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十億年のうたたね
毎日は無理だけど、二日に一度程度でプログに早川書房から発行していた世界SF全集の全レビューをいれようと恐れ多いことを考えています。
ときどき他のSF本をいれることもあります。かめのようにじっくりやってきます。

『十億年のうたたね』をRSSリーダーに登録する際には以下のURLを登録してください。
http://sf-fantasy.com/xoops/modules/wordpress/wp-rss2.php

おれはティラノサウルスだ

カテゴリー: - doru @ 04時44分46秒

おれはティラノサウルスだ   

作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
本体価格: 1,200
ISBN: 4591079252

「おまえうまそうだな」をEhonNaviで紹介されているのを知り、借りて、とっても感動したので、その続きをみたくて、「おれはティラノザウルスだ」を借りました。
うまそうだなの続編ではなかったけど、ラストがほろりとさせられる話しでした。
プテラノドンの子供は、父親から生きていく上の知恵や勇気を、母親からは困っている人(恐竜か?)を助ける優しさを学びます。そして両親が子供をおいて去った後、ティラノザウルスがきますが・・・ラストがいいですね。お互い心では思いながら、種が違うために別れなければならなかった切なさ、胸にきゅんとくる優しさがいいですね。


人狼

カテゴリー: - doru @ 01時10分45秒

人狼

著者 フレデリック・マリヤット
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

日本の動物と人間の結婚はおとなしく大抵が悲劇的に終わるのに比べて、その人狼と主人公の父親が婚姻した二人に間違いがあるようなら、本人だけではなくば子どもまで類が及びというものでした。
その結果が人狼にかかわったものですべて死に、死してなお荒野に屍をさらすという極悪なものだった。
狼の考えることが残虐なのかハツル山の山霊もこわいですね。


ごきげんならいおん     

カテゴリー: - doru @ 00時07分00秒

ごきげんならいおん     

作: ルイーズ・ファティオ
絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 村岡 花子
出版社: 福音館書店
本体価格: 1,000
ISBN: 4834000214 アンティークな絵がいいですね。公園の檻の中ではみんな「こんにちはごきげんならいおんくん」といってくれるのに、檻の鍵が開いて、らいおんが出ていくとみんな怖がって逃げていく。らいおんは外であいさつをしただけなのにね。

読んでいる途中本を置いて「このらいおんさんどうなると思う?」と姪っ子に聞いたら「知っているよ。男の子があいさつするのでしょ。幼稚園で読んでもらったよ」だって、あらら・・・もっと姪っ子の大げさなアクションを期待していただけにちょっと力が抜けました。でも幼稚園で何度も読まれているということは、このらいおんさん園児にも愛されているってことですね。


ランプ

カテゴリー: - doru @ 20時49分16秒

ランプ

著者 アガサ・クリスティー
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

静かな恐怖小説の古典的なものを感じます。人の住んでいない古びた建物、そこに現実派の未亡人がやってくる。
しかも子どもをつれて、ゾンビとか吸血鬼はでてこないけど静かで確かにいる幽霊の存在を感じます。小川未明の金の輪を想像します。あの話は病弱な男の子が、ちょっと元気になって見知らぬ男の子と友達となって夕焼けの中いつまでも金の輪を回しているのが印象的でした。でもあの金の輪を勧めた一人の少年は病弱な少年を迎える天使か死神だったような気がするのです。
このランプでもずっと前に死んだ男の子が友達をつくりたくて、連れて行ったのかもしれません。
それとも連れて行かれた少年はずっと前から肺がわるかったというので病弱な少年と屋敷の子どもの幽霊が共鳴したのかもしれませんね。


ふくろうくん

カテゴリー: - doru @ 21時59分04秒

ふくろうくん  

作・絵: アーノルド・ローベル
訳: 三木 卓
出版社: 文化出版局
本体価格: 854
ISBN: 4579402553

姪っ子に読んであげるのに、そろそろ字があるのと絵本との中間のものがいいかなと思ってふくろうくんを選びました。

今までの絵本みたいに全色カラーじゃないけど、聞いてくれるかなと思っていたら布団の中で、ちょっとへんだけど、愛すべきふくろうくんに姪っ子は夢中で聞いていました。

とくにこんもりおやまのところでは、ふくろうくんのあしじゃないのぉ?と客観的な意見を一人前に意見を述べたりしていました。

この絵本は絵本としたら字が多いので6歳以上で読んであげるといいですね。


カテゴリー: - doru @ 23時17分36秒

著者 レイ・ブラッドベリ
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

 ブラッドベリのくらげ、じゃなかった骨はラストシーンが書きたかったがためにこの物語を書いたような気がしますね。映像的に想像するとこのラストシーンは衝撃的でおぞましい。
 そもそも、日本ではそうではないけど、西洋における骨(骸骨)は死を象徴するものであり、生である肉と死である骨が一緒についていることじたいが主人公には許せなかった。もしくは受け入れることができなかったのじゃないかと思います。
メメントメモリ、西洋の寓意画の伝統で死と乙女というテーマがあります。こういうのにも通じているのじゃないかなァ。


