『イヴの末裔たちの明日』松崎有理著、カシワイ装画
2019.11.29、東京創元社、Kindle版、1777円
【収録作】
「未来への脱獄」刑務所で同室の男はタイムマシンを作ろうとしていた……
「ひとを惹きつけてやまないもの」長く未解決だった数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生のすべてを捧げた宝探し人の行く末を追う
「イヴの末裔たちの明日」ロボットが労働の大半を担うようになった未来、首を言い渡された男の行く末は……
「まごうかたなき」遠い未来。温暖化のすえ荒れ果てた大地でどうにか命を繋いでいる人の集落に怪物がやってくる……
「方舟の座席」異星人によって人類の大半が滅亡させられた時、衛星軌道で生き残った人は……
【収録作】
「未来への脱獄」刑務所で同室の男はタイムマシンを作ろうとしていた……
「ひとを惹きつけてやまないもの」長く未解決だった数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生のすべてを捧げた宝探し人の行く末を追う
「イヴの末裔たちの明日」ロボットが労働の大半を担うようになった未来、首を言い渡された男の行く末は……
「まごうかたなき」遠い未来。温暖化のすえ荒れ果てた大地でどうにか命を繋いでいる人の集落に怪物がやってくる……
「方舟の座席」異星人によって人類の大半が滅亡させられた時、衛星軌道で生き残った人は……
『Genesis 白昼夢通信』創元日本SFアンソロジー Kindle版、2019.12.20、1980円
【収録作】
高島雄哉「配信世界のイデアたち」
石川宗生「モンステリウム」
空木春宵「地獄を縫い取る」
中村融〔エッセイ〕「アンソロジーの極意」
川野芽生「白昼夢通信」
門田充宏「コーラルとロータス」
西崎憲〔エッセイ〕「アンソロジストの個人的事情」
松崎有理「痩せたくないひとは読まないでください。」
水見稜「調律師」 『Genesis されど星は流れる』
創元日本SFアンソロジーKindle版、2020/8/28、東京創元社、2090円
【収録作】
宮澤伊織「エレファントな宇宙」
空木春宵「メタモルフォシスの龍」
オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」
池澤春菜×下山吉光〔対談〕「プロの覚悟を届けたい――朗読という仕事」
松崎有理「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」
堀晃「循環」
宮西建礼「されど星は流れる」
折輝真透「蒼の上海」
『小説宝石』2021年7月号
2021.6.22、光文社、818円
“主人公が●●〈擬人小説〉特集”
黒木あるじ「春と殺し屋と七不思議」七不思議を処分する
そえだ信「いみじく」カラオケマシンが……
藤崎翔「勇者たちのオフ」ゲームキャラクタたちのオフタイム
松崎有理「山手線が転生して加速器になりました。」
松崎さんのが一番のおバカSFですなあ(笑)
SFマガジン2021年6月号
2021.6.1、早川書房、1200円
《異常論文特集》【収録作】
「INTERNET2」木澤佐登志
「裏アカシック・レコード」柞刈湯葉
「インディアン・ロープ・トリックとヴァジュラナーガ」陸秋槎
「オルガンのこと」青山新
「『多元宇宙的絶滅主義』と絶滅の遅延──静寂機械・遺伝子地雷・多元宇宙モビリティ」難波優輝
「火星環境下における宗教性原虫の適応と分布」柴田勝家
「SF作家の倒し方」小川哲
「ザムザの羽」大滝瓶太
「樋口一葉の多声的エクリチュール──その方法と起源」倉数茂
「無断と土」鈴木一平+山本浩貴(いぬのせなか座)
『異常論文』樋口恭介編
2021/10/19、早川文庫JA、Kindle版、1228円
【収録作】
「決定論的自由意志利用改変攻撃について」円城塔
「空間把握能力の欠如による次元拡張レウム語の再解釈 およびその完全な言語的対称性」青島もうじき
「インディアン・ロープ・トリックとヴァジュラナーガ」陸秋槎
「掃除と掃除用具の人類史」松崎有理
「世界の真理を表す五枚のスライドとその解説、および注釈」草野原々
「INTERNET2」木澤佐登志
「裏アカシック・レコード」柞刈湯葉
「フランス革命最初期における大恐怖と緑の人々問題について」高野史緒
「『多元宇宙的絶滅主義』と絶滅の遅延──静寂機械・遺伝子地雷・多元宇宙モビリティ」難波優輝
「『アブデエル記』断片」久我宗綱
「火星環境下における宗教性原虫の適応と分布」柴田勝家
「SF作家の倒し方」小川哲
「第一四五九五期〈異常SF創作講座〉最終課題講評」飛浩隆
「樋口一葉の多声的エクリチュール──その方法と起源」倉数茂
「ベケット講解」保坂和志
「ザムザの羽」大滝瓶太
「虫→……」麦原遼
「オルガンのこと」青山新
「四海文書(注4)注解抄」酉島伝法
「場所(Spaces)」笠井康平・樋口恭介
「無断と土」鈴木一平+山本浩貴(いぬのせなか座)
「解説──最後のレナディアン語通訳」伴名練
「なぜいま私は解説(これ)を書いているのか」神林長平
想像力の限界を試されている気がする、空前絶後・前人未踏な飛浩隆先生の「第一四五九五期〈異常SF創作講座〉最終課題講評」は圧巻。SF創作講座の受講生の皆さんは、これを読んでどういう感想を持たれたかも気になるところです。
『ショートショートドロップス』新井素子編
2021.1.25、角川文庫、660円
【収録作】
新井素子「のっく」
上田早夕里「石繭」
恩田陸「冷凍みかん」
図子慧「ダウンサイジング」
高野史緒「舟歌」
辻村深月「さくら日和」
新津きよみ「タクシーの中で」
萩尾望都「子供の時間」
堀真潮「トレインゲーム」
松崎有理「超耐水性日焼け止め開発の顛末」
三浦しをん「冬の一等星」
皆川博子「断章」
宮部みゆき「チヨ子」
村田沙耶香「余命」
矢崎存美「初恋」
新井素子先生による女性作家アンソロジー。レベルの高い作品ばかりでSFファン以外にも広くお薦めできます!
『SF思考 ビジネスと自分の未来を考えるスキル』
藤本敦也・宮本道人・関根秀真編著、2021.7.28、ダイヤモンド社、1500円
【第1章】SFとビジネスの関係
世界のビジネスリーダーはSFに影響を受ける
【第2章】3×5のSF思考
【SF第3章】「自分の未来」を創造するSF思考は荒唐無稽だが、荒唐無稽ではない
【第4章】SF思考がはばたく「未来ストーリーづくり」
【第5章】SF思考で、いまと未来を変えていく
【第6章】SF作家×企業でつくる未来ストーリー
【第7章】SF思考から生まれた5つの未来
ヘルスケアの未来「海の感情」高橋文樹
つながりの未来「秋の雷」柴田勝家
働き方・活動の未来「向かい風ありて」長谷敏司
防災の未来「災厄の中の希望」林譲治
環境の未来「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」松崎有理