「彼女がエスパーだったころ」宮内悠介著、小説現代2013年3月号所載

小説現代2013年3月号書影宮内さんは、Twitterで、“ちょい病みエスパー女子が男どもを振り回す内容で、ドキュメンタリーで、そして疑似科学シリーズの二作目。なんだそりゃとは自分でも思います。”と書かれてますが(笑)
ちょっとビターな大人の恋愛譚で、考えながら読んでしまいました。美人でスプーンが曲げられる若い女性が、超能力懐疑派の物理学者と結婚するが……というお話。私を含め、世間の人々は多かれ少なかれ何回か苦い涙をこぼしているはずですね。
巻末の近況報告に“スプーン曲げを覚えようと教則DVDを買ったが手つかず”とあって、爆笑。
関係ないけど、西村京太郎先生は、入れ歯制作中だとのこと。しかし、歯科医からするとコメントが意味不明だなぁ。“面白い医者で入れ歯を使う本人より奥さんの方が変な顔に見えるから一緒に歩きたくないという。だから奥さんの気に入るように作るのだそうだ”。う~ん???

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