天の火をぬすんだウサギ  

カテゴリー: - doru @ 00時59分48秒

天の火をぬすんだウサギ  

作・絵: ジョアンナ・トゥロートン
訳: 山口 文生
出版社: 評論社
本体価格: 1,000
ISBN: 4566002705

姪っ子には神話はまだ早かったようです。とりあえず最後までは聞いてもらったけど、2度目に読んでということはありませんでした。

私は神話的なものは好きなので、よかったと思います。絵も綺麗だし、うさぎが天の人から火を取って逃げるところなど、はらはらしましたけどね。それでそれぞれの動物に火が渡るところなど、はぁこれが神話なのだな。いいねぇと思いました。

姪っ子には神話はまだ早かったので、小学校にあがってからもう一度読ますつもりでいます。


どろんこハリー 

カテゴリー: - doru @ 14時35分39秒

どろんこハリー 

作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお
出版社: 福音館書店
本体価格: 1,100
ISBN: 4834000206 ハリーは犬だけど、人間の子供としてみても、けっこういいですね。

うちの姪っ子はお風呂はけっこう好きなのだけど、それでもときどき気分の乗らないときは入ろうとしません。そこでそんなときのためにいろいろな玩具や道具を見せてはお風呂にはいらせようとしています。

ハリーはお風呂に入らず、たわしを隠し、外で真っ黒になるまで遊んで、別犬のようになって戻ってくるのだけど、家の人はハリーかどうかわからない。そこで洗ってもらうことで、ハリーだとわかってもらう。

簡単にペットの話だと可愛いねとして読んだらいいのか。

それとも人間の子供が黒くなる(罪)をつくって、青年になり、家族に見分けがつかなくなるぐらい悪くなって、罪を洗うことで、家族に認められる・・・・深く取り下げるものなのか悩んでしまいますね。

6歳の姪っ子にはこの本の深い内容までは無理なので、ペットのハリーが逃げて、いろいろ遊んで、かえってくるまでをお話します。


幽霊

カテゴリー: - doru @ 15時59分15秒

幽霊

著者 マーク・トウェーン
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

 このお話は怖くないな。もちろん幽霊の正体がわからず、眠っているベットのまわりで幽霊がわさわさ現われたらだれだって恐ろしい。だけども幽霊の正体が、カージフ・ジャイアント(ニューヨーク州のカージフで発掘された身長3メートル20センチのインディアン)だとわかると、なぜだか怖い中にも少しだけユーモアが混じってきます。その証拠に幽霊の正体がわかると、この主人公も余裕がでて、幽霊とお話しなどをしています。恐怖話しで、猿の手みたいな芯から恐怖する話しもいいけど、こういうユーモアまじりの恐怖話もいいですね。


おまえうまそうだな

カテゴリー: - doru @ 03時22分58秒

おまえうまそうだな   

作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
本体価格: 1,200
ISBN: 4591076431

こういう絵好きですね。簡単なようでいて、難しいんじゃないでしょうか。それに話もいい。

普通ならティラノがアンキロを食べてしまいますが、おとうさんと間違われて食べることもできず、父親として、とまどって、揺らいで、喜ぶ、生きていく方法を教育して、そして別れ・・・、姪っ子はこの最後のページを見て、可哀想な話だねと言いました。うーん姪っ子よ可哀想というより切ないといった感じなのだけどね。

このラストの別れから、ティラノパパとアンキロ息子の関係がどうなっていくのか知りたくなりました。

続編があるみたいなので次を読んでみたいと思った本です。


赤死病の仮面

カテゴリー: - doru @ 02時19分48秒

赤死病の仮面

著者 エドガー・アラン・ポー
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

 この話好きだな。外にはペスト菌にも似た赤死病が蔓延している。中は食料を十分いれて赤死病が入りこむのを厳重に防壁で阻止して出るものも入るものもいないように、している。そんな中、仮面舞踏会が開かれた。その中に赤死病の仮面をつけた物がいた。怖いというよりも気持ちいい恐怖を感じますね。この海外版 怪奇ファンタジー傑作選をもし古本屋で見つけたなら買った方がいいですよ。良い心底気持ちが落ち着く恐怖話しがたくさんはいっています。


