリー、1540円
これまでの研究における発展と限界,トノーニによって提唱されて意識の理論として有望視されている統合情報理論,そして著者が取り組んでいるクオリア(意識の中身)を特徴づける研究アプローチを解説.意識研究の面白さ,研究者が抱いている興奮を伝える。


『人工知能のための哲学塾 未来社会篇』三宅 陽一郎・大山 匠著
『星霊の艦隊 3』の巻末で「星霊を読み解く」という解説を書かれている三宅陽一郎先生の著書です。お名前がご一緒なので勝手に親近感を抱いてます(笑)
☆第一部 視点〈人工知能から哲学へ〉
哲学を足場に人工知能を築く 三宅陽一郎
第一夜 結びあう人と人工知能の心
第二夜 社会的自我を持つ人工知能の社会
第三夜 世代を超えて作り出す人工知能文化
第四夜 自己変革を促す人工知能の愛
第五夜 揺れ動く人工知能による幸福の探求

☆第二部 視点〈哲学から人工知能へ〉
人工知能を哲学から思考する 大山 匠
第一夜 循環する理解とコミュニケーション
第二夜 響きあう社会と自己
第三夜 文化の記述とアルゴリズム
第四夜 愛のモデルと、その語りがたさ
第五夜 幸福と計算、そして自由

『人工知能のための哲学塾』『人工知能のための哲学塾 東洋哲学編』に続く第三弾。
芸術とAIの章が欲しかった。まあ無い物ねだりですが(汗;)
まだ知能についてもよく分かってないのに、芸術は無理なのか。画や音楽では、既に芸術もどきは出来ているようですが。
知能とか愛とか幸福とかがどのように数値化されるのかという視点から読むとちと当てが外れるかも知れませんが、私のような門外漢が基礎的な知識を得るには良かったです(汗;)

雀部 陽一郎 の紹介

SF関係では、東野司さん、橋元淳一郎さん、久美沙織さん、平谷美樹さん、石黒達昌さん、上杉那郎さん、伊藤致雄さんのオンライン・ファンクラブ管理人してます。どうぞ、よろしく。また、懐かしいSFについて語ろうというメーリング・リストも主宰してます。昔は良くSFを読んだが、最近はさっぱりという方は、ぜひどうぞ!(笑) http://www.sasabe.com/SF/
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