『500年の営み』山中ヒコ著
2012.7.25、祥伝社、Kindle版594円
「あんまり似てなくてごめんね――好きだよ」 亡くした恋人を追って自殺したはずが250年の冷凍保存の末、未来世界で目覚めた山田寅雄(やまだとらお)。世話係として起動したアンドロイドは優しく親身になってくれるものの、亡くした恋人の”3割減”な残念ロボットで――? いじっぱりな青年が愛を受け入れ希望を求めて歩き出す
2020.9.25、祥伝社、Kindle版644円
「お前の血も肉も全て俺のものだ」戦神と癒し手、魂を預け合う恋。
舞台は未来世界。ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種“イキガミ”の鬼道のドナーだと知らされる。【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】という衝撃の事実とともに、強制的に鬼道と同居することになった吉野。傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、次第にその孤独な素顔があらわとなり――。
「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきた――。」 『イキガミとドナー(下)』山中ヒコ著
2020.9.25、祥伝社、Kindle版644円
「全部あげるから生きて帰って」恋も知らない戦神に注ぐ愛。
イキガミであるがゆえに孤独に生きてきた鬼道は、恋を知らぬままドナー・吉野に懐き溺れるようにその体を抱いた。やがて吉野への気持ちは恋だと知り、よりいっそう、彼との愛は深まっていく。しかし、その一方で生死をかけたパートナーシップを結んでいる自分たちの運命の厳しさが鬼道の心に重くのしかかり――。
「鬼道は俺が『好き』なんだよ」