ぎんいろのクリスマスツリー  

カテゴリー: - doru @ 14時30分01秒

ぎんいろのクリスマスツリー  

作・絵: パット・ハッチンス
訳: 渡辺茂雄
出版社: 偕成社
本体価格: 1,200
ISBN: 4033270302

クリスマスに読むのにちょうどいい絵本です。絵の動物も特殊な描き方をしていて日本の絵本にはないものです。
それから絵、文章ともクリスマスツリーの描写がいいです。細部まで説明されてりすさんがどんなにクリスマスツリーを美しく飾り立てているかわかります。

最初に、ツリーの上に星が出て、昼がきてなくなり、探しまわるところはどこにいったのだろうとりすさんのあせりがでています。
そしてラストにまた星が出て、りすさんのあせりを知っているわたしと姪っ子はほっと安堵して、それからツリーの美しさを想像して、このクリスマス会にいってみたいなぁと思うのでした。


猿の手

カテゴリー: - doru @ 00時27分59秒

猿の手

著者 ウィリアム・ウイマー・ジェーコブス
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

 ここのレビューを読んでいる人なら『猿の手』を知らない人はいないだろうと思うぐらい古典の怪奇小説です。子供用の民話に3つの願いをかなえる話があるけど、あれはおかみさんにソーセージをつけて、離すだけで笑い話として書かれているけど、こっちの『猿の手』は3つの願い+怪奇小説で味付けしています。
もともとミイラ化した猿の手というのから小道具として怖いです。そして誰でも願いそうな大金を所望しますが、それは一番望んでないある出来事の結果として手にはいります。その後の願いも怖い。文中には家の外の描写は書かれていませんが、想像力を働かすとかなり不気味です。そして3つ目のお願いがかかって、恐怖は去っていくが、老人夫婦に残ったものは悲しみだけでした。


すっぽんぽんのすけ  

カテゴリー: - doru @ 01時23分16秒

すっぽんぽんのすけ  

作: もとした いづみ
絵: 荒井良二
出版社: 鈴木出版
本体価格: 1,000
ISBN: 4790250571

「すっぽんぽんのすけ せんとうへいくのまき」で喜んだちびは、この「すっぽんぽんのすけ」でも喜びました。

そして、この絵本の芸の細かさ、にんじゃのおやぶんにみーちゃんがさらわれて、にんじゃのあじとにいるみーちゃんを指差して、ちびはみーちゃんここにいるよっていうのです。それはごはんつぶに満たない大きさなのに、みーちゃんがわかるのですよね。小さい小さいみーちゃんを書き込むところも省略していなくて好感度あっぷします。

それにしても子供って、風呂からあがったらいつまでも裸になっているのが好きなのですよね。私はちびにパンツをはかせるために寒くなって・・・、はくしょん、ぶるる風邪ひいたかな?


人花

カテゴリー: - doru @ 15時08分05秒

人花

著者 ジョン・コリア
(集英社文庫 海外版 怪奇ファンタジー傑作選から)

 最初奇妙な蘭の花を見つける。どんな花かなぁと思っていると小さな蝿の形をした花だった。そこのところで気がついたらいいようなものだけど、蝿の形をしていてもそんな花があるのかなぁと思うものの気がつかない。そして次は猫、大きな蕾をみつけるのだけど、花開くまで見ることができない。ここで猫の頭だと気がつけば、取りこめられることもなかっただろう。そして人間の番、人間が植物になるってどんな気持ちだろう。昔のホラー映画にマタンゴというのがあったけど、あれは暴力的(気色悪い?)な植物の描写であった。どるちゃんは植物になったことはないから、植物の気持ちはわからないけど、そら恐ろしいものを感じます。


