『ざぶとん太郎 空をゆく!』かんべむさし著、芳井一味カバーイラスト
’89/11/30、ペップ出版、1200円
小学4年生の大河内太郎は、有名塾での授業中、座禅で精神を統一していた。それを陰険な教師が寝ていると邪推し、一騒動。実は太郎は元々落ち着きのない子供だったが、幼稚園児の頃に父親の教えで座禅を組むようになり、三昧境に達するようになっていたのだ。
その後、座禅が出来る小学生としてTV出演した際に、幽体離脱が出来そうになるのだが……
子供の変身願望をくすぐる児童書。かんべ先生自身もSF作家勘弁先生として登場(笑)
出版元のペップ出版は、20世紀末につぶれてるんですが、このペップ21世紀ライブラリーは、そのラインアップが凄いです。一番手が、横田順彌先生、かんべ先生が三番手。以下森下一仁先生、堀晃先生、光瀬龍先生、豊田有恒先生、山田正紀先生(未刊)と続きます。
この本は、かんべ先生の著作の中で唯一手に入らなかったため、図書館で借りて読むことが出来ました。児童書なので、図書館で生き残っている可能性が高いです。ちなみに、このシリーズの中では、堀先生の『地球は青い宝石』は持ってます(なんと密林では、9,790円の値段が^^;)
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