はははのはなし 

カテゴリー: - doru @ 00時54分46秒

はははのはなし  

作・絵: 加古 里子
出版社: 福音館書店
本体価格: 838
ISBN: 4834003191

うちのちびは6歳、いまだに虫歯がないのが自慢です。でもそんなちびにも困ったことがおきました。それは乳歯が永久歯にかわる時期がきていたのです。2週間に一度ぐらい抜けて、大人になるって大変だと思っているようです。
そんなとき図書館で出会ったのがこの絵本「はははの話」歯のことでナイーブになっている時期だけに、より歯に関心をとめるようになりました。はははははは・・・・はははははは、歯はいくつになるでしょう。最後のページの乳歯の歯と永久歯の歯を数えてちびがあーちゃん(ちびは私のことをあーちゃんと呼びます)歯磨きに行こうとさっそく誘っています。おばさんとちびは、いつも仲良く歯磨きします。


すっぽんぽんのすけ せんとうへいくのまき  

カテゴリー: - doru @ 06時23分24秒

すっぽんぽんのすけ せんとうへいくのまき  

作: もとした いづみ
絵: 荒井良二
出版社: 鈴木出版
本体価格: 1,000
ISBN: 4790250733

「すっぽんぽんのすけ」と一緒にこの「すっぽんぽんのすけ せんとうにいくのまき」を図書館に予約したのですが、せんとうにいくの方が先に借り出すことができて、まあいいかって感じで読んでいます。

うちのちびはお風呂が大好き。そしてみんなで一緒に入るせんとうも大好き。大きな風呂の中をハダカで走り回り、ママもあーちゃん(わたしのことをあーちゃんと呼びます)もちびの後をついていって大変です。

さてすっぽんぽんのすけもちびに劣らず悪者のにんじゃたちと大暴れ、でも悪者のにんじゃも強いけど、すっぽんのすけはもっと強い。はだかパワーは最強です。

でもすっぽんぽんのすけの活躍はおとうさんにはひみつでござんすよ です。


怪奇ファンタジー傑作選

カテゴリー: - doru @ 06時45分58秒

21日から怪奇ファンタジー傑作選のレビューをしようと思います。
この本の後ろには昭和55年4月発行と書かれています。今が2008年平成20年だから30年以上も前に発行された本だということになりますね。値段も260円と今では信じられない値段が書かれています。その本が20年ぐらい前ブックオフみたいなチェーン店化されていない昔懐かしい個人経営の古本屋で120円で売られていました。その古本屋ももう潰れてしまって今では更地になっています。ちょっと寂しいことですね。

では怪奇ファンタジー傑作選のラインナップです。

人花 コリア
猿の手 ジョーコブス
赤死病の仮面 エドガー・ポー
幽霊 マーク・トウェーン
骨 ブラッドベリ
ランプ クリスティ
人狼 マリヤット
手 モーパッサン
妖女 ゴーゴリ


ふしぎなたけのこ

カテゴリー: - doru @ 02時11分53秒

ふしぎなたけのこ  

作: 松野 正子
絵: 瀬川 康男
出版社: 福音館書店
本体価格: 800
ISBN: 4834000680

私の小学1年生のときに、教科書の一番最後に載っていたお話です。

懐かしくて図書館で借りてきて、姪っ子に読んであげました。でもちょっと文字が多かったらしくて、姪っ子は最初の1ページ読んだところで、あーちゃん(姪っ子が私のことをそう呼びます)代わって読んでと言いました。そして最後のページになるまで聞いていました。

たけのこがのびてのびてのびて、天高くのびて、たろーも一緒に天高くのびてどこまで行くのか、姪っ子もすごいねと言っていました。

そしてたけのこが切られて海まで行くのに、姪っ子もびっくりしていました。

でも、話の最後になって、たけのこは食べないのかなと姪っ子が質問してきたので答えに困りました。


かたあしだちょうのエルフ  

カテゴリー: - doru @ 03時05分24秒

かたあしだちょうのエルフ  

作・絵: おのき がく
出版社: ポプラ社
本体価格: 1,000
ISBN: 4591005364

私が小さい頃に読んで印象に残った本です。6歳の姪っ子にも読んであげたのですが、内容がシリアスなせいかいまいち受けませんでした。6歳という年齢がまだ早かったのだと思います。

で、私からの感想ですが、エルフは英雄の受難ですね。エルフは元気だったときは、エルフはみんなを守りみんなもエルフを誇りに思いますが、英雄エルフが傷ついたときはみんなから忘れ去られていく。そして片足となり、自分を守るだけでも難しいのに、みんなのために最後の敵と戦っていく。この内容は、英雄の物語でもあり、受難者の話でもあり、動物の形をとっているけど神話としても読んでもいいと思います。

姪っ子にはまだ早すぎましたが、小学校の2.3年生になってからまた借りて読んであげようかなと思います